LiSA – LiVE is Smile Always~PiNK&BLACK~「ちょこドーナツ」【ライブレポート】

LiSA - LiVE is Smile Always~PiNK&BLACK~「ちょこドーナツ」

LiSA

LiSA – LiVE is Smile Always~PiNK&BLACK~「ちょこドーナツ」

2015年1月11日@日本武道館

日本武道館2日目は、LiSAの真骨頂である“ロック”を全面解禁した「ちょこドーナツ」。凛々しく歌い上げる、タフなLiSAを前にじっとなどしていられない。会場が一体となって歌い踊る、最高の光景が広がった。

TEXT BY 吉田可奈
PHOTOGRAPHY BY hajime kamiiisaka


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そして今、力強く叫んでいる

武道館2デイズの2日目「ちょこドーナツ」はLiSAのBLACKの部分、ロックを中心にしたテーマで行われた。「träumerei」のイントロが流れると、一気に絶叫に似た歓声が上がり、武道館が揺れる。そこにステージの中心からまっすぐ天を仰ぐように人差し指を掲げたLiSAが登場。その表情は赤いライトに包み込まれながら、最高の笑顔を見せている。2デイズの1日目を大成功で終えているとはいえ、彼女にとっては「何が起こるかわからない」と何度も口にしていた武道館。しかし、その不安を吹き飛ばすかのように、彼女は笑っていたのだ。そして今、力強く叫んでいる。

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その勢いが衰えることなく「oath sigh」を歌うと、「今日はBLACKの日なので、とことん飛ばしていくんでちゃんとついてきてよ。容赦しないからね」と宣誓し、「confidence driver」「DOCTOR」「永遠」、さらに「now and future」と続ける。“息つく暇もない”という言葉通り、全速力で、周りを巻き込み、限界まで持っていこうと勢いづく彼女に“休む”という概念はないようだ。そこで何よりも印象的なのが、飛ばし続ける彼女がずっと笑顔だということ。あぁ、すごく楽しいんだ。この楽しさを一緒にわかち合いたい、そんな彼女が練り上げたデート(ライブ)はとても最上級で、すべての人の心を掴む。その後の「ナミダ流星群」では、これまでの喧騒が嘘だったかのように静まり、その歌声に耳を澄ます。星が降る映像を背中に、堂々と歌い上げるその姿に、涙がこみ上げる人も多かったはずだ。

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よりLiSAッ子との絆や感謝を強く感じられた

手を伸ばしながらじっくりと、ゆっくりと歌う「無色透明」の歌声は、終演後も頭のなかでずっと流れているほど素晴らしかった。一度LiSAがステージを去ると、映像でモンスターと暮らしているLiSAのシンデレラ“的”物語が展開。BLACKの日のため、主人公のLiSAは毒舌でまさに性格がブラック。そんな可愛らしいジョークも彼女からのプレゼントのひとつ。武道館の1万人の心をほっこりと温めた瞬間、黒いドレスに身を包んだLiSAが、モンスターの“ドーナ”と“ナッツ”を引き連れて登場! なんと「L.Miranic」では2体と一緒にダンスを披露。その後歌詞を生かした映像とともに「覚醒屋」を披露し、LiSAの真骨頂であるドラマチックなロック・チューン「crossing field」で、より会場を揺らしたのだ。

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「容赦しないって言ったじゃん」といじわるそうに笑いながら、「say my nameの片想い」のダンスで会場をひとつにし、その後もまったくの容赦をみせず「EGOiSTiC SHOOTER」を筆頭にロック・チューンでたたみ掛ける。ひと息ついたLiSAは、しっかりとマイクを持ち、1年前に行った武道館公演について語りだした。そこでは体調を崩し、喉を痛めたまま当日を迎えてしまったこと。第一声で喉を潰してしまったこと。さらには、このまま自分ひとりを残して全員が帰ってしまうのではないのではないかという不安で震えたこと。自分の情けなさ、そしてみんなへの申し訳なさの気持ち……ただ、そのトラブルがあったことで、よりLiSAッ子との絆や感謝を強く感じられたという。それから1年。彼女は大きく成長し、同じ場所で「そんな想いを歌詞にした曲を聴いてください」と本編最後となる「シルシ」を涙ながらに歌い上げていた。

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でらありがとう!

アンコールでは、「みんなが毎日いろんなことがあるなかで、明日もいいことあるかもと思えるような、そんな歌と、背中を見せていけるようにこれからも一生懸命頑張ります。だから、信じていいよ」とおどけながら、顔をくしゃくしゃにして泣いた。これは、1年前に流した悔し涙ではなく、感動の、そして感謝の涙だろう。それは観ている人すべてに届いたようで、歌えない部分はすべてLiSAッ子が重ねるように歌い上げ、武道館全員でこの曲を完成させていく。

満面の笑顔を見せて、「今日は本当に本当に本当に……でらありがとう!」と叫び、この日の幕を閉じた。またひとつ、LiSAはハードルを越えたが、ストイックな彼女だからこそ、また次のデートでは驚くほど成長した姿を見せてくれることだろう。LiSAに無理をしないでといっても、どうせ笑い飛ばしてしまう。それなら、思い切り、その成長を楽しみにしようではないか。思い切り、楽しませてもらおうではないか。そう思えた、最高のデートだった。

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「いちごドーナツ」に引き続き、「ちょこドーナツ」でLiSAが着用した衣装を公開!

1着目
R-150115-YS-23チェック柄のパッチワーク・ジャケット。袖や襟元が黒なので、引き締まったクールな印象も。スカートは1段目が黒で、裾はハートマークでかわいらさを強調。

2着目

R-150115-YS-21ジャケットを脱いだ状態。シンプルな黒のノースリーブ・チュニックには、白レースでライン加工。

3着目
巨大なドルマン型ポンチョ。右肩には前面、左肩には背面に、それぞれラメ感のある白レースが付いており、動きに合わせてなびくのがポイント。

4着目
「いちごドーナツ」に続いて、ショート・ムービーそっくりな“LiSA姫”が。しかし、今回はロックがメイン・テーマということで、透け感多めのセクシーなミニ丈黒ドレスの“LiSA姫”です。

5着目
ビタミンカラーの黄色と赤い星のフリルが印象的な変形Tシャツ・ワンピース。背中は大胆にカットされており、その下にまた違うタイプの布地を合わせるあたりがおしゃれ上級者。なお、ライブ・グッズのツンデレチェックシャツを腰巻きに!

6着目
R-150115-YS-26昨日同様「シルシ」特別仕様で着用された白ラメ×フリルのワンピース。

7着目
アンコールでは、PiNK & BLACK Tシャツ〜BLACK Ver.〜の文字部分をラインスートンで加工したLiSAオリジナルのTシャツに、スカートは「いちごドーナツ」のアンコールと同じものを着用。


SETLIST

01.träumerei
02.oath sign
03.confidence driver
04.DOCTOR
05.永遠
06.now and future
07.ナミダ流星群
08.無色透明
09.L.Miranic
10.覚醒屋
11.crossing field
12.say my nameの片想い
13.EGOiSTiC SHOOTER
14.ROCK-mode
15.Rising Hope
16.ジェットロケット
17.シルシ

ENCORE

01.No More Time Machine
02.Mr.Launcher
03.Crow Song
04.Believe in myself

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