プロに聞いた! ミュージック・ビデオを観て就活の助けになるメイク法を学ぶ
家電量販店やアパレル店舗、宿泊施設といった従業員から親身な対応を受け、幅広い知識量やおもてなしのレベルの高さに感銘を受けた経験を持つ人も多いのではないだろか。
今回はそんな接客業への就活を行う女性学生に向けて、長年メイクを担当してきた美容師の山中道子さんに面接で効果的なメイクについて聞いた。
「接客業は対人折衝の機会が多いため、特別な個性よりも明るい印象が求められます。かといって華やかすぎるのも問題なので、その点のバランスを含めてメイクでの演出の仕方をアーティストから学んでみるといいでしょう」(山中さん)
それでは、山中さんにお手本にすべきアーティストの選出とそれぞれの解説をしてもらったので、順を追ってみていこう。
【目もと】Sumire
「彼女は上に細いアイライン、下にナチュラルな色のシャドウを入れています。はっきりした目もとを作るけれど、薄化粧に見える良い例でしょう。より面接官が好むようにアレンジするなら、面接時はできるだけシャドウを淡くすると、よりナチュラルかつ目力をキープできますよ」
【眉毛】AZU
「角を作っていない眉が特徴的ですね。眉毛を目頭から瞳の外側まで上げて、そこから角を作らないで下げればできあがりです。眉がいちばん大切なことをあまり気付いていないと思うんです。もし面接で角がある眉で挑んでしまうと、パっと見てきつそうな印象になってしまい、接客業においてはとても損です。人懐っこさや素直さが前面に出るこの角のない眉は就活において最高ですね」
【口元】CHIHIRO
「情熱的でありながらビシッと節度があり、自然な艶もいいですね。就活ではグロスは厳禁といってもいいほど。艶やかな印象を与えるのは避けたほうが無難でしょう。面接本番は、この赤さにベージュが入った色だとより良い印象を与えることができると思いますね。ポイントは、面接官の意識が口へ向かわせず、目力を強調した目もとに向かわせるようにすること。だから口紅の色は控えめでないとダメなんです」
接客業に求められるのは「健康美」だという山中さん。これらのアーティストを参考しながら、業界ごとに自分なりにアレンジを加えて効果的に演出してみてほしい。