今を生きることの大切さを教えてくれる、藤巻亮太ニュー・シングル

今を生きることの大切さを教えてくれる、藤巻亮太ニュー・シングル

藤巻亮太

藤巻亮太が待望のシングル「ing」をリリース! “いま生きる”ことの大切さをそっと語りかけてくれるような今作。レミオロメンの活動休止から約2年……彼はどのような活動をしてきたのであろうか? そして今作「ing」に込められた想いをたっぷり語ってもらった。

INTERVIEW & TEXT BY 森 朋之


逃避かもしれないです(笑)

──2012年にレミオロメンが活動休止、同じ年に1stソロ・アルバム『オオカミ青年』をリリース。今回のシングル「ing」まで約2年間のインターバルがありますね。

藤巻亮太 そうですね。なんで2年かかったかというと……まず、『オオカミ青年』とツアー(2013年の初めに行われた『TOUR2013“オオカミ青年”』)で、そのときの思いは全部吐き出せた気がしたんですよね。レミオロメンの10年のなかで溜まっていたものをすべて出し切って、空っぽの状態になったというか。そこから先に進もうとすれば、丸ごと音楽にぶつかっていくことになると思ったんです。レミオロメンとソロの線引きが見えづらくなるとも思ったし、まずは自分の気持ちを整理して、覚悟を決めなくちゃいけないなって。

──覚悟というと?

藤巻 ひとつはバンドのことですね。バンドは生き物だし、みんなの思いがひとつにならないと輝かないと思うんです。ただ、藤巻亮太としては、時期は言えないけど“いつか絶対やる”という覚悟が決まったんですよね。あとは“ソロもちゃんとやる”ということ。レミオロメンの反動としてのソロではなく、クリエイトするソロをやらなくちゃいけないと思って。そのためにはいろんなものを受け入れていく作業が必要だったし、それをしっかり書けたのが「ing」だと思うんです。

──「ing」に至るまでに2年という時間がかかった、と。曲を書いたのは最近ですか?

藤巻 2014年の夏ですね。8月までにシングル曲を決めましょうって半年以上前から言われてたんですけど、全然出来なくて。で、アメリカを旅したんですよ。

──曲想を得るために?

藤巻 いや、逃避かもしれないです(笑)。ナッシュビルでいろんなライブを見て、楽器屋さんを回って、いいギターが見つかったんですよ。それから、ニューヨークのブロードウェイでミュージカルを見て、そのあと、仲良くさせてもらってる野口健さんとアラスカで合流して……。

──めっちゃ楽しそうじゃないですか。

藤巻 良かったですよ(笑)。健さんと氷河ツアーに行く予定だったんですけど、最後の日はホテルにこもって曲を書いたんです。そのときに「ing」のワン・コーラスが出来たんですよね。

──「ing」というタイトルは“これからも進んでいく”という意思の表れ?

藤巻 それよりも“いまをどう生きるか?”ということですね。人間って、過去のことや未来のことに縛られてるところがあると思うんですよ。“あのとき、ああしておけば良かった”とか未来に対する不満から、苦しみが始まってるんじゃないかなって。そうじゃなくて、持っているエネルギーを“いまを生きる”ために使えたら、すごい可能性が生まれると思うんです。そういう願いも入ってますね、このタイトルには。

一瞬一瞬を大事にして生きるということは、毎日、生まれ変われるということ

──2曲目には映画『太陽の坐る場所』の主題歌「アメンボ」を収録。

藤巻 映画のラフを何度も見させてもらいながら書きました。高校時代に受けた傷を抱えたまま大人になった主人公の女性が、同窓会をきっかけにしてその傷と向き合うというストーリーなんですよ。心のとげを抜かないままにしておくのも、もしかしたらその人の個性なのかもしれないけど、この曲のなかでは“扉を開けて行くよ”と歌ってるんですよね。僕自身、地元(山梨)の友達に会ったときは、自分の座標を改めて確認できるような気がするし、すごく豊かな時間を過ごせるんですよね。それは明日からの自分にも影響を与えると思うし、そういう感覚を伝えられたらなって。

──3曲目の「Happy Birthday」もポジティブな意思が込められた楽曲ですね。

藤巻 「ing」の話の続きみたいな感じになるんですけど、一瞬一瞬を大事にして生きるということは、毎日、生まれ変われるということでもあると思うんですよ。そういう捉え方をすることで、この曲を聴いてくれる人の心が少しでも楽になったらいいなって。

──この曲にも“開けようね 幸せのドアを”というフレーズがありますね。

藤巻 そうなんですよね(笑)。“扉を開ける”というのは3曲に共通するテーマだったかもしれないです。僕自身、新しい扉をなかなか開けられなかったり、“中を見るのが怖い”という気持ちもあったし……。自分の意思で扉を開けて、リアリティを持った音楽を作る勇気が必要なんですよね、やっぱり。そのための月日だったのかなとも思いますね、この2年は。

──2015年はどうなりそうですか?

藤巻 「ing」が出たら“いよいよ動き出した”という感が出てくると思うし、2015年はソロ・アルバムを作って、しっかりツアーを回ろうと思っています。まずはどういうアルバムを作るか、ですね。アレンジも基本的に自分でやろうと思ってるので、何がやりたいのか? というのがもっとハッキリしてくるだろうし。とにかく2年間かけてチャージしたので(笑)、仕事しないと。

──アメリカも行ったしね。

藤巻 この2年間、けっこう旅をしてたんですよ。そういう時間は貴重だったと思うし、あとから振り返って“ずっと旅してたけど、いい経験だったな”と思えるようにしたいなって。来年は頑張ります!


リリース情報

2014.12.17 ON SALE
SINGLE「ing」
スピードスターレコーズ/ビクターエンタテインメント

J-141205-BA-1320

[初回限定盤/CD+DVD]¥1,800+税
[通常盤/CD]¥1,200+税

詳細はこちら
オフィシャルサイト

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