マダムミハエルの恋愛部【活動17】
音楽雑誌「WHAT’s IN?」とコラボして行っているこの“恋愛部”企画。マダム・ミハエル氏を顧問として、素敵な恋愛について、みんなで考えていくこの連載。今回は大人気のドラマ「きょうは会社休みます。」から学ぶ、“重い女”とは? 思い当たって、ドキッとしちゃう!?
“重いと思われているかも……” その思考を前向きに変えていくにはどうすればいいのか
“これをやったら相手から「重いなあ」って疎ましがられないかな?”
と、何か行動を起こす前に、自分の中から重い度合い測定を止められないループに落ちてしまって、かたまってしまう時ってありますよね。
“重いと思われているかも……”と悩みがちなあなた。今回の恋愛部では、今人気のドラマ「きょうは会社休みます。」を教材に、その思考を前向きに変えていくにはどうすればいいのかを勉強していくとしましょう。
思いは重い?
同じ読み方をする「おもい」という言葉。音だけ聞いていると、なんとも動きが鈍いような感じが伝わってきませんか。
ドラマの一場面で、友人が花笑(綾瀬はるか)に「そんなことで怖がってどうするのよ! そうやって何も確かめもせずに勝手に自分の中だけで終わらせるから男いないんだな」とバシッと言います。
何も確かめず、勝手に自分の中で終わらせようとする時、本心は隠し、逆のことを自分に言い聞かせ、ねじ伏せていることがほとんどではないでしょうか。
思いは表現しないといつまでも体に残り蓄積され、重い状態に変わっていきます。
人は、本当の気持ちとは裏腹に何もしなければ傷つくことはないし大事にも至らないという自己防衛を頻繁にやらかしますよね。しかし、終わらせたはずの思いは、吹き出物や口内炎を作って表面化させたり、訳もなく急に悲しくさせたりして、“完全燃焼をちゃんとしてくれ!”とサインを送ってきます。
どうしても気になって何度となく蘇ってくる思いは、それを燃焼させていくことが必要で、それが重要と教えにきてくれます。なぜなら、なかったことにせずにその気持ちに向き合っていくことは、古き自分を捨て、新しい自分になっていくという成長に繋がるからです。
ドラマの中でCEO(玉木 宏)は恋に悩む花笑にこうアドバイスします。
「傷つくことを恐れるより、変化できない自分を恐れるべきだ」
そうです。そのとおりです!
何もしないことは、傷つかないと思いきや、湧きあがってくる気持ちを封印していくことのほうが、心はぼやけて傷ついていく。このことを自ら体得していくことが大切です。それにはやっぱり今まで自分ができなかったことを行動に移していくことよりほかには学べないのです。
それでは、なぜに自分の中身が感じている感情を頭は押さえつけて、わざわざ気持ちを重くしていってしまうのでしょうか。
それは“間違えたらどうしよう”という恐怖からきているようです。間違いは正すために起きてくれます。ということは、間違えるのが怖くて何も行動を起こさなければ正すこともできないということです。
曖昧なまま、そのままにしていると、ずっと思いは体にとどまり、やがて重いに変わっていってしまいます。人生は一回だけ、悶々とした疑問や引っかかりは、なくしていってほうが楽しくなると感じませんか? なくしていくということは、自分に言い聞かせて納得させるのではなく心残りがないように行動してクリアにしていくということでしょう。答えが出ていないことはまだ出ていないということを、忘れていないことはまだ忘れていないということを自分がしっかり受け止めることがはじめの大きな一歩なのです。
このドラマの主題歌の中で槇原敬之さんも
“心の叫ぶ声に耳を 塞ぐ手をどければ IT’S TIME TO FALL!”
と歌っています。
FALLとは 新しい自分が始まる感覚なのではないでしょうか。
何か間違えたら、改めます! を合言葉に、思いを表現しながら成長していく未来型の女性、目指してみませんか。いい相手であれば、あなたと同時に未来型男性になっていくこと間違いなしです!
<PROFILE>
マダム・ミハエル
ネーム・リーディングアドバイザー。独自のネーム・リーディング・スタイルを確立。DM各局のゲスト出演や、女性誌にも頻繁に登場するなど、数々のメディア露出と共に、各界著名人のリーディングも行っている。(音楽雑誌「WHAT’s IN?」にて、毎月、生まれ月ごとの運勢を掲載中!)通常は東京・神宮前にて個人のリーディングを行う。◇ホームページ