“上手く生きるとか向いてない”とストレートに訴えかけるSuGのパンク・ロック!

2014.11.23

“上手く生きるとか向いてない”とストレートに訴えかけるSuGのパンク・ロック!

SuG

パンクをテーマにした最新シングルをリリースするSuG。彼らが“今の時代に表現をするとどうなるんだろう?” というボーカル武瑠のアイディアが多角的に取り込まれた作品だ。ストレートな想いを綴った歌詞にも注目してほしい。

INTERVIEW & TEXT BY 森 朋之


歌詞に関しても、自分のいちばん芯の部分を書こうと思ったんです

──活動再開後、3作目のシングルとなる「CRY OUT」のテーマは“パンク”。

武瑠 “SuG流パンク”ですね。当時(パンク・ムーブメントが起きた70年代後半)の熱量を持って、今の時代のなかで表現するとしたら、どんなことをやるだろう? って考えたんですよね。あの頃はエレキギター、エレキベースを使ったわけだけど、今だったら打ち込みとかレーザーとか、そういうツールを使うと思うんですよね、きっと。それを自分たちのスタイルでやったのが、「CRY OUT」なんですよ。

──なるほど。以前からパンクは好きなんですか?

武瑠 はい。最初に興味を持ったのはファッションなんです。雑誌のセックス・ピストルズ特集を見て、“カッコいいな”と思って。音楽的にはHawaiian6とか銀杏BOYZのほうが好きでしたけどね。やっぱり、ちゃんとサビのメロディがあるほうがいいなって。

──「CRY OUT」もポップですからね。

武瑠 90年代っぽいというか、サビはかなりベタですね。アレンジやサウンドで新しい感じになってるけど、コードとメロディだけで言えば、以前だったら“ちょっと恥ずかしいよね”って思ってたかも(笑)。すごく気に入ってますけどね、もちろん。みんなで歌えるし、ミクスチャー感もあるし、新生SuGのど真ん中にある曲というか。

──現在のSuGをもっともダイレクトに示す楽曲だと。

武瑠 そうですね。曲のタイトルを「SuG」にしようか悩んだくらいなんで。歌詞に関しても、自分のいちばん芯の部分を書こうと思ったんです。SuGの活動を通して伝えたいことだったり、普段から自分に言い聞かせていることだったり……。あと、活動休止から復活までの感覚も入ってるんですよね。1回ゼロになったけど、それはムダではないゼロだったなって。

久々に5人で集まったんですけど、どうでもいいアホな話とかして、すごく和むんです

──“上手く生きるとか 向いてないからやめたんだ”という歌詞も印象的。

武瑠 そこはずっと悩み続けるところだと思いますけどね。去年から今年の前半にかけて、音楽以外のことをやってる時間が多かったんですよ。クリエイティブなことをやりたいんだけど、その環境を作るためにやらなくちゃいけないことがたくさんあって……。そういう裏方の仕事はすべて俺が引き受けてるんですけど、前はそのことでイライラすることもあったんです。“なんで自分だけ”って(笑)。でも、今は“俺が頑張ることで、メンバーが自由に音楽をやれるんだったら、それでいい”って思えるようになったんですよね。それぞれに役割があるというか、実際yujiなんて“裏方的なことはいっさいできないから、いい曲を書くしかない”って言ってますからね。

──素晴らしいじゃないですか!

武瑠 昨日、久々に5人で集まったんですけど、どうでもいいアホな話とかして、すごく和むんですよ。で、“また頑張ろう”って思えるっていう(笑)。

──この先のライブについても聞かせてください。まず11月21日には異色の対バンイベント“SuGフェス -2014 冬-”を開催。今回は0.8秒と衝撃。、jealkb、バンドじゃないもん! が出演しますが、ジャンルも音楽性も見事にバラバラですね。

武瑠 自分たちにとってはこのほうが自然なんです。普通に“いいな”と思える人たちと一緒にやりたいし、ジャンルとかは関係なく、いろんなバンドを聴くっていう方向に世の中も戻ってると思うので。

──12月のワンマンツアーは?

武瑠 活動再開後の東京のライブはホールの会場だけだったから、スタンディングでやってみたいなって。最近、新しくファンになってくれた人がどんどん増えてるんですよ。男のファンも増えてるし、ライブの雰囲気も変わってきてるから、すごく楽しみですね。


リリース情報

2014.11.19 ON SALE
SINGLE「CRY OUT」
ポニーキャニオン
201411202026[初回盤A/CD+DVD]¥1,750+税 [CD+DVD]¥1,750+税 [通常盤/CD]¥926+税

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