思い出の品、好きな人の私しか知らない表情──大切な“あの人”との物語が詰まったaikoの新曲

2014.11.18

思い出の品、好きな人の私しか知らない表情──大切な“あの人”との物語が詰まったaikoの新曲

aiko

大事な思い出の品をなかなか捨てられなかったり、大好きなあの人のふとした表情は“あたし”しか知らないと思えたり。大切な人との物語がそれぞれに詰まったaikoの最新シングルを掘り下げる!

INTERVEW & TEXT BYもりひでゆき


今の表情は私しか知らないんじゃないかって思えて、なんかうれしい

──カップリングにはまず「ドライヤー」という曲が収録されています。これはどんな経緯で生まれたんですか?

aiko 家のドライヤーの取っ手のところがバカになってしまってて、髪の毛を乾かすたびに取っ手がパコッと折れてしまうんです。その取っ手を気にしながら髪の毛を乾かすんですが、髪の毛が長いので乾くのが遅い分、そのときにいろんなことを考えるんですよ。そんなときに浮かんだのが、この曲です。

──アレンジは、これまた初めてのコラボとなる川嶋可能さん。今までにないあらたなaikoさんの表情が見えている印象がありますね。

aiko 初めて聴いたとき、「面白い! すごい!」とときめきました。自分で作った曲やけど、川嶋さんがさらに色をつけてくれたおかげで、私がいちばんワクワクする曲になりましたね。

──そのワクワクした感情は歌にもあらわれているように思います。

aiko レンジの広い歌なので、高いところも低いところもしっかり音程に気をつけつつ歌いました。伊澤(一葉:あっぱ、the HIATUS、ex.東京事変)さんのピアノが素晴らしくて何度も歌いたいと思う曲でしたね。レコーディング中「もう一回歌わせてください」と何度もプロデューサーに言っちゃって、最後には「もういいよー」と言われてしまった曲です(笑)。

──歌詞の中には“あなたのくれた本の包み紙も何故かずっと捨てられなかった”といフレーズが出てきますが、aikoさんも大切な人との思い出の品を捨てられなかったりします?

aiko 捨てられないですねぇ。でも、忘れようと思って一気に捨てることもあります。お守りとかは……どうしたらいいんだろう? って悩みますけど(笑)。

──そして、もう1編のカップリング曲は「ハレーション」。言葉数をグッと抑えた歌詞ですが、そこに込められた強い思いが切なく、美しく胸に広がってきました。

aiko 家のテーブルの上に鏡を置いているんですけど、その鏡には時間によって太陽が映っていたり、テレビの光が反射していたりするんです。それがすごくきれいでとても好きなんですよ。で、さらに好きな人がそこに映ったとき、こっそり盗み見するのも好きで。今の表情は私しか知らないんじゃないかって思えて、なんかうれしいんですよね。そんなことから生まれた歌です。

──この曲のアレンジは吉俣良さん。aikoさんの歌声にすごくマッチした、心地よいグルーブ感が最高の仕上がりだと思います。

aiko ブラスアレンジも素敵だし、3連ならではのアレンジだと思います。歌に関しては、あまりこだわらず……笑って歌ってましたね。

──この曲はフェイクもすごく素敵ですよね。間奏でギターと絡むところとか、ロングトーンからラストのフェイクへと繋がる流れもシビれる感じで。

aiko ありがとうございます! 最近はレコーディングであまりフェイクをしていなかったので楽しかったです。スタッフの皆さんと「懐かしいね~」って言いながら作りました。

──本作がリリースされ、アリーナツアー“Love Like Pop vol.17.5”も終了しました。アルバム『泡のような愛だった』のリリースから、全国ツアー“Love Like Pop vol.17”、そして追加公演の“~vol.17.5”までの一連の流れはaikoさんにとってどんな時間になりましたか?

aiko あっという間に感じるけど、本当にいろんなことがあって……悔しい気持ちもうれしい気持ちもたくさん感じました。もっと自分のお尻をペチペチしばいて頑張りたいなって思いますね。

──11月22日には誕生日も迎えます。最後に、あらたな1年への抱負を聞かせてください。

aiko そろそろ身を固められれば…たられば……(笑)。


リリース情報

2014.11.12 ON SALE
SINGLE「あたしの向こう」

初回限定仕様盤:カラートレイ&初回限定ブックレット

[初回限定仕様盤][通常仕様盤]¥1,200

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