“aiko live tour Love Like Pop vol.17.5”

“aiko live tour Love Like Pop vol.17.5”

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“aiko live tour Love Like Pop vol.17.5”

2014年10月31日(fri)@横浜アリーナ

ハロウィンと重なった、アリーナ・ツアー横浜公演の一日目。“赤ずきん”の衣装を纏った可愛らしいaikoにキュンとなったオープニングから、多幸感に包まれる。印象的な光の中で歌われるシーンや、ロックに長い花道を駆け抜ける姿など、ワクワクした気分を存分に届けてくれた。そんな夜をレポート!

TEXT BY もりひでゆき


“赤ずきん”の衣装を着たaikoと、“オオカミ”のかぶりものをしたバンドメンバー

 6月からスタートした全国ツアー“Love Like Pop vol.17”の追加公演となるアリーナツアー“Love Like Pop vol.17.5”。その初日となった10月31日はハロウィンと重なったため、客席には思い思いの仮装をしたファンたちが多数見受けられた。そして、ライブが始まると“赤ずきん”の衣装を着たaikoと、“オオカミ”のかぶりものをしたバンドメンバーがステージ上に! 初日にしてスペシャルなハロウィンパーティを意識した、そんな演出に会場は一瞬でヒートアップ。その熱量をさらに高めるべく、ライブは1曲目「運命」から「be master of life」「エナジー」「愛の病」とアップテンポなナンバーを連発し、横浜アリーナを大きく揺さぶっていく。

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 広い会場の隅々にまで思いを届けるように腕を大きく伸ばしてみたり、モニターに足をかけてロックな表情を見せてみたり、長い花道を歩きながら客席との距離をより縮めてみたりしながら、心底楽しそうな表情で歌うaiko。赤ずきんを脱ぎ、通常の衣装に戻った後は、「花風」「サイダー」「キスの息」といったキラーチューンを次々と聴かせていく。観客一人ひとりに配られたザイロバンド──通称“束縛バンド”がコンピューター制御によって楽曲に合わせた光を放つことで、会場全体が様々な色に染め上げられていくのも圧巻の光景だった。おのおのが照明演出に参加できることによって生まれる濃密な一体感が最高に心地いい。

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美しい調べで曲に込められた切ない感情をグッと深いものとしていく

 ライブ時にはまだ未発表だった「ドライヤー」をいち早く披露した後は、感涙必至のバラード「気付かれないように」。曲の中盤にはステージ上に豪華なストリングスチームが登場、美しい調べで曲に込められた切ない感情をグッと深いものとしていく。そして、アウトロでは会場が暗転し、ステージ上方に満天の星空が出現する。ザイロバンドも青く光ることで、観客それぞれが星のひとつひとつになったよう。そんな光景を眺めていると、花道途中に設置された円形のセンターステージに光が灯り、aikoとバンドメンバーたちがゆっくりとせり上がってくる。そこからはアコースティックな雰囲気で「恋のスーパーボール」や「ポニーテール」「大切な人」を。斬新かつ感動的な照明効果により、aikoの情感に満ちた歌声がより色鮮やかに胸に染みてきたのが印象的だった。

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 メインステージに戻った後は、ハッピーな光景を描き出した「キラキラ」から再びアッパーなナンバーで会場を大きく盛り上げていく。「染まる夢」と「舌打ち」では歌詞を盛り込んだスリリングな映像がオーディエンスの感情を視覚的にも刺激していく。タンバリンを持ちながらスタンドマイクで歌う「相合傘」でのセクシーな表情も最高だった。恒例の「男子!」「女子!」「そうでない人!」のコール&レスポンスや客席との会話を挟んだ後、ライブはいよいよクライマックスへ。イントロで金銀テープが舞った「ボーイフレンド」の間奏では、カボチャのバケツからお菓子を取り出して客席へと投げ込んでいくハロウィンならではの演出も。そして、これまた恒例の楽しいバンドメンバー紹介を盛り込んだ「Power of Love」を経て、「みんなに届きますように。一生懸命歌います」というひと言とともに最新シングル「あたしの向こう」を歌い、本編は幕を閉じた。

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美しい花道で、会場にいるすべての人と熱い想いを交し合っていく

 アンコールでは、センターステージからaikoが登場。ピアノと歌のみでゆったりとサビを歌い、そこからバンドインしていくアレンジでまずは「シアワセ」を。「どろぼう」では、まるで飛行機の滑走路のようにライトアップされた美しい花道で、会場にいるすべての人と熱い想いを交し合っていく。そして、「輝いた明日が来ますように!」という言葉に続けてラストナンバーとなる「明日の歌」を感情たっぷりに歌い上げた。すべてを歌い終えたaikoは満面の笑みを浮かべながら「サイコー!」と生声で叫び、花道を歩きながらその瞬間の想いを即興の歌として届けていく。いつしかそのメロディは聴き覚えのあるフレーズへ。“♪いつかまた逢える日が来るでしょう”“♪その日まで元気でいてね”。そんな次へのあたたかな“約束”で、aikoと観客たちがひとつになった約3時間にもわたるライブは感動的なエンディングを迎えたのだった。


リリース情報

2014.11.12 ON SALE
SINGLE「あたしの向こう」

初回限定仕様盤:カラートレイ&初回限定ブックレット

[初回限定仕様盤][通常仕様盤]¥1,200

詳細はこちら

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