ロックン・ロールのその先へ!go!go!vanillasついにメジャー進出

ロックン・ロールのその先へ!go!go!vanillasついにメジャー進出

go!go!vanillas

日本語ロックン・ロールであらたな道を切り開く、新星バンド・go!go!vanillasが11月5日リリースのアルバム『Magic Number』でついにメジャー進出! 彼らが秘めている熱い想いが存分に発揮された、聴きごたえたっぷりのパワフルなアルバム。一体どんな作品に仕上がっているのだろうか?

INTERVIEW & TEXT BY フジジュン


いろんな音楽が聴ける今の時代だからこそできることもあるんじゃないか?

──メジャー1stアルバム『Magic Number』が完成。出来上がった感想を聞かせてください。

牧 達也 大満足の作品になりました。作詞作曲における成長も実感できたし、go!go!vanillasが何を提示したいか? ライブをどう楽しんでいきたいのか? が形にできたと思います。

──そこは意識的に出した部分だった?

 そうですね。インディーズ時代のアルバムやたくさんのライブを経て、足りない部分も見えてきたし、貫きたい部分もわかってきて。それをわかりやすく提示したくて、自分で表現を制限せずにもっと好きなことをやっていこうという気持ちで取り組みました。ルーツとしてのロックン・ロールの部分は持ちつつ、そこで終わらせないようにしようといろんな要素を取り入れて。今作が完成したことで、自由にやってもブレない自信もつきました。

長谷川プリティ敬祐 1年前までは自分たちの信じたルーツ・ミュージックで感情を爆発させてたんですけど、いろんな音楽が聴ける今の時代だからこそできることもあるんじゃないか? と、新しい可能性を突き詰めて出来上がったのが今作で。結果、今の時代を生きる人たちとちゃんと感情を共有できる作品になったと思います。

──僕も聴かせてもらって、最初はすごくポップだなと思ったけど、繰り返し聴くうちにすごく聴きごたえのあるアルバムだなと印象が変わって。それってたぶん、根っこにあるロックン・ロールの部分に触れたんだろうね。

 そのポップさというところが重要で。今まではいろんな人に聴いてほしいと言いながら、音楽の趣味が近い人に聴いてほしいという気持ちが強かったと思うんです。そこでじいちゃん、ばあちゃんや子供たちにも「いい曲だな」って言われる曲が作りたい、多くの人と繋がりたいという意味でのポピュラリティを今回、すごく意識していて。良い音楽はどんな人にも伝わるということはビートルズも証明しているし、そこに普遍性があると思うんで。まずは「良い曲だな」と思ってもらって、その根幹にルーツがあることを気付いてもらえれば良いなと考えられるようになったんです。

宮川怜也 だからこそ、自分でも聴いててすごく気持ち良い、何度も聴きたくなるアルバムになったと思うし。ロックン・ロールから派生した、僕たちの好きな要素をしっかりイン・プットして、アウト・プットできた、良いアルバムが完成したなと思います。

ジェットセイヤ リズムにしても音にしても、牧の作曲方法もいろいろチャレンジしていて。僕たちのあらたな面が11曲に表せたと思います。

──今回、作曲方法も変わったんですか?

 はい。ライブでどう聴かせたいか? とか、こうしたらお客さんが盛り上がってくれるんじゃないか? というのを考えながら、ひとつずつパーツを作っていって。大きなテーマの元にパーツを組み合わせて、レコーディングで出来上がった曲を聴いたとき、「ああ、こういう曲になったんだ」って初めて判断するような作り方に挑戦したんです。そうすることで漠然とした雰囲気で作るのではなく、一つひとつのパートにすごい気持ちが込められたし、自分が作ったんじゃないような感覚さえあったんです。それが『Magic Number』というタイトルにも繋がっていくんですけど。

「日本のアーティストとして、もっと新しいことがしたい」

──面白い! まるで魔法みたいに、想像以上の曲が出来ていったと。でもマジックにタネがあるように、そこには裏付けがあって。

 そうです。そこでひとつの必勝パターンが見えてきたから、どの曲も作る前から良い曲になる自信もあったし。自分たちの色ややり方がひとつ確立した感はありましたね。

長谷川 牧が新しい方法を確立していくのと同時に、楽器隊も新しい方法を確立しなきゃいけないんで、大変でしたけどね(笑)。

──具体的にキッカケになった曲はあった?

 「オリエント」ですね。この曲から歌詞をもっと深く考えたいという意識が生まれて、「日本のアーティストとして、もっと新しいことがしたい」という気持ちが芽生えて。そしたら曲を作りながらすごいドキドキしたし、鳥肌が立った感覚があって、「これは間違いない」と思ったんです。そこからは自分の本能を信じることで歯車が回っていって、どんどん曲が出来ていった感じでしたね。

──ではそんなアルバムのなかで、それぞれ特にお気に入りの曲を聞かせてもらえますか?

 僕は「春眠」です。僕の歌のアプローチが新しいし、上手くいったので印象的なのと、ギターもレコーディングですごく楽しくて。

長谷川 僕は「セルバ」に、自分たちが良いと思ったものを素直に表現しようという姿勢がいちばん表せていて好きですね。これはアルバムでいちばん最後に出来上がった曲だったので、自由にできた部分もあったんです。

宮川 僕は「マジック」。ケルトやカントリー、ロックン・ロールと大好きなルーツ・ミュージックをたくさん入れられたので大好きです。

ジェット 僕は「トワイライト」ですね。同じビートをキープしながら、そこにどう熱を込められるかというところで、自分でも挑戦になった曲だったんですが。歌詞がついて、また新鮮な気分で聴けて良かったです。

──そして、11月にアルバム・ツアーもスタート。バラエティに富んだ対バンも面白いです。

 僕らはシーンの中心にいないところが面白いと思ってて、自分たちに似てるバンドもあまりいないと思うんです。でも、中心にいないからこそいろんなことができるし、その面白さが浸透している実感もあって。アルバムもライブもそうだけど、予定調和では終わらないところにゾクゾクできると思うので、そんなところにも期待してほしいですね。


リリース情報

2014.11.5 ON SALE
ALBUM『Magic Number』
ビクターエンタテインメント/Getting Better Records

J-141031-BA-1150

[初回限定盤/CD+DVD]¥3,000+税
[通常盤/CD]¥2,500+税

詳細はこちら


ライブ情報

「Magic Number」Tour 2014 – 2015

詳細はこちら
オフィシャルサイト

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