“B1A4 2014 LIVE TOUR 「ROAD TRIP to Japan-Ready?」”

“B1A4 2014 LIVE TOUR 「ROAD TRIP to Japan-Ready?」”

B1A4

“B1A4 2014 LIVE TOUR 「ROAD TRIP to Japan-Ready?」”

10月16日(木)@東京国際フォーラム

一段と大人な雰囲気を加速させた5人組グループのB1A4。少し前までは“可愛い”と称されることがぴったりだった彼らが、男性としてもアーティストとしても急成長したことが感じられる今回のワールド・ツアー。そんな魅惑の一夜となった国際フォーラムでのライブをお届けする。

TEXT BY 永堀アツオ


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本格派のアーティストにしか出せない風格のようなものが漂っていた

 日本2ndアルバム『2』を引っさげて開催されたアリーナ・ツアー“Listen To The B1A4”から約半年。B1A4にとっては初のワールド・ツアーとなる“ROAD TRIP”の日本公演“ROAD TRIP to Japan-Ready?”のステージに立った5人のパフォーマンスからは、本格派のアーティストにしか出せない風格のようなものが漂っていた。「男子三日会わざれば刮目して見よ」という言葉があるが、日本デビュー3年目に突入した彼らも日々、鍛錬を積んできたのだろう。本国でトップ・グループとして快進撃を続け、台北、上海、マニラ、メルボルン、シドニー、日本、アメリカと、世界各国のステージを経験しことで、強さと自信を獲得したのかもしれない。とにかく、もうアイドルやボーイズ・グループとは呼べないなと感じるほど、アーティストとして見違える成長を感じた。

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 オープニング映像に映し出されたのは、彼らが共同生活を送る家のある朝の出来事。シヌゥが歯磨きをし、ゴンチャンは冷蔵庫からドリンクを取り出して飲み、バロは音楽を聴き、サンドゥルが読書を楽しんでいる。目覚めたばかりのジニョンが、あることを思い付き、メンバーの声をかける。世界地図を広げ、カバンに楽器を詰め込んで、彼らの旅がはじまる。

JINYOUNG

 旅のはじまりの合図は、デビュー・シングル「OK」。白いシャツに白いジャケットをはおった彼らの立ち振る舞いは、この1曲目から、これまでよりもスマートで洗練されていた。フリが変わっているわけではないのだが、例えば、決めに合わせて右手を高々と挙げるポーズだけでも、大人っぽく、クールに感じたのだ。続く「Beautiful Target -Japanese ver.-」にはお馴染みの“新芽ダンス”もあったが、やはり可愛いだけではないスムーズさがあり、ラストのファイティング…ポーズも決まっていた。また、この2曲だけで、シヌゥの日本語の上達ぶりが伝わってきたことも記しておきたい。

CNU

この5人でしかなしえないハーモニー

 最初のMCでバロが「今日、ここにいるみんなと僕たちは一緒に旅に出ます。旅に出る準備はできてますか?」と観客に呼びかけた。黒のハットをかぶり、セクシーなダンスもみせたR&Bナンバー「OH MY GOD -Japanese ver.-」、ファンキーなベースラインを下敷きにしたソウルポップ「君のせいで」、生のバンドサウンドによってタフなグルーブ感がました「Beautiful Lie」。ジニョンの歌声が軽快に弾み、サンドゥルは切なくエモーショナルに歌い上げ、強さを感じるシヌゥが放つ歌声とバロの重く攻撃的なラップが絡み、ゴンチャンはひざまづいて囁く。5人の個性が絶妙にブレンドされたナンバーに続いて、スタンドマイクが登場し、シヌゥが作ったアーバンR&Bナンバー「Seoul」を披露。歌い手だけにスポットライトがあたる演出で、その歌声の魅力をじっくりと知らしめてくれた。日本では初披露の曲だが、サンドゥルの自由自在なフェイクやバロのラップに繋ぐロングトーンに鳥肌が立った人も多かったのではないかと思う。オリジナルよりもテンポを落としたアレンジの「歩いてみる」から、シヌゥの雄叫びがブリッジとなった「THIS TIME IS OVER」と続いた2曲では、この5人でしかなしえないハーモニーをもって、言葉に言い表せない哀しみを実に見事に表現していた。

SANDEUL

ボーカリストとしての成長や変化、表現力の高さを感じさせる2曲

 BAROの「It’s Over」というつぶやきでステージが暗転すると、画面に「It’s Over?」「Not Yet?」「Do You WANT?」「Follow Me!」という文字が浮かび、カメラは彼らの楽屋へと突入した。舞台裏を見せたあと、バロのヒューマンビートボックスに合わせて、メンバーが歌いながらステージに登場。再び、椅子に座り、新曲「僕は何なのさ(ネガモガデ)」と「Empty Mind」のアコースティック・バージョンを歌った。ジニョンのファルセットを基調に、サンドゥルとシヌゥがその歌声だけでテンポを変え、スケール感を広げていく。ダンスやバンド演奏に頼らずとも成立する、ボーカリストとしての成長や変化、表現力の高さを感じさせる2曲だった。

BARO

 スカフレーバーが漂うハッピーソング「Amazing」、ネクタイを使ったさりげなくも凝ったダンスをみせた「Lonely」、点滅する照明のなかで、サンドゥルを中心にしたフォーメーションダンスを披露した「TELL ME WHY」。3曲続けたあと、スクリーンにはリハの模様が映し出され、後半戦に突入した。カジュアルなスタイルに着替えた5人はジニョン作の最新シングル「SOLO DAY -Japanese ver.-」や「イゲ ムスン イリヤ〜なんで? どうして?」といったヒット曲に加え、日本未発売のミクスチャー・ロック「A Glass Of Water(ムルハンジャン)」など、一緒に歌い、踊り、叫べるアップテンポのナンバーで観客のテンションをマックスに引き上げ、最後は歌詞がそのままファンに向けたメッセージになっている「おやすみgood night」「You Are My Girl」で本編の幕は閉じた。

GONGCHAN

 アンコールでは、衣装をツアーTシャツに変え、多幸感あふれる「IN THE AIR」と、壮大なバラードナンバー「IF…(君さえいれば)」を熱唱した。ライブの後半はデビュー当時のキュートさも見せてくれたが、歌声そのものを聴かせるバラードで終えたのは、ボーカリストとしての成長を実感しているからこそ。ジニョンは「皆さん、また一緒に旅をしましょう」と約束してくれたが、次に会うときまでに、彼らはまだ、どれだけの成長を見せてくれるのか。ボーカリスト、ラッパー、パフォーマー、ソングライターとして進化を続ける彼らとの再会が今から楽しみでならない。

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SETLIST

OK
Beautiful Target -Japanese ver.-
OH MY GOD -Japanese ver.-
君のせいで
Beautiful Lie
Seoul
歩いてみる
THIS TIME IS OVER
僕は何なのさ(ネガモガデ)
Empty Mind
Amazing
Lonely
TELL ME WHY
SOLO DAY -Japanese ver.-
イゲ ムスン イリヤ〜なんで? どうして?
A Glass Of Water(ムルハンジャン)
おやすみgood night
You Are My Girl

ENCORE

IN THE AIR
IF…(君さえいれば)

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