男子厨房に入る!男性アーティストが「男の料理」を歌う曲

2014.10.26

TEXT BY 齋藤奈緒子
PHOTO:© Czanner – Fotolia.com

食と音楽の究極のコラボ。料理男子は音楽界にもいる!

 速水もこみちの『MOCO’S KITCHEN』や『男子ごはん』の人気の例を挙げるまでもなく、料理上手な男子は、女子にとってかなりの高ポイント。でも、「うんちくが多い」「お金や時間をかけすぎ」「後片付けしない」男の料理は逆に嫌われる理由にも……。昨年、レシピ投稿サイト「クックパッド」に、簡単かつわかりやすい、ロッカーらしからぬレシピを投稿して話題になったシャ乱Qのはたけのように、女子が料理男子にテンションが上がるのは、本人の雰囲気と、どんな料理を作れるかの「組み合わせ」による気がします。というわけで今回ご紹介するのは、男性ミュージシャンが、料理する自分について歌った曲。女子から見た、男の料理の萌えツボが満載です!

●山崎まさよし「パンを焼く」

 一時期、曲を作らずにカレーばかり作っていた(しかもスパイスから。ナンまで手作り!)という、根っからの料理男子ミュージシャンが山崎まさよし。デビュー前にレストランの厨房で働いた経験を持ち、「ドレッシング」「セロリ」「中華料理」など食べ物の曲も多数! そんな彼のNo.1料理ソングが、デビューアルバム『アレルギーの特効薬』に収録された「パンを焼く」(1996年)。この曲の中で彼は、パンを粉から焼き米を炊き、ホワイトソースのスパゲティー、はては蕎麦まで打ってしまいます。

 この曲の萌えツボは、“君のために”“好きならしょうがない”“ちょっと貧しくても”といった歌詞に見える、貧乏を料理力でカバーしようとするケナゲさ。そして、料理があくまで、女の子が自分の部屋に来て関係を持つための「口実」、いうなれば「罠」であるところ! 山崎まさよしのあのマイペースそうなルックスで、しかも器用な草食系に見せかけて、実は超肉食! そこがいい!!(机ドン) ひとつ気になるのは、メニューが炭水化物ばっかりなところ。この人とつきあったら確実に太ります。

●KREVA「調理場」

 続いてはKREVAの「調理場」(2013年、アルバム『SPACE』収録)。この曲は音楽制作を料理に例えていて、“生野菜だってかまわない だけど持っとくべき 頭の固い わからずや だまらす バーニャカウダ”という一節が。生で十分美味い素材でも、俺がもっとおいしくてオリジナルな味にしてやるぜ! ということでしょうか。その揺るぎない自信とストイックさに惚れます! フランベ(フライパンにアルコール入れてファイヤー)とかやってほしい!

 ちなみにKREVAは、ライブでエプロン姿の料理人“呉萬福(クレ・マンプク)”というキャラで、料理のように曲を作るパフォーマンスをしたこともあり。男子のエプロン……これも強烈な萌えツボですね。腕は必ずまくっていただきたい。

●真島昌利「カレーライスにゃかなわない」

 最後にご紹介するのが、THE BLUE HEARTS、↑THE HIGH-LOWS↓、ザ・クロマニヨンズのギタリスト・真島昌利の1994年のソロ曲「カレーライスにゃかなわない」。この曲で大好物のカレーとゆで卵を作るマーシーの、楽しそうなことうれしそうなこと! “ジャガイモ ニンジン 玉ねぎ トリ肉 カレーライスを作るのだ(そりゃいいね)”“980円のCD ボリュームあげて 楽しい気分 カレーライスだぞ”と自由を満喫し、カレーにあえて熱いミソ汁をつける無茶っぷりもいかにも男子。なのに最後に“悲しい気分にサヨナラ”と歌われた日には、「何も気付いてあげられなくてあたしのバカバカ!」と壁を殴りたくなるほどの妄想ガソリン曲です。

 自分の好きなものを思いっきり作る楽しさと、そういう生活のこまごまでは埋められない何か。そういうものが感じられる男の料理って、なんだかいいなぁと思ってしまうのです。

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