HYDEが吸血鬼に!? 全編ロンドンで撮影されたMVが話題のVAMPSのニュー・シングル!

HYDEが吸血鬼に!? 全編ロンドンで撮影されたMVが話題のVAMPSのニュー・シングル!

VAMPS

映画『ドラキュラZERO』の日本版イメージソングとなっている「VAMPIRE’S LOVE」をシングルリリースしたVAMPS。これまでのVAMPSにはなかった、バラードに仕上がった今作はアートワークも含めて楽曲の世界に入り込める1枚だ。HYDE、K.A.Zそれぞれにこの曲に込めた想いを聞いた。

INTERVIEW & TEXT BY 本間夕子


HYDE

本気のバラードを一回、VAMPSで手がけてみたかった

──ニュー・シングルの「VAMPIRE’S LOVE」、本当に素晴らしいバラードに仕上がりましたね。これまでのVAMPSにはちょっとなかったタイプのバラードだなという印象も受けました。

HYDE 僕自身、本気のバラードを一回、VAMPSで手がけてみたかったのと、バラードというものについての新しい提案ですかね。歌い上げる感じの。ライブでもそういう曲が1曲ほしかったし。

──“本気のバラード”というのは?

HYDE 僕も好きだけど、みんなも好きでしょ? みたいなことかな。VAMPSの音楽はどちらかというと人を選ぶほうだと思うんですよ、好き嫌いが分かれるというか。でも、これは入口として“僕も好きだし、みんなも好き”っていうのが肝で。誰もが好きで、ロックな曲としてもちゃんと成立するっていう。ちょっと試行錯誤はしましたけどね。だからメロディもかなり注意して、歪みで声を出しても歌えるようなものにしていたりとか。何回もメロディを変えて作っていった結果が今のこの形なんです。完成までかなり時間をかけました。

──歌詞に関してはいかがでしょう。

HYDE 曲自体はかなりしっとりした印象だと思うので、歌詞とか世界観を少しホラーっぽいというか、面白い方向に持っていくのが新しいんじゃないかなと思って。キレイな曲にキレイな歌詞は当たり前すぎるので、そこにファンタジーの要素を入れてみた感じですね。でも、これ、タイトルは「VAMPIRE’S LOVE」だけど、内容だけ読むと実は吸血鬼じゃなくても成り立つ歌詞なんですよね。タイトルを見なければ純粋な片想いの歌なので、そういう意味ではいろんな人に共感してもらえると思うし。ある種のダブルミーニングですね。

──まるで映画を観ているみたいなミュージック・ビデオ(以下、MV)も然り、ジャケットや初回限定盤Bに付属のストーリー・ブック(絵本)など、アートワークにもかなり力を入れていらっしゃいますね。

HYDE すぐにMVのストーリーが浮かんだんですよ。デモを作った直後かな、フッとストーリーが降りてきて。自分でストーリーを作ってしまった以上はそれを映像としても完成させたかったので、MVも脚本から全部、僕が手がけました。それを映像作家の二階健さんに撮ってもらったんです。3月にロンドンでライブがあって、そのときに撮ったので撮影自体は3日くらいで終わったんですけど、ストーリーを映像だけで理解できるものにしたかったので、やっぱり時間はかかりましたね。そこからジャケットなどを膨らませて行きました。

──必見のMVだと思います。ジャケットなどのアートワークはMVから発展したものなんですね。これもまたずいぶん印象が変わりましたが。

HYDE そうなんです。これまでの雰囲気だと曲に合わないなと思って。今までは合わなくてもそれで通してきたんですけど、少しこの曲を突き詰めた形にしてみるのも悪くないなって。“VAMPS”にこだわったら、きっと今までと同じ路線になっていたと思うけど、そうではない形のものも創造しておきかったというかね。たまにはスペシャルなのもいいでしょ。

K.A.Z

切ないよね。ホントいいMVだと思う。ストーリーもしっかり伝わってくる

──ロック・バラードの最高峰とも呼びたいニュー・シングル「VAMPIRE’S LOVE」ですが、最初は「THE JOLLY ROGER」のカップリング的な曲としてリリースされる予定だったそうですね。

K.A.Z うん、最初は。でもカップリングっていう感じの曲でもないと思うし、映画『ドラキュラZERO』主題歌っていうタイアップのおかげで、季節的にもちょうどよかったなって。夏も終わって、ちょっと寂しいなっていうときにしっくりくる哀愁感のある曲だから。

──作曲はHYDEさんですが、K.A.Zさんはこの曲に対してどういうアプローチで臨もう、と?

K.A.Z 少し冷たい感じなんだけど透明感が立ってくるような音だったりアプローチだったりをギターでできたらと思っていました。ちょっと寂しさも感じる曲だし、ピアノやストリングスが入っているからギター・サウンドとしては手触りとか耳触りが冷たいほうが合うかなって。

──この曲のロックな部分を支えるという意味でも、K.A.Zさんのギターはかなり重要な役割を担っていますよね。

K.A.Z 最初に聴いたイメージとしては、やっぱりサビとかはある程度、力強くしたいなって。二転三転して今の形になったわけですけど、実際にこういう感じの力強さになったのはホント最後の最後、L.Aでの作業だったりもするんです。だから全体のアレンジが決まるまでは相当、時間はかかってますね。

──しかもすごく新鮮で。これまでのVAMPSにはちょっとなかった、また新しいタイプのバラードだなと思ったのですが。

K.A.Z 今までにもピアノやストリングスの入っている曲はあったけど、こうやって前面に出したことはあんまりないから、そういう意味ではVAMPSの新しい一面が見える曲だとは思います。あと、今までにないようなMVのテイストが曲の雰囲気にも作用してお互いにうまくバランスが取れているところは、たしかにちょっと新しいかもしれない。

──MVもとてもよかったです。ぐいぐい世界観に引き込まれました。

K.A.Z 切ないよね。ホントいいMVだと思う。ストーリーもしっかり伝わってくるし、観ていても切ない感じがすごく出ていると思ったし。不老不死のまま年を重ねていく吸血鬼の哀しさとか、逆に人って年を取っていくんだなとか、両方の切なさがあって、すごく深い。同じ時間を過ごしていても、吸血鬼のほうはずっと生き続けなくちゃいけないけど、人間の命には限りがあるからいつか終わりを迎えてしまうっていう。

──K.A.Zさんもこういうストーリーはお好きですか。

K.A.Z うん、好きですね。歌詞だけでどうこうというより、MVを観ることでより世界観が伝わってくる曲だと思うんですよ。そういう強さがこのストーリーにはあるかな。MVを観るとより曲に入り込みやすいというか。

──今回はジャケットなどのアートワークも今までとは雰囲気がかなり異なっていて。

K.A.Z これこそ今までにはなかったような。トータルとしてこの曲にはHYDEの世界を感じますね。


リリース情報

2014.10.8 ON SALE
SINGLE「VAMPIRE’S LOVE」
Dellcious Deli Records 

J-141009-FY-2031

【写真:初回限定盤A CD+DVD】¥1,728+税
【初回限定盤B CD+STORY BOOK】¥3,024+税
【通常盤CD】¥1,080+税

詳細はこちら


ライブ情報

“VAMPS LIVE 2014-2015”
詳細はこちら


オフィシャルサイト

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人