抜群の音楽センスを持つ、當山みれい第2弾作品!

抜群の音楽センスを持つ、當山みれい第2弾作品!

當山みれい

今年6月にシングル「Fallin’ Out/I Wanna NO feat. SHUN」でメジャー・デビューを果たしたダンス・ソングライターの當山みれい。彼女の多面性が色濃く表現された第2弾作品について語ってもらった。

INTERVIEW & TEXT BY 若松正子


「めっちゃ、頑張らな!」
 

──6月のデビューから4ヵ月経ちますが、心境の変化などはありましたか?

當山みれい 私、昔から話すことが苦手だったんですよ。だから、伝えたいことは曲にしてきたんだけど、デビューしてからこうしてインタビューを受けたり、ライブのMCをする機会も増えたので、前よりちょっと上手に話せるようになった気がします。あと、デビュー・イベントをやったことで、ステージに立つ意識が変わりましたね。 

──日本でのデビュー前から、アメリカでゴスペル・チームに所属。そこで全米デビューを果たし、“舞台に立つ”経験を多く積んでいますよね。それとはまた違う?

當山 まったく違いますね。だって、イベントでは自分ひとりのために、お客さんが集まってくれるわけじゃないですか。そりゃ「めっちゃ、頑張らな!」ってなりますよ。

前向きにいかないと意味がない
 

──気合いが違うと(笑)。そんななか、2作目となるEP『Memories』がリリース。タイトル曲「Memories」はライブでも人気の曲だそうですが。

當山 今回はデビュー・シングル「Fallin’ Out/I Wanna NO feat. SHUN」同様、作品全体のコンセプトが自分の多面性を見てもらうことだったので、いちばん自分らしい「Memories」をタイトル曲にしたいなと。これはニューヨークに留学するときに空港で感じた気持ちを書いた曲なんです。別れはつらいけど自分で決めて家を出たんだから、前向きにいかないと意味がない……そういった当時の心境をそのまま歌いました。

──未来へ向かうワクワク感と、別れを惜しむ切なさと、相反する気持ちが絶妙にブレンドされた曲ですよね。

當山 ブレンド感でいうと“80%はワクワクで20%が悲しみ”っていう割合かな? こういうシチュエーションって誰でもあると思うので、親、恋人、友人、いろんな別れの瞬間で、聴いてくれたみんなの背中をこの歌で押せたらうれしいなって思います。

言葉でうまく伝えられない
ジレンマが創作のエネルギー
 

──いつも曲と歌詞は同時に出てくるの?

當山 ほぼ同時ですね。完成するまでに歌詞は何度か書き変えますけど、基本的に曲と歌詞は一体。そもそも、私は言葉でうまく伝えられないジレンマが創作のエネルギーになっているので、音楽に言葉を乗せるっていうスタイルは自分の曲作りの原点なんです。

──音楽がコミュニケ―ション・ツールにもなっていると?

當山 それ以上かも! 普段、聴く音楽もむしゃくしゃしたらロック、ぼーっとしたいときはハウス、盛り上がりたいときはEDMって使い分けていて。どんなジャンルでも関係なく、音楽が完全に自分の一部になっているんですよね。

──ジャンルといえば、今回収録されているカバーの選曲も意外性があって面白くて。2曲ともご自身で選んだそうですね。

當山 荒井由実さんの「あの日にかえりたい」は、両親や祖母が聴いていて。歌詞がすごく伝わってくるなと思っていました。恋しいとか、悔しいって気持ちを間接的に描写しているのが素晴らしいじゃないですか。音楽とのマッチングでいうと英語のほうが音と合いやすいと思うんですけど、日本語を使って日本の文化を表現するっていう美しさがありますよね。それは2曲目の平井 堅さんの「瞳をとじて」も同じで、私自身こういう日本語のよさを表現した歌詞をいつか書きたいっていうビジョンがあるので、今回この2曲をカバーしたんです。

私にはダンスもある
 

──歌声も、みれいさんはそれぞれの曲が内包している、独特の憂いや切なさを本能的に捉えている気がして。16歳なのにすごいなと(笑)。

當山 たしかに、歌にあるような実体験はないけど……歌詞をずっと読んでいると、そこにある悲しみや儚さが伝わってくるというか。“乗り移る”感じはあって、そこは意識して歌っていたかもしれません。

──カバーをすることで、自身の曲作りに影響はありましたか?

當山 ラブソングを書くときに絶対「好き」って言いたくないみたいな。それはポリシーとして改めて感じました。直接言わなくても、聴く人に“この主人公は(相手のことが)すごく好きなんだな”って伝わるような歌詞がいいですね。とはいえ、まだ16歳なので、そういう曲を書くには未熟ですけど(笑)。でも、逆にこの年だからこそ、スタイルとか気にせず新しい案を試していける強みもあるし、私にはダンスもあるので、ダンス・ミュージックでもいろんなことに挑戦したい! そのなかでトラック含め、自分の曲を“あか抜け”させていきたいです。

必要ないじゃないですか?
 

──ちなみに、学業と仕事の両立はうまくいってます?

當山 成績はなんとか……(苦笑)。でも世界史だけちょっと悪かったかなぁ。年号を覚えるのが苦手なんですよ。だってタイムマシーンが発明されたら過去に戻るとき正確に覚えてないと困るけど、そうじゃなかったら必要ないじゃないですか?

──ハハハ。たしかに年号は“実践”で使う機会はない。斬新な意見です(笑)。

當山 私、なんでもはっきり言い過ぎちゃうんですよ。でも、最近はただ「NO」って言うんじゃなく、新しい提案をしながら、わかってもらえるように伝えるってやり方も覚えて。さっき、前より上手に話せるようになったって言いましたけど、そういう部分もちょっとだけ大人になったかもしれないです。


リリース情報

2014.10.01 ON SALE
EP『Memories』
MASTERSIX FOUNDATION/Sony Music Records

J-141001-YS2

¥1,667+税

詳細はこちら

オフィシャルサイト

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