TRUSTRICK 神田沙也加 連載『50%HONEY』【第1回 “神田沙也加”】

TRUSTRICK 神田沙也加 連載『50%HONEY』【第1回 “神田沙也加”】

TRUSTRICK 神田沙也加 連載『50%HONEY』【第1回 “神田沙也加”】

TRUSTRICK 神田沙也加

TRUSTRICKのボーカル、神田沙也加の新連載『50%HONEY』がスタート! 彼女が毎回テーマを掲げて、そのテーマへの想いを正直に綴っていく企画です。第1回目のテーマは、“神田沙也加”ということで神田沙也加とは? について書いています。今まで知らなかった彼女の素顔が伺えるはず。

TEXT BY 神田沙也加(TRUSTRICK)
PHOTOGRAPHY BY 山本さちこ


第1回 “神田沙也加”

こんにちは。

『50%HONEY』始まりました。

その名の通り、甘いだけの言葉は半分くらいで辛口もあるし苦いことも書いちゃうよ、という、私史上最大に正直な場にしようと思っています。

どうぞ宜しくお願い致しますね。

記念すべき初回のお題は、“私”、でございます。

神田沙也加。

芸名ではなく、本当に本名です。画数を大事に名づけてもらったそうで、全く同じ漢字のさやかちゃんにはあまり出会いません。

だからかよく間違えられます(笑)。紗也加ちゃん、沙弥加ちゃん、沙也香ちゃん。すごい時は紗矢香ちゃん。全文字! ツイッターでリプをいただく時も、よく皆さま間違えておられます(笑)。

本名での活動になったのは7年程前からなのですが、それまではSAYAKAという芸名でした。“日本人なのになぁ”、当時私はそう思っていて、出演作品のテロップやポスターでのローマ字表記が一人浮いている気がして、正直あまりしっくりきていなかった気がします。

だから本名になった時は、何かさっぱりした心持ちだったのを覚えています。それと同時に、“あぁ、もう逃げも隠れもできないわ”とも思いました。その想いからか、そこからすごくあがり症になりました。

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今年でデビューして13年目です。正直、10年以上この戦場にいられるなんて、デビューの時は予想していませんでした。

あの頃は正直、持って2年かなと思っていた!(笑)毎年元旦を迎えるたびに、“今年までかな”“今年くらいで終わるだろうな”とか一人考えているくらい、ある意味で冷静な12年間でした。実は今もなんですけどね。

良いのか悪いのかわからないのですが、癖みたいなもので、仕事の際は毎回毎回“これで最後かもしれない”と思っています。

そんな心づもりで話す私を、TRUSTRICKの相方Billyや所属レーベルの方はいつも笑ってくれます。“刹那的”だとか“マイナス思考”なんて言われることもあるけれど、人から求めてもらえるかどうかは私が決められる事じゃないから、やっぱりそんな考え方になってしまいます。だから毎回のプレッシャーは、いつもちょっとキャパオーバー気味です(笑)。

プレッシャーといえば、人前とか本当に緊張します。これバラエティで言うとネタにされてしまいますが、誇張もなく本当に。自分の動悸が胸と頭と鼓膜に響いて、足が震えて、指先が冷たくなるくらい、いつも緊張しています。なんならテレビ番組も大抵緊張しています。生放送なんて尚更緊張します。なんで皆さん大丈夫なのだろうと不思議です。

職業柄よく、緊張をほぐすコツなんか聞かれますが、本当に私が教えて欲しいです(笑)。つらすぎてググった事もあります。これほんとつらい。

肩書きは何になるのだろう、……女優……歌手? はたまた最近たまに言っていただける……声優? まさかね!

昔は変に潔癖というか、何か一つの事を続けたいし、肩書きも一つがいい、なんて思っていましたが、今はもう周りが思ったものでいいや、なんて考えで近年、力が抜けた気がします。だって実際、お芝居もするし、歌も歌うし、喋るからね。

自分と向き合う作業が多い仕事だからこそ、自分の多面性を許してあげないと、弾切れになってアウトプットできなくなってしまう。それに気づいたのは本当、最近です。

『アナと雪の女王』以降、ありがたい事に自分を取り巻く状況は、やはりとても変化して。最初はそのハイペースについて行くのがやっとだったけれど、人ってやはり配分を覚えていけるもので、忙しいなら忙しい中でのオンし方、オフり方、ちょっとずつ掴んできました。少しずつ、疲れるまでが遅くなってきたから、もう少しだけ順応できれば大丈夫かな。

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今はまた本当にいろいろなジャンルの仕事をさせていただいていますが、その中でもやはり大切なのが、TRUSTRICK。

ずっと構想を温めていた、やりたかったプロジェクトだというのもあるし、Billyしかりレーベル・スタッフの皆さんしかり、うちの事務所のみんなしかり、人様の人生を背負っているというのもあるし。でもまだトラトリは1年目、そこにはもちろん楽しさが保たれていないと寂しい時期。活動の中、笑顔になれる瞬間が多い事に本当に感謝です。

私はずっとソロだったけれど、実はここまで精力的に、そしてコンスタントにアーティスト活動をするのは初めてで、お初の事もとっても多くて新鮮です。

例えば、ツアー! ツアーってやはり、そのプロジェクトにある程度、継続的なビジョンを持った上でやるもの、というイメージがあって。だから言葉を借りると、“刹那的な”私には今までは無縁なものでした。

初ツアーも、腹だけは決まっているけど想像はつかない、みたいな面白いバランスで始まって、あっという間に終わってしまいました。楽しかった。うん、楽しかった。観に来てくださったお客さまもそうだったら本当にうれしいなと思っています。

単純にライブ本数で言うと、6月25日のデビュー日から5本やったんだよなぁ、と。アーティストとしてはごく普通のペースなのだろうけど、SAYAKA、神田沙也加では考えられなかったスピード感。今までちゃんとしたライブもあまりやった事がなかったので歌手部門に関しては、意外と初体験が多くてお恥ずかしいです。

そして年内もう一本ですって(笑)。でもこれは一日だけのプレミアムライブなるもので、テーマ性というよりは年送りのテンション、ショー性に寄れて、楽しめるのではないかなぁと勝手に妄想しています。

会場は渋谷のCLUB QUATTRO。レーベルの担当に以前「最終目標」と言って、控えめすぎると言われましたが(笑)、私的に本当にやりたかったハコ。先日のshibuya duo MUSIC EXCHANGEもそうなんです。いろいろなアーティストさんのライブをそこで観てきたから、自分がソールドアウトの中でやれるなんて、夢みたいでした。

私はハコでも役柄でも、自分が興味を持てるところに価値を感じるタイプ。だからキャパとか番手とかに欲があまりなくて、その時の自分の身の丈に合ったものをやりたいです。それがもし、予想のちょっと上を行ったりなんかしたら万々歳。「超現実的」だと言われる私らしいでしょ?(笑)

そのTRUSTRICKを軸に、神田沙也加の日常はいろんな要素で回っているけど、どれも私だし、どれも求めてくださった方へ喜んでもらいたい。そんな事を考えています。

生きにくくて大変な性分もあるけれど、それ以上の素敵な場面にいっぱい立ち会える世界にいさせていただいているから、自分をうまく転がしながら、これからも神田沙也加と付き合っていかなきゃな、と思う私でした。

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次回更新は11月になります。お楽しみに!


リリース情報

2014.11.12 ON SALE
COLLABORATE SINGLE「World’s End Curtain Call -theme of DANGANRONPA THE STAGE -」
日本コロムビア

『ダンガンロンパTHE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~』テーマソング 

【完全初回限定CD 3,868枚】¥1,111+税

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ライブ情報

“TRUSTRICK PREMIUM LIVE 2014 「Year’s End Curtain Call」”
詳細はこちら


オフィシャルサイト

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