初音ミク人気を超える!?新手の人気ボカロ「IA」とは

2014.09.29

ちょっと知っておきたい、 「ボカロ=初音ミク」言い切れないボカロ・シーン


 ここ数年で「ボカロ」(ボーカロイドの略)という単語が定着したが、そもそも『ボーカロイド』とは何か? 今さらかもしれないが、ここでおさらいしておきたい。『ボーカロイド(VOCALOID)』は、ヤマハが開発した歌声合成技術および、その応用ソフトウェア。つまり、音符と歌詞さえ入力すれば、ボーカルがいなくても勝手に歌ってくれるソフトというわけだ。

 ボーカロイドで最も有名なのは「初音ミク」。このボーカロイドを使用して制作された楽曲や動画が、そのキャラクターのかわいさも相まって、ニコニコ動画やYouTubeなどで人気となり、ボーカロイド楽曲がCDのオリコン・ランキングに入ったり、カラオケの人気ソングになったりするなどの現象を起こしてきた。

 初音ミクのほかにも、柴咲コウの声を基にした『ギャラ子』、GACKTの声を元にした『がくっぽいど』といった男性ボカロなど、多種多様なボーカロイドが存在するが、2012年に発売された「IA(イア)」という女性ボーカロイドが発売後から急激に人気を集めているという。

 「IA」は、1st PLACE株式会社から提供されるボーカロイドで、正式な製品名は、『VOCALOID3 Library IA -ARIA ON THE PLANETES-』。では、なぜ数あるボーカロイドの中で、IAに注目が集まったのだろうか。

  IAのキャラクター・デザインは、イラストレーターで漫画家の赤坂アカが手掛けており、ベージュ色のロングヘアーを持つ美少女だ。声については、2000年に発売された恋愛アドベンチャー・ゲーム『AIR』のオープニング・テーマ「鳥の詩」で、その歌声が話題となり、“クリスタルボイス”と称されるようになった歌手、Liaの声が基になっている。

 かわいいキャラクター・デザインのほか、Liaがアニメソングやゲームソングの歌手として知名度があったことが影響しているようだが、いちばんはその性能。初音ミクなどのボカロに比べて、音符をベタ打ちしても自然な声が出るという使いやすさが挙げられている。そのほか、じん(自然の敵P)、石風呂、などのボカロ界の有名プロデューサーが、IAを使ったボカロ・ソングを発表したことも大きな要因と言えそうだ。

「日本橋高架下R計画」(じん(自然の敵P))

「ワールド・コーリング」(じん(自然の敵P))

「少年は教室がきらいだったのだ」(石風呂)

「ゲラゲラと笑うな」(石風呂)

 ちなみに、今年6月に発売された『IA ROCKS』は、透明感はそのままに、よりパワフルな歌声を表現できるボーカロイド。今後も「IA」に続くスター・ボーカロイドの出現に注目したい。

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