いろんな愛の形を表現したJAMOSAの最新アルバムは、実話が!?

いろんな愛の形を表現したJAMOSAの最新アルバムは、実話が!?

JAMOSA

様々な愛の形を模した楽曲が並んだJAMOSAのアルバム。恋の話だけではなく、“自分を愛すること”も歌った深い作品だ。今、恋愛をしていなくて寂しい人も、この歌たちが寄り添ってくれることで、少しの癒やしを体感できるはずだ。

INTERVIEW & TEXT BY宮本英夫


ハッピーな愛だけではないけど、でもそれがリアル

──真ん中へんに切ないラブ・ソングがあって、最初と最後には人生ソングというか、生き方をまっすぐに歌った曲が入って、すごくいいアルバム。全体のテーマはあったんですか。

JAMOSA “LOVE AIN’T EASY”というテーマは最初からあって、いろんな愛の形を表現していきたいというコンセプトはありました。そこから人と人との愛、動物との愛、人とモノとの愛とか、いろいろ広げていきましたね。ハッピーな愛だけではないけど、でもそれがリアルだから、ハッピーでなくても恥ずかしくても表現してみる、そういう1枚になったと思います。

──愛についていろいろ考えてみようというのは、何かきっかけがあって?

JAMOSA きっかけというよりは、こういう歌をうたっていきたいという気持ちがずっとあったので。みんな完璧を求めて、遠回りしたり、駄目だとわかってるのに手をつけてみたり、いろいろあると思うんですよ、愛に関しては。そういうものをリアルに表現したくて、女子会でごはん食べながら話してるようなことも、曲に入れてみました。

──1曲目「HERO」は実話というか、自分のことですよね。

JAMOSA これはパーソナルな歌詞です。

──JAMOSAさんがどんな音楽を聴いて来て、どんな仲間と出会って今に至るのか。名前を挙げて歌っているので本当にわかりやすい。

JAMOSA アルバムの1曲目としてバイオグラフィ的な曲にしたかったので。聴いてきたアーティストや一緒に頑張ってきた仲間たちが、音楽を通してパワーをくれたから、大きい意味で「HERO」ということです。聴いてくださるみんなが、好きだったアーティストを思い浮かべてもらえれば、すごくいいなと思います。

──『RHYTHM NATION 1814』なんですね、最初に買ったCDは。ジャネット・ジャクソン。

JAMOSA そうなんですよ~、大好き! 彼女は歌詞のメッセージがすごく良くて、人種差別の問題を歌ったり、政治的な歌詞もあって。ポップ・アーティストなんだけど、歌詞がヒップホップだったんですよ、私にとっては。そういうことも含めて、リアルに表現できた曲だと思います。

──個人的に、ワンちゃんの歌が好きです。「ENDLESS LOVE」。

JAMOSA ありがとうございます。

──でもこれ、結構せつないんですよね。僕は君よりも長く生きれない、とか。

JAMOSA そうですね、動物から人間に対しての歌詞なので。今回は歌詞の書き方も、ちょっと違うアプローチで書いてみました!

──そのへんは作家的に、想像をふくらませて?

JAMOSA もちろん自分の実体験も入れてるんですけど、“こういうふうに書くと映画っぽくシーンが見えるかな”とか思いながら書いてますね。1曲1曲、想像ができることを大切にしてます。

──あと耳に残ったのは「LONELY」。これ、救いがないじゃないですか。

JAMOSA ないですね(笑)。

──強がって誰にも頼らずに生きてきて、ふと気づいたら寂しさの中にいたというストーリーで、“居場所はどこにも無い”でスパッと終わってる。ここで“大丈夫だよ”って言うのがポップスのセオリーだと思うんですけど。

JAMOSA 答えを生み出すというより、共感することが大切だと思ってるんですよ。女子も、ガールズトークをするわりには何も答えは求めていなくて。“ねぇ聞いてよ、あれがああなってこうなって”“マジで?やばいね”とか、そんな感じで終わっちゃう(笑)。結論なく終わるんだけど、でも共感してもらえたということでスッキリした! みたいな。

──ああ~。

JAMOSA 「LONELY」は、人に言うのはつらいかもしれないけど、ロンリーな人たちが聴いて“わかってくれる人がいる”ということで、ちょっと気持ちが楽になってもらえばいいなと。こういう現状って結構多いと思うんですよね。バリバリ仕事をしている中で、心のよりどころがなかったりした時には、この曲を聴いてほしいです。

アルバムのコンセプトが“LOVE AIN’T EASY”=愛は簡単じゃない、ということ

──タイトル曲「LOVE AIN’T EASY」(「劇場版 零」主題歌)は?

JAMOSA この映画は、女子高生たちがひとりの女の子に憧れて、魔法にかかったようになって、不自然現象が起きていく……という内容なんですけど。アルバムのコンセプトが“LOVE AIN’T EASY”=愛は簡単じゃない、ということで、いろんな愛の形がある中で、いちばん難しいのは“自分を愛することかな”と。

──はい。

JAMOSA アルバムはほとんど出来上がっていて、あと1曲というところで映画のお話をいただいて。自分を愛することは簡単じゃないというのは、この映画の中でも深いメッセージになっているので、繋がって、そういう曲を書きました。監督さんもすごく喜んでくれて、コンセプトがばっちり合ったと思います。

──この曲がラストで、1曲目の「HERO」が繋がるじゃないですか。最初は憧れから始まるけど、結局は自分を愛して自分らしさを見つけましょうというメッセージに繋がる。

JAMOSA そうなんですよ。曲順もすごく考えたんですけど、これがいちばん自分の中でしっくり来たので。

──いろんな人に、ピンとくる曲がきっと1曲はあると思います。どう? 女子としては。

編集部女子 女子にはグッとくる、言ってほしかった言葉が詰まったアルバムだと思います。友達に言われると“なんだよ上から目線で”ってイラッとするようなことも、歌だとすごく冷静に聴けちゃうという。

JAMOSA あはは(爆)。それ、次のインタビューで使おう! でもそうですよね、音楽ってそういうパワーがありますよね。

リリース情報

2014.09.24 ON SALE
ALBUM『LOVE AIN’T EASY』
rhythm zone
20140802-OY-2048

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