数々の夏フェスに出演し、話題沸騰中のフレデリックがついにメジャーデビューを果たす!

数々の夏フェスに出演し、話題沸騰中のフレデリックがついにメジャーデビューを果たす!

フレデリック

神戸出身バンド、フレデリックがメジャーデビュー・ミニアルバム『oddloop』をリリース! 双子の兄弟を中心に結成された4人が、結成のいきさつから、彼らにしか生み出せないダンス・ミュージックを収めた今作についてを語ってくれました。個性的なMVも必見です!

INTERVIEW & TEXT BY 武市尚子


テレビで“たま”を見て衝撃を受けたんです。そこから音楽に対する概念が覆った

──初登場なので、少々初歩的な質問から。まず、結成の経緯を聞く前に、三原くんって兄弟なの?

三原健司 そうです。

三原康司 双子なんです。

健司 僕が兄で康司が弟です。

赤頭隆児 ちなみに、僕は赤頭二十一代目です。

一同 そうなん!? 二十一代目なん!?

赤頭 そう。知らんかったやろ?(笑)よくインタビューとかで“珍しい名字ですね”って言われて話題には登るんやけど、二十一代目っていうのは、今日初めて言った(笑)。

──あははは。それは貴重! でも、赤頭ってホント、すごく珍しい名字だもんね。ということで。改めまして、結成の経緯を聞いていければと。

健司 はい。始まりは、僕と康司が高校の軽音楽部に入っていて、一緒にバンドをやっていたところだったんです。卒業してから、僕は音楽の専門学校に進んだんですけど、康司はデザインのほうで芸大に進んだこともあって、離ればなれになってしまったんですが、どうしてもバンドをやりたくて、もう一度康司に声をかけて一緒にやることにしたんです。そもそも、僕が歌い始めたきっかけは、康司が中学2年の頃にベースを始めたことに影響を受けてのものだったので。

──なるほどね。康司くんがベースを始めたきっかけっていうのは?

康司 僕と健司は、テレビで“たま”を見て衝撃を受けたんです。そこから音楽に対する概念が覆ったというか。そこから本当の意味で音楽に目覚めた気がしますね。

──kaz.くんと赤頭くんはどういう流れで一緒にバンドをやることに?

健司 年上の人と組みたかったんです。いろいろと教わりたくて。それで、メンバー募集のウェブサイトに書き込んであったkaz.さんを見つけて、一緒にやりたい! と思って連絡を取ったんです。

──kaz.くんを選んだのはどうして?

健司 “ロック”“ポップス”“ハードロック”“メタル”って書いてある中で、kaz.さんだけ“アシッドジャズ”って書いてあったんです。そこに惹かれて。

康司 その当時の俺たちは音楽に対してそこまで詳しくなかったんで、その“アシッドジャズ”っていう響きがすごく大人に見えたし、カッコ良く感じたんです(笑)。でも、今思えば、バンドにとってドラムってすごく重要な位置で、ドラムによって大きくバンドの方向性が変化しちゃうので、今、kaz.さんと一緒にやれていることは、すごく幸せだなって思いますね。

──kaz.くんが、このメンバーで一緒にやっていきたいなって思ったきっかけは?

kaz. 自分より年下だけど音楽をちゃんと聴いている感じ……“センス”を強く感じましたね。この音に自分の好きなドラムを入れたら絶対に面白くなるって思えて……初めて会った日にジャムった段階でその気持ちが確信に変わりました!

──なるほど。赤頭くんは?

健司 隆児は、メンバー募集をしていた僕たちのホームページを見て、コンタクトを取ってきてくれたんです。同じ専門学校で、僕の存在を知っていたっていうのは、後から聞いたんです!

赤頭 そうなんですよ。僕は一方的に顔を知っていたって感じで。直接声をかけるより、やっぱりメールでアポイント入れてからのほうがいいかなと思って(笑)。僕のルーツ的には、両親が聴いていた中島みゆきさんやテレサ・テンさんっていう歌謡曲が根底にあるんですよ。2人のホームページを見て、フレデリックの前身バンドの音の中にそういう要素を感じたところもあったので、コンタクトを取ってみようって思ったんです。

──なるほどね。ところで、フレデリックっていうバンド名の由来は?

康司 レオ・レオニさんの描かれた絵本の中に『フレデリック』っていうネズミが出てくるんです。そのネズミの考え方にすごく共感する部分があって、そこから取ったんです。

健司 基本的なフレデリックの歌詞の世界って、妄想の世界がひとつあって、それを僕がナレーションで歌ったりとか、ひとつのメッセージがあることに対して遠回しな表現をして歌うっていうことが主流だったりするんです。今回のアルバムでも、そんな歌詞の表現は変わっていないんですが、1曲目「オドループ」は、ジャンルとしても今までにやってない曲調だし、歌詞もちょっと珍しいんです。「オドループ」は、ライブを意識した歌詞でもあるので、自分と会場にいるお客さんが一体になって歌う曲なんです。それって、フレデリックにとって、すごく新しい発見でもあったんです。100%答えがある曲ってすごく珍しいんです。

──今まではそういうのなかったの?

健司 いや、なかったというか、解釈の幅を広げて、“みんなにこの意味を考えてほしい”っていうとこだったんです。それを投げて、みんなが考えてくれているところを僕たちは楽しむからっていう、そういうスタンスの書き方だったというか。

カッコいいダンス・ミュージックは他にもあるんだぞ

──なるほどね。今回楽曲面で言うならば、『oddloop』を聴いた率直な感想として、“どれがこのバンドの本当の色だろう?”だった。いろんなジャンルが詰め込まれていた印象を受けたから、どれが本当のフレデリックなのか解らなかったというか。

康司 なるほど! でも、そう思ってもらえたことが正解だと思います! 今回は初めてテーマを持たせてアルバムを作ったんです。

──テーマ?

康司 はい。“躍る”“リズム”“ユーモア”っていう3つの言葉をテーマに、このアルバムを作ったんです。いろんな意味で踊らせたいというか。音楽に対しても、違う踊りのアプローチを詰め込みたかったんです。今って、4つ打ちのダンス・ミュージックが流行っていて、それもカッコいいと思うけど、その他にだってカッコいいダンス・ミュージックはあるんだぞってことを提示したかったんです。

──すごく自由度の高いアルバムだなって思っていたけど、反対だったかもね。“ダンス”というところを軸にした、すごくコンセプチュアルな1枚だったってことだね。

康司 そうですね。1曲目の「オドループ」はとにかくBPM速めなダンス・チューンで、2曲目の「ディスコプール」は、70年代〜80年代風なkaz.くんの好きなアシッドジャズ的な魅せ方で、3曲目の「幸せっていう怪物」は、ビートを乗せたダンス・チューンで、4曲目の「砂利道」は、ミドルテンポでいかに躍らせるかを追求した1曲で、5曲目の「もう変える汽船」は、ダブっぽいアプローチのダンス・チューンで、6曲目の「うわさのケムリの女の子」は、ニューウェーブで、7曲目の「人魚のはなし」はファンクっていうアプローチになっているんです。

──なるほどなるほど、納得。

赤頭 ちゃんと1曲1曲に役割りがあるんじゃないかなって思うんです。広く受け入れられる曲がないと、良い曲作っても聴いてもらえないじゃないですか。ちゃんと聴いてくれたら、そこまで音楽をマニアックに好きな人じゃなくても、すごくいいなって思ってもらえる要素を持った楽曲に仕上がっているし。アルバム通して、“楽しいな”って思ってもらえる曲だと思います! 僕が、そこまで音楽を詳しく知らない普通の人だったとしても、このアルバムは買いますね!

一同(爆笑)

赤頭 いやいや、本当にそう思える1枚だなって(笑)。

健司 あははは。そうだね。ちょっとセールストーク入ったけど、本当に隆児の言うとおりだと思いますね。このアルバムはそういう意味ではすごく入りやすいと思うんで、ぜひ多くの人に聴いてもらいたいですね。

──既存のファンの人たちには、これまでにはないフレデリックを楽しんでもらってね。

kaz. 今まで支えてくださったファンの方々にはおなじみの楽曲たちも、最新でいて最高のアレンジに仕上がりました。踊れるのはもちろん、今までの作品よりもポップで、聴けば聴くほど深い音。楽しめるのはもちろん、お友達にも広めていただきたい作品です。

健司 そうですね。初めてこのアルバムでフレデリックを知ってくれた方には、ぜひとも前作のアルバム『うちゅうにむちゅう』を聴いてもらいたいですね! 聴いてもらったらわかると思うんですけど、また、まったく違うんですよ(笑)。

赤頭 きっと驚くんじゃないかな? 

康司 とにかく、『うちゅうにむちゅう』は、俺たちのやりたいことが詰め込まれた1枚でもあったんで。もちろん、今回の『oddloop』もやりたいことではあるんですけど、すごく遊べている感じなんです。そのぶん、『oddloop』は振り幅も広いし、いろんな人が楽しんでくれる1枚になっていると思うので、そこから入ってくれた人が、さかのぼって『うちゅうにむちゅう』を聴いてくれたら、すごくうれしい流れだなぁって思いますね。

リリース情報

2014.09.24 ON SALE
MINI ALBUM『oddloop』
A-Sketch

J-140910-FY-2220

【写真:CD】¥2,000+税

詳細はこちら

ライブ情報

“踊ってない夜が気に入らNIGHTツアー”
詳細はこちら

オフィシャルサイト

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