GLOBAL+LOCALをテーマに掲げたHYの台湾&沖縄紀行!【前編〜台湾-九份/ライブ〜】

2014.09.11

TEXT BY大庭利恵 PHOTOGRAPHY BY山本さちこ

2月にリリースされたアルバム・タイトル『GLOCAL』はGLOBALとLOCALがくっついた造語。それは、海を越えて大きく羽ばたきたいという気持ちと、もっともっと地元を大切にしたいと常々HYのメンバーが想ってきたことをうまく具現化させた言葉だった。そしてついに、台湾でのワンマンライブが開催されたということで、台湾ツアーに密着! まずは、台湾を知ろうということで九份へと訪れてみました!

[後編〜沖縄・うるま市〜] はこちら!

台湾の有名観光スポット九份を食べ歩き! 

 台湾中心部から、車で約40分ほど移動したところにある九份。古くは金鉱として栄えたものの、閉山後衰退していたが、そのノスタルジックな雰囲気に映画やドラマの撮影で使われるようになり、今では週末ともなれば観光客で溢れかえる人気スポットなのだ。

そんな九份に降り立った5人は、まず「暑い~。暑すぎる~」と日陰に避難。「沖縄のほうが暑いんじゃないの?」と言うと、こんな「真昼間に外に出たりしないよー」とイズ。なるほど。

そんな暑さの中、メイン・ストリートを避けて賢崎路というかなり急な石段を昇りきると両サイドにずらりと並ぶ食べ物屋さんやお茶屋さんが。「すごい活気があるね」(英之)。台湾で人気のタロイモのデザートやお茶屋さん、ドラゴンフルーツなどを売っているお店と一緒に“いわゆる”なお土産屋さんを発見。

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お土産購入! 

「この暑さを打破するために」と俊くんが扇子を購入。それを待っていた信介くんが、暑さに負けて、路に座り込んでいると、「でーじ、怪しい物売りの人みたい」とイズにいじられている。

よしっ、では涼みに行こうと頂上にほど近い甘味屋さんまで向かう途中で、急に驚くほど抜けるような青空と山々が並ぶ美しい景色が目の前に広がった。

「みんなこれを観に来るんだね」(悠平)

「ちょっと長崎の対馬列島に似てるからか、親近感あるね」(俊)

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台湾かき氷を食す! 

すぐそばの台湾スイーツの屋台に入り、そんな話をしながら台湾名物マンゴーかき氷を食べていると、HYのファンの男の子が、「バックパッカーで世界旅行してるんです!」と声をかけてきた。「まさか、こんなところでHYさんに会えるなんて!」と感激してくれたので、一緒に写真をパチリ。

「世界を旅している人はたくさんいるんだねー、俺らも頑張らなきゃ」なんて話で盛り上がっておりました。

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まさかの変身!? 

ひと休みを終えた一行は、「九份秘密基地柑仔店」へ。ここは、レトロなセットで、いろんな衣装を着て写真が取れるスタジオ。まぁ、気が向けば着替えてもらって……なんて思っていたのに、全員が一気に衣装部屋へ。まずは、イズが頭に花のついたカチューシャをつけてポーズ。俊くんがチャイナドレスに身を包み、信介くんは中国服。そして、悠平くんが、ピッチピチのドレスを着ようとしているのを笑いしながら見守っていると、後ろになぜか西洋の気配が。

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「ウッ……ウッディ!」

「なんで台湾に来てウッディなんだよ」「お前にそんな才能があったとは」とメンバーも大爆笑。まさに個性あふれるHYらしい記念撮影になりました。

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お茶でひと休み♪ 

 その後、「阿妹茶酒館」というお茶屋さんのテラスへ。中国茶は、器を温めたり、急須の上からお湯をかけたりと目でも楽しめることでも有名。店員のお姉さんが手際よく入れてくれるお茶を「すげー」と関心しながら楽しんでおりました。

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 そんなこんなで、ちょうど夕暮れ時になったので、今度は、九份を代表する灯りのついた提灯が並ぶ景色を堪能しようと反対側のお茶屋さんへ。最後は、ようやく涼しくなり、ノスタルジックな九份の雰囲気をテラスからぼんやりと眺めて、のんびりとした時間を過ごしたのでした。

【告知】
HYが皆さんに、台湾のお土産を買ってきてくれました! そちら詳細は後日公開されますので、お楽しみに!!
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LIVE 

“HY DA GE HOU GLOCAL LIVE 2014 at台湾”
2014.8.23(sat)@台湾THE WALL

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“HY HAI-SAI GLOCAL TOUR 2014”で全国22本のライブを行ってきたHY。ツアー・タイトルは、“グローバル”と”ローカル”を併せた造語である。その“グローバル”の部分を担うライブとして。そして、初のアジア進出の場に選ばれたのは台湾のTHE WALL。

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詰まった楽曲を立て続けに演奏することで、客席とがっつりひとつになっていく

オープニングナンバーは「エール」。“オー、オー!”の掛け声に合わせてタオルを回すパフォーマンスもバッチリで、台湾ファンのみんながHYの楽曲をどれだけ聴き込んでくれているかがわかる。「隆福丸」「オーレ」とHYの想いの詰まった楽曲を立て続けに演奏することで、客席とがっつりひとつになっていくのが感じられた。

「楽しむ準備はできてますか?」と新里英之が問いかけると大きな歓声が返ってくる。

「AM11:00」、そして「会いたい」へと続き、(仲宗根)泉と英之の掛け合いが気持ちよく響く中に客席の歌声も一緒に混ざることで、思わずほっこりとした気持ちになる。

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一瞬の暗転後、ピアノのイントロが鳴り響くと客席から「キャーっ!」という悲鳴に近い喜びの歓声が沸いた。泉の歌う「366日」は、途中で台湾語へ。おおっーというどよめきから拍手へ。その歌声は、やはり圧巻でたくさんのファンの人たちが目頭を押さえる姿が目に入ってきた。

もちろん言葉は拙いのだが、客席の誰もが、その気持ちを受け止めて大喝采を送ってくれた

 次曲を紹介するMCでは、「この歌は、自分の故郷のことを思い描いて聴いてください」と、この曲を書いたときの心境を伝える。この「帰る場所」で、英之は三味線を抱え沖縄からエイサー・チーム2人が参加。沖縄の伝統をバックに、台湾語で披露した。その後、メンバー全員が台湾語でMCを披露。ギターの悠平は「昨日は夜市に行きました」と報告したかと思えば、泉は「私はマンゴーが大好きです」、ベースの信介は「僕はちょっとスケベです」と自己紹介し笑いを誘った。もちろん言葉は拙いのだが、客席の誰もが、その気持ちを受け止めて大喝采を送ってくれた。

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 こんなふうにMCのために言葉を覚えるだけでも十分なはずだ。なのに、歌詞も台湾語にして、自分たちがこのツアーに掲げた“GLOCAL”の想いを伝えようと必死になっている姿に胸を打たれた。そこまでした努力などにではない。台湾のみんなとひとつになりたいという想いが、彼らの演奏、歌にすべて現れていたからだ。なんて不器用な。でも、本当に音楽の力を信じているバンドなんだと改めて確信できた。

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 後半は、「Have a nice day」から「ガジュマルビート」まで5曲。その中の1曲が、本ツアーではやらなかった「コントロール」であったことが会場を驚かせた。俊の歌声が響き、アッパーな信介、悠平のパフォーマンスからミクスチャーバンドであるHYの姿を台湾のみんなに見せつけることになった。

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アンコールの代わりに「トゥータン」の一部を歌うお馴染みの呼びかけでメンバーが再登場。悠平が三味線を持ち「Street Story」から「ホワイトビーチ」へ。

 何度も「また来るよ」と言っていた英之が意を決したように、「俺が言ったら、決定だよ。いいよね、スタッフ。俺ら来年も来ます!」と宣言。「だから、今日はこれがラスト・ナンバー。忘れられない曲にしよう」と呼びかけて、今回のツアーのラスト・ナンバーとなる「フェイバリットソング」で締めくくった。どの場面を切り取ってもHYそのものが詰まった、そんなライブだった。

SETLIST

  1. エール
  2. 隆福丸
  3. オーレ
  4. AM11:00
  5. 会いたい
  6. 366日
  7. 帰る場所
  8. Have a nice day
  9. あなたみたいに
  10. コントロール
  11. トゥータン
  12. ガジュマルビート

[ENCORE]

  1. Street Story
  2. ホワイトビーチ
  3. フェイバリットソング

リリース情報

2014.02.26 ON SALE
ALBUM『GLOCAL』
UNIVERSAL J

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[通常盤/CD]¥2,200+税

【延期のお知らせ】

HY SKY Fes 2014〜僕らはいつも繋がっている〜
2014年9月21日(日)@うるま市与那城多種目球技場野外ステージ
詳細はこちら

オフィシャルサイト

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