映画『思春期ごっこ』主題歌を手掛ける、みみめめMIMIがデビューからの集大成となるアルバムをリリース!

映画『思春期ごっこ』主題歌を手掛ける、みみめめMIMIがデビューからの集大成となるアルバムをリリース!

みみめめMIMI

シンガーソングライターのユカ(exタカオユキ)とイラストレーターのちゃもーいによる、目と耳を刺激する新世代視聴覚ユニット、みみめめMIMI。デビューから1年、ついに1stアルバム『迷宮センチメンタル』をリリース! 前山田健一らクリエーター陣が参加した今作について、ユカがマジメに語り、なぜかお弁当に例えてくれました(笑)。

INTERVIEW & TEXT BY 永堀アツオ


変わりたいと思うからこそ変われるし、叶えたい思いがあるからこそ、叶うんだと思っている

──デビュー・シングル「センチメンタルラブ」から1年。ついに完成した1stアルバム『迷宮センチメンタル』にも“センチメンタル”という単語が記されています。

ユカ そうですね。私の中での“センチメンタル”という言葉は、自分自身との対話の中から生まれてくる感情だと思っていて。中学生の時から曲を書いてきたという原点があって、昨年の8月にデビューした。そこから私は、シンガーソングライターのユカとして、イラストレーターのちゃもーいとふたりで、みみめめMIMIという視聴覚ユニットで音楽活動をしながら、タカオユキとして声優のお仕事もしてきて。決して、全てがうまくいった1年ではなかったと思うんですね。デビュー前の私は、デビューすればキラキラした自分になれるんじゃないかっていうイメージがあったけれども、ステージに立ったからといって、自分が憧れた自分にすぐになれるわけではなくて……。まだまだ迷いながらもがいているし、デビュー前と変わらずに“叶えたい”“変わりたい”っていう思いを原動力にして歌っている自分がいる。届かない憧れに対して、自分自身を“変えたい”“叶えたい”って思っている。私たちは今も、そんな“センチメンタル”という感情の渦の中にいて。その中でアルバムを出すっていう思いがあったので、このタイトルにしたんですね。

──“叶えたい”“変わりたい”という思いがキーワードになっている?

ユカ ちゃもーいに言われて気がついたんですけど、私が書く曲って、基本的に“叶えたい”“変わりたい”“気づいて欲しい”の3拍子らしくて(笑)。「叶えたくて、変わりたくて、気づいて欲しいんだね」って言われたんですね。そう言われてみれば、恋愛曲もあれば、夢に向かって歌っている曲もあるけど、全曲に共通して、叶えたいし、変わりたいし、気づいて欲しい自分がいるなって思って。でも、それは、決してマイナスではなくて。変わりたいと思うからこそ変われるし、叶えたい思いがあるからこそ、叶うんだと思っているんですけど……。

──では、その3つのキーワードを象徴するアルバム曲を1曲ずつ紹介してもらってもいいですか? まず、“叶えたい”を象徴する曲は?

ユカ 高校3年生のときに書いた「お絵描き」ですね。まわりがセンター試験に向けて猛勉強をしているなか、私は音楽ばかりをやっていて。みんな、口では応援してくれていたけど、心の中では“そんな夢みたいなことが叶うわけない”って思っていることに気づいた年頃というか(苦笑)。

──夢を追いかける少年と少女の物語になっていますよね。

ユカ そうですね。少年は夢を諦めてしまって、少女は夢を追いかけ続けるっていう、ふたりの曲になっていて。当時は全然意識してなかったんですけど、今思うと、そのときの自分の心境がもろに表れていて。ここで諦めてしまったらあとで後悔するかもしれない。自分に才能があるなんて思えないし、自信もないけれども、それでも夢を叶えにいこうよ! っていう、自分に言い聞かせるように書いた曲だなって思います。そんな高校3年生の私の“叶えたい”っていう思いがあふれた曲をヒャダインさんがアレンジしてくれたっていうのも感動的でしたね。

みみめめMIMIのボーカルであるユカから声優のタカオユキに書いている

──では、“変わりたい”曲をあげるとすると?

ユカ いちばん最後の「SAY-YOU」ですね。声優と音楽、ふたりの自分がいるなかで、どっちも100%満足いくように頑張れてない自分がいるような気がして。これは、みみめめMIMIのボーカルであるユカから声優のタカオユキに書いている。自分自身が情けないと思った夜に、泣きながら書いた曲なんですね。自分に才能があるとは思えないけど、それでもやっぱり信じたいし、頑張りたい。変わりたいけど変われない、変われないけど変わりたいっていうループの中から、生まれた曲になってますね。

──もうひとりの自分に向けて、どんな思いを伝えたかったんですか?

ユカ 自信を失うたびに、自分を信じられなくなっている自分がいたんですね。音楽は中学生のときからずっとやってきたんですけど、声優としてのステキな先輩方とご一緒するたびに、自分の未熟さに悔しさを感じていて……。でも、みんなに追いつけていけてない部分は今から補っていくしかない。とにかく自分を信じることだけは忘れないでねっていうメッセージを込めています。

──続いて、“気づいて欲しい”ソングをお願いします。

ユカ 映画『思春期ごっこ』の主題歌「no name love song」ですね。中学生の女の子が女の子に恋をする映画になっていて。脚本を読んだときに、“純粋に好きっていう気持ちはこういうことか!”って感じたんですね。瑞々しくて、キラキラしていて、切なくもあって。好きっていう気持ちが純粋であればあるほど、気づかれたくないという思いがあふれてしまって、気づいて欲しいになってしまうなと思って。主人公の“鷹音”ちゃんの気持ちになって、まさに“気づいて欲しい”をテーマに書いた曲になっていますね。

「ミッディ」が炭水化物なのにおかずっぽく見えるナポリタンかな

──“叶えたい”“変わりたい”“気づいて欲しい”という気持ちがあふれたアルバムが完成した感想を聞かせてください。

ユカ 今の私たちの等身大でありながらも、自信作ができたなって思います。ポップな曲もあればロックな曲もあるし、ピアノの弾き語りが基本になっている曲もあれば、アニメや映画の主題歌として書き下ろした曲もある。お弁当に例えると、バラエティ弁当ができた! みたいな感じですね。

──せっかくなので各曲をお弁当の具材に例えてもらっていいですか?

ユカ 「センチメンタルラブ」が主食のご飯で、「サヨナラ嘘ツキ」が味の濃いハンバーグ。「お絵描き」が鮭で、「ミッディ」が炭水化物なのにおかずっぽく見えるナポリタンかな。「Am I Ready?」が箸休めのつけもので、「瞬間リアリティ」がちょっとポップなプチトマト。「兎ナミダ」はおいしい黒豆で、「閃光ハナビ」が卵焼き、「Mr.Darling」は切ないひじき。「no name love song」はご飯の上にのってるそぼろで、「SAY-YOU」が対になってるさくらんぼですね。

──ありがとうございます(笑)。

ユカ お弁当に例えてしまいましたけど(笑)、ちゃもーいの変わりに言うと、これまでにないくらいMIMIちゃんにクローズアップしたジャケ写になってまして。ここには、デビューからの1年間はライブをせずに、表に出ずにやってきたけど、これからはライブもするし、もっとむき出しで、生身で音楽を届けていくんだっていう決意も込めてるんですね。ありのままにっていう思いと一緒に、“センチメンタル”は、口にはできない、表情でしか伝えることのできない感情だっていう、ちゃーもいの解釈があって。MIMIちゃんはそういう表情をしているんですね。イラスト的にも音楽的にも集大成と言える自信作になっているし、むきだしになった、みみめめMIMIの新たな第一章の始まりも感じてもらえたらいいなと思いますね。

リリース情報

2014.08.13 ON SALE
ALBUM『迷宮センチメンタル』
Astro Voice

J-140810-FY-2141

【写真:初回盤CD+DVD+ノベル】¥3,200+税
【通常盤CD】¥2,700+税

詳細はこちら

オフィシャルサイト

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