日本……いや、世界最大級のアイドル・イベントに行ってきた!

TEXT BY 諏訪圭伊子

炎天下で138組のアイドルがきらめいた2日間

 過去最多の138組が出演した世界最大級のアイドルフェス“東京アイドルフェスティバル2014”(以下TIF)が、8月2日と3日、お台場フジテレビ周辺の6つのエリアをまたにかけて、盛大に開催されました。2日間の来場者数は4万1000人超と、こちらも過去最多を記録。しかも今年は、これまで屋内だったメイン・ステージが野外へと移ったほか、フジテレビ本社広場とダイバーシティ東京の2ヵ所に、観光や買い物に訪れた人も無料で観られるフリー・ステージが設けられ、よりオープンな雰囲気となりました。

 天気にもかなり恵まれ、ステージによっては真夏の直射日光をモロに浴びるという過酷な状況でしたが、そんな中でも全力で歌って踊って笑顔を振りまき、華々しくステージを彩ったアイドルたち。そんなカラフルで胸アツなライブが、会場の7ヵ所で同時進行されるのだから、これはもうなかなかの困った状況です。どれを観てどれを切るか、心を鬼にしてスケジュールを決め、断腸の思いでステージを渡り歩くという、天国とも地獄ともつかない2日間でした(うれしい悲鳴)。

C-20140807-MK-1215HOT STAGE
C-20140807-MK-1213FESTIVAL STAGE


ライターもヤラれた新発見ユニットも!

 初めて見たグループの中で印象的だったのは、デビュー2年目でTIF初参戦のウルトラガールズ。代表曲「ウルトラ応援歌」は、かわいさと力強さが混在し、心にスコン! と気持ち良く落ちてくる楽曲。応援団風の振り付けが、初見でもぜひ一緒にやりたくなるくらい楽しそうなのも心躍りました。女性らしさというよりは、一生懸命さやひたむきさがまっすぐ伝わってきたグループです。

 また、今回のTIFがユニット初披露となった、元BiSのカミヤサキといずこねこ茉里のユニット・プラニメもインパクト大でした。変則EDMで繰り出す「Plastic 2 Mercy」は歌詞や振り付けが攻撃的で、観客がどんどん熱狂して行くのが手に取るようにわかります。しかも初日の夜は、野外ステージを降りたふたりが客席に乱入、客にリフトされた状態で歌い続けるというギラリと光るエピソードも。その光景をタッチの差で観逃してしまった悔しさを含め、忘れたくても忘れられないユニットとなりました。

C-20140807-MK-1214SMILE GARDEN

C-20140807-MK-1210MY NAVI STAGE

 そのほか、GEMの次にDream5のステージが続くという、スキル系アイドル好きにとって夢のような組み合わせに神のご褒美を感じたり、ライブ職人・THE ポッシボーのキラー曲全部乗せステージに気持ちを全部持って行かれたり、かわいさとしなやかさですべてを制圧してしまう東京女子流の底知れぬ魅力を再認識したりと、思い出すだけでごはんが3杯くらい食べられそうな充実ぶり。結局2日で、41組のステージを観ることができました。

 今回は半分ほどが初見のアイドルでしたが、先に挙げたウルトラガールやプラニメを含め、いずれ劣らぬ個性や実力・魅力を備えたステージばかりで、改めてアイドル界の成熟を感じさせられました。これはもう、どこを切って一般の方にお出ししても、恥ずかしくないレベルだなと。こんなにアイドルの層が厚くなっていたなんて、こういう機会でもないと、なかなか知り得ないものです。

C-20140807-MK-1211SKY STAGE

松井玲奈もプライベートで観に来ていた

 そしてTIFは、そんなアイドルたちがすごく身近に感じることができる空間です。物販や握手会ブースで会えるのはもちろん、アイドルたちがそのへんでチラシを配っていたり、ファンと立ち話をしていたりは日常茶飯事。飲み物を買っていたアイドルが、たまたまその場にい合わせたファンと乾杯していたり、敷地内の普通の屋台で、アイドルが何気にかき氷を売っていたり。アイドルがファンに混じってほかのアイドルのステージを観ている光景もよく見かけました。そんなふうにアイドルと同じ空間を共有し、地続きな感じが味わえるのが、TIFの大きな魅力です。ちなみに初日にはSKE48の松井玲奈さんがプライベートで客として観に来ていましたが、周りが彼女のオタ活を邪魔することなく平和に終わったというのも良いエピソード。来年、2015年の開催はまだ未定ですが、ますます規模が拡大してメジャーになっても、こういう平和な雰囲気はぜひとも残ってほしいと強く願うのでした。

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