小田和正 -“明治安田生命 Presents KAZUMASA ODA TOUR 2014 本日 小田日和”

小田和正 - “明治安田生命 Presents KAZUMASA ODA TOUR 2014 本日 小田日和”

小田和正

小田和正 – “明治安田生命 Presents KAZUMASA ODA TOUR 2014 本日 小田日和”

2014年7月12、13日@東京体育館

ニュー・アルバム『小田日和』を引っ提げ、6月28日からスタートした、“明治安田生命 Presents KAZUMASA ODA TOUR 2014 本日 小田日和”。今回はツアー前半戦、7月12、13日に行われた東京体育館公演の模様をお届けします! ここ数年ツアーとは違った魅力溢れるコンサートに胸が高まる!

TEXT BY 小野瀬正人
PHOTOGRAPHY BY 菊地英二


初めてライブを体験するという人がいれば、できる限りオンタイムで席に着くことをオススメする!

 7月2日に、前作『どーも』から約3年ぶりとなるニュー・アルバム『小田日和』をリリースした小田和正。その直前となる6月28日には、全国18ヵ所36公演のツアー“明治安田生命 Presents KAZUMASA ODA TOUR 2014 本日 小田日和”を和歌山からスタートさせている。そして沖縄での野外公演を経て、7月12、13日の東京体育館公演を迎えた。

 小田が東京でライブを行なうのは、“どーもどーも”ツアーでの東京ドーム公演以来、こちらも実に約3年ぶり。それに、小田和正のライブで東京体育館という会場が使われるのは初めてのはずで、それも相まって改めて新鮮な思いと期待感に満ちて会場へと足を運んだ。ツアーはまだ序盤であり、終盤には日本武道館公演も控えるので詳報はそのタイミングまでグッと堪えて、今回のレポートでは可能な限りの情報やコンサートの雰囲気などについて届けられたらと思っている。

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 館内に入ると、小田のライブではすでにおなじみになった景色が目に飛び込む。メインステージ、センターステージ、さらに奥にもサブステージが2つ設置され、それらが何本もの花道で結ばれて会場の隅々まで回れるようになっているのだ。“もっと近くに”というブレない小田の思いを、その光景からもしっかりと感じながら開演を待つ。

 もう10年近く、小田はほとんどのCDジャケットをイラスト化し、ライブでもその世界観に通じる映像を自ら監督してオープニングを飾ってきた。しかし今回は『小田日和』で、アルバムとして本当に久々に自身がジャケットに登場したこともあってか、ここ数ツアーとはまったく趣の異なる映像を楽しむことができるのだ。もし、開演に少し遅れても1曲目に間に合えばいいや、なんて悠長に考えている人や、今回初めて小田和正のライブを体験するという人がいれば、できる限りオンタイムで席に着くことをオススメする!

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 それほどちょっと意外だったオープニングの演出に朗らかな気持ちになったところで、まだ館内が薄暗い中、センターステージに向かって走ってくる小田のシルエットが見える。それに気づいた客席の手拍子が徐々に大きな歓声へと変わって、ライブの1曲目「そんなことより 幸せになろう」がスタート! みんなそれぞれの人生には、晴れた日も雨の日もある。それでも、誰にも負けないくらい幸せになれるように楽しく生きよう。そんなハッピーな曲が、みんなを最初から笑顔にしていく。実際、東京公演の初日は暑いほどの晴天、そして2日目は雨も降った。このツアーでどんな天気が待ち構えていようとも、いつだって“本日、小田日和!”と心から思わせてくれるようなステキなライブになることを確信できた。

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66歳になっても変わらぬそのパフォーマンスは、言葉を超えて彼のいろんな思いをみんなに届けていく

 そしてライブは、「キラキラ」「たしかなこと」「ラブ・ストーリーは突然に」などライブ定番のヒット曲を織り交ぜ、恒例の「御当地紀行」の映像で笑わせ、いつもどおりステージを降りて客席の中にまでわけ入って、とにかく楽しませてくれる。66歳になっても変わらぬそのパフォーマンスは、言葉を超えて彼のいろんな思いをみんなに届けていく。受け止める部分は人それぞれ違うかもしれないが、一人ひとりの笑顔や涙がすべての答えなのだ。

 そして今回のツアーでは、前回のツアーでもすでに披露されていた震災復興を祈る「その日が来るまで」を始め、当然ながら『小田日和』の楽曲たちもたくさん届けられた。

 曲が生まれたいきさつの紹介から始まり、小田がウクレレを弾きながら歌う懐かしい匂いの「この街」、ドラマ主題歌としてすでにおなじみになっている「やさしい風が吹いたら」、そして、「言葉にできない」「たしかなこと」に続いてあの人気CMのテーマ曲になった「愛になる」など。

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『小田日和』は過去のアルバムに比べればより、全体的にシンプルなアレンジで、シンプルな言葉で思いを伝える曲に溢れたアルバムだ。その曲たちがライブという生の空間で、小田の圧倒的な歌声によって、優しく、楽しく、そして深く、みんなの心に響きわたっていく。新旧の名曲との流れもふまえて、音源で聴いた印象をはるかに凌駕し、突き刺さってくる。まさに、圧巻のライブだった。

 10月28、29日の岩手公演まで続く長いツアー。この充実のステージを各地で展開しながら、小田は思いを届けてくる。秋の気配に彩られたツアーファイナル直前の、東京・日本武道館公演でより全体像を詳報できるはずなので、楽しみにしていてほしい──。

ライブ情報

“明治安田生命 Presents KAZUMASA ODA TOUR 2014 本日 小田日和”
詳細はこちら

オフィシャルサイト

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