藤田麻衣子から恋する気持ちをずっと忘れたくない人へ贈る歌

藤田麻衣子から恋する気持ちをずっと忘れたくない人へ贈る歌

藤田麻衣子

インディーズ活動7年、そしてついに今年3月に発売した「涙が止まらないのは」でメジャー・デビューを果たした藤田麻衣子。彼女の透き通った歌声と、共感できる歌詞が心に響き、彼女のライブでは涙は欠かせない。そんな藤田麻衣子が待望の2ndシングル「この恋のストーリー」をリリース! “この夏は何か違う”とわくわくする、まさに恋したくなるような心躍る一枚の魅力について聞いた。

INTERVIEW & TEXT BY 恒川めぐみ


ここからがスタートだなって思ったんです

──藤田さんはどんな音楽に影響を受けているのですか?

藤田麻衣子 鍵盤は小さい頃から触っていたのですが、小学生のときに映画『美女と野獣』を見て衝撃を受けてからは、ミュージカルを見たり、家でミュージカル音楽を歌ったりしていました。当時はまだカセット・テープだったんですけど、自分の声を重ねてひとりでアカペラを作って遊ぶのが、学校から帰ってからの最大の楽しみでしたね(笑)。それが高じて、学生最後の夏休みに、地元の名古屋で開催しているミュージカルのオーディションを受けてみたら通ってしまって。私は脇役だったんですけど、本物のオーケストラをバックにコーラスを歌うのがすごく楽しかったんです。もう24時間音楽をやっていたい! と思ってからは、音楽の仕事を掴むために東京に出てきて、歯科衛生士の仕事をしながら曲を作ったり、ピアノでの弾き語りを練習しながら小さなライブハウスのドアを叩くところから、私の音楽生活がスタートしました。

──その後、2006年にインディーズ・デビュー。フリーライブなどで着実にファンを増やして、渋谷公会堂やNHKホール、そして日本武道館でもワンマン・ライブを成功させた経歴には驚きました。

藤田 何かがきっかけで急にファンが増えたわけではなくて、気づいたらインディーズでデビューして7年が経っていた、という感じだったんです(笑)。そのなかでも、武道館に立った経験はすごく大きかったですね。目の前にギッシリ集まってくれたお客さんが、泣いたり笑ったり一緒に歌ってくれる姿を見て、ここからがスタートだなって思ったんですよ。そのライブがメジャー・デビューのきっかけになりました。

──今年の3月にリリースしたシングル「涙が止まらないのは」がメジャー1作目に。ドラマチックなメロディ・ラインと、涙を誘う歌詞は、藤田さん王道の曲調なのかなと。

藤田 そうですね。元々、ああいうバラードはたくさん歌ってきたんですけど、今回の2ndシングルみたいにアッパーな曲を1、2曲目に持ってくるのは珍しいんですよ。


「やっぱり恋っていいな」って感じてくれたらうれしいですね

──「この恋のストーリー」は、打ち込みのリズムとダイナミックなオーケストレーションが、恋愛初期のみずみずしい心情を広げている曲ですよね。

藤田 リアルな歌詞ですよね(笑)。例えば、好きな人から花火に誘われると気持ちが高揚して、でも連絡がないと「社交辞令だったのかな」と疑ってテンションが下がったり、いざ会う日になると今度はメイクやファッションのことでうれしい悩みに襲われたり(笑)。恋したてのときって、ひとりで忙しくなりますよね? そんな揺れる気持ちを前向きに書いてみました。「やっぱり恋っていいな」って感じてくれたらうれしいですね。

──2曲目「オレンジ」では“愛”について描いていますね。

藤田 実は私、今まで“愛”という言葉を歌詞にするのは極力避けてきたんです。恋をする気持ちはすごくわかるんですけど、愛となると……。自分で確信できていないことは歌いたくなかったんです。でも今回は、ちょっとだけ愛について気づいたことがあって。ペットでもいいし、家族でも友達でも、もちろん恋人でもいいんですけど、一緒に過ごしていて「不細工だけど、なんか可愛い」って感じることってあるじゃないですか(笑)。ひどい顔なのに愛着が湧いてしまうのは、本当に相手のことが好きだってことなんだと思うんです。もはや好きという言葉では言い表せない、愛だなって。でもいまだに明確に愛を語るのは苦手(笑)。たぶん、私は恋をしていたいからだと思います。

──3曲目「このまま電車に乗って」は浮遊感のあるサウンドで、優しいメッセージが染みるバラード。バラエティに富んだシングルですが、たしかに経験してきた気持ちなのに、いつの間にか忘れていたり自覚していなかったり、そういうリアルな想いにどの曲も気づかせてくれます。どうしてこういう歌詞が書けるんでしょう?

藤田 私は必ず歌詞を書いてから、鍵盤に向かってメロディを付けていくんです。たぶん曲作りの9割ぐらいは歌詞のことしか考えてないかも(笑)。毎日のように言葉をメモしているんですけど、日を改めて見直したときに「これ、やっぱりそう思うな」と感じられたら、それは心の底から本当に思っていることだと思うんですよね。自分でも何度も共感できる詞を書きたい、とつねに思っているのがひとつ。あと、性格がものすごく正直なんですよ。自分でもびっくりするぐらい(笑)。涙もろいし、すぐ怒るし、コロッと機嫌がよくなる。たぶん、普通の人が我慢するところを私は我慢しないんでしょうね(笑)。めちゃくちゃ正直に感情と一緒に生きているところがあるから。そんな歌でも「わかる」って、ひと言でも感じてくれたら私はそれだけで安心だし癒やされるんです。ファンの方と“共感し合いたい”という気持ちはずっと大切にしながら歌い続けたいですね。

リリース情報

2014.07.23 ON SALE
SINGLE「この恋のストーリー」
ビクターエンタテインメント

T-140715-BA-1431

[初回限定盤/CD+DVD]¥2,000+税
[通常盤/CD]¥1,200+税

詳細はこちら
オフィシャルサイト

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