クリープハイプ – 照れ隠しの“エロ”い物語と爽やかなサウンドが、この夏のテンションを上げる!

照れ隠しの“エロ”い物語と爽やかなサウンドが、この夏のテンションを上げる!

クリープハイプ

クリープハイプが初となる両A面シングル「エロ/二十九、三十」をリリース! 「エロ」では“性”が題材にありつつもカッコよく歌い、「二十九、三十」では30歳を迎えるリアルな心情を描いた、この1枚からはバンドとしての著しい成長が感じとれる!

INTERVIEW & TEXT BY 森朋之
PHOTOGRAPHY BY 関信行(go relax E more)
HAIR & MAKE BY AOKI(holy)


ポップな曲の中で爽やかなことを歌うのは恥ずかしいから、こういう歌詞になった

──「寝癖」に続き、初の両A面シングル「エロ/二十九、三十」がリリースされます。まず「エロ」ですが、どんなコンセプトで制作された曲なんですか?

尾崎世界観「寝癖」よりは広いイメージというか。「寝癖」は“自分たちの原点に返る”という気持ちで制作していたんですけど、今回のシングルはもうちょっと全体を見るような感じで作りたいな、と。

──幅広い層のリスナーを想定していた、と。

尾崎 そうですね。ポップな曲というイメージはすごくあったので。

小泉拓 デモの段階から“夏っぽいな”っていう印象もありましたね。

長谷川カオナシ Aメロが始まった瞬間からワクワクするような感覚もあって。

尾崎 ただ、ポップな曲の中で爽やかなことを歌うのは恥ずかしいから、こういう歌詞になったっていう……。照れ隠しみたいなところもありますね。

──タイトルが「エロ」ですからね(笑)。

尾崎 はい(笑)。そこまで直接的に(性的なことを)歌うんじゃなくて、パッと聴いたときは爽やかな曲にも聴こえる感じにしたかったんです。でも、それで(歌詞の意図が)伝わらないのもマズイなと思って、タイトルでちゃんとわかるようにして。

──それにしても“性”を題材した尾崎くんの歌詞は本当に素晴らしいですね。すごくキャッチーなんだけど、切なさと悲しさがじんわり伝わってきて。

尾崎 そう、歌詞はホントにいいんだよな〜。歌詞だけはずっと自信があるんですよ。

──特にBメロの“君は本当に狭いよなぁ 全く間が持たないよ”は秀逸だと思う。

小川幸慈 歌が入ったデモを最初に聴いたとき、俺もBメロの歌詞がすごくいいなと思って。そのときは言わなかったんですけど、後日、「Bメロ、いいね」って尾崎に伝えました。

尾崎 ……童貞のおまえに何がわかる。

小川 こんな顔の童貞、イヤでしょ(笑)。

長谷川 だから“15秒だけ”とかではなくて、全部聴いて、全部読んでほしいですね。

30歳になったときに“これでやっていくしかない”って腹が決まった

──単にエロティックなだけではなくて、物語もしっかり描かれていますからね。「二十九、三十」はタイトルどおり、アラサー世代の揺れる感情をテーマにしたナンバー。

尾崎 僕も今年30歳になりますからね。“同世代の人たちに対するメッセージを込めた曲”っていうテーマをもらったんですけど、よく考えてみると、そういう曲って今まで書いたことがなかったんですよね。ライブに来てくれるお客さんはもっと下の世代が多いし、“同世代”って意識したことがなかったなって。

──でも、30代になるときの気持ちがすごくリアルに描かれていると思いますよ。無駄な自意識が少しずつ減ってきて、“頑張ろう”って素直に思えるようになる時期というか。

小泉 僕も30代になったとき、気持ちがラクになったんですよね。自分に対する変な過信がなくなってきて……。

尾崎 カシンって、ケンドー・カシン?

小泉 ……何それ?

尾崎 プロレスラーの名前。

小泉 ごめん、知らない(笑)。えーと、30歳になったときに“これでやっていくしかない”って腹が決まったところがあるんですよ。“今の自分はこんなもんだから、しょうがない”って、逆に外向きになれたというか。

──そういえば尾崎くんも、「レコーディングのときも、良い意味で割り切れるようになった」って言っていましたよね。

尾崎 あ、そうですね。以前は“やったことないことに挑戦しなくちゃいけない”“最高記録を出し続けなくちゃいけない”と思っていたけど、そうじゃなくて、ちゃんと現実を見られるようになってきたので。

──いちばん年下のカオナシくんはどうですか?

長谷川 まだ29歳ではないので、想像でしかないんですけど、僕がその年齢になったときはこの曲に助けられると思います。

尾崎 その頃はレゲエバージョンになっているかもしれないけどね、この曲(笑)。

──8月9日からは初の全国ホールツアー“「八枚目でやっと!九枚目でもっと!」”がスタートします。

長谷川 新曲の「エロ」と「二十九、三十」が入ってくるので、さらに充実すると思いますね。僕らも楽しみです。

──椅子席だから、お客さんも見やすいだろうし。

尾崎 そういうふうに良いところを言ってもらえるとうれしいですね。なかにはマイナスの意見もあるみたいなんですよ、「ライブハウスのほうがいい」って。そういう意見をひっくり返してやりたいなって思いますね。

──期待してます! ちなみに皆さんの夏の楽しみ方は?

小川 “毎年、夏はコレをやる”っていうのはないですねー。あ、でも、(尾崎を見ながら)神宮球場でビールを飲むのはいいですね。

──どうですか、スワローズファンの尾崎くん。

尾崎 (野球観戦に)いちばんいい季節は夏だと思いますよ、やっぱり。試合のたびに花火が上がるので、10試合くらい見れば、花火大会と同じくらいの量になるかも(笑)。

長谷川 小分けにして(笑)。私は……北鎌倉くらいの緑とシティの比率のところで、自販機でサイダー系の飲み物を買う瞬間ですかね。絶対、セミの鳴き声は聴こえていて。

小泉 いいね。今、鮮明に光景が浮かんだ。俺、実家の目の前が公園で、毎年、盆踊りをやっているんですよ。その音だけでも聴きたいですね……。

──サーフィンとかは?

尾崎 ないですね! 音楽業界の荒波を乗りこなすのに必死です(笑)。

リリース情報

2014.07.23 ON SALE
SINGLE「エロ/二十九、三十」
ユニバーサル シグマ

J-140717-FY-2157

【写真:初回限定盤CD+DVD】¥1,800+税
【通常盤CD】¥1,200+税

詳細はこちら

ライブ情報
全国ホールツアー2014“「八枚目でやっと!九枚目でもっと!」”
詳細はこちら

オフィシャルサイト

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