今年のケツメはいつも以上に働いてます。

今年のケツメはいつも以上に働いてます。

ケツメイシ

前作アルバムから1年半以上。ツアーや3枚のシングル発表を経て、完成させたニュー・アルバム『KETSUNOPOLIS 9』。ここ最近の活発な動きを象徴する、テンションの高い内容!


最後ですか!?(笑)

──ニュー・アルバム『KETSUNOPOLIS 9』が完成しました。

DJ KOHNO いつもはツアーが終わると、長い休暇に入るんですけど、今回はその余韻や勢いを持ったまま制作に取り組んだ、という感じでしたね。

RYO ケツメイシ史上なかったくらいの忙しさでした。キツい部分もありましたけど、充実はしていたと思います。僕は今年で42歳になりますが、この年齢までラップしているとは、思わなかった。うちの親父は今年で80歳になるんですけど、山登りをしていたりとか、線香花火みたいに人生の最後を楽しんでいて。その姿と(今回のレコーディングにおける)自分が重なった感じがします。

DJ KOHNO 最後ですか!?(笑)

大蔵 前作は、レーベルを移籍して初のリリースだったので、手探り状態でツアーまで活動をした結果、新しい大きい形が出来たような気がします。その状態のなかで、去年から今年にかけてずっと曲作りをし、アルバムの収録曲を決めていったんです。結果、いいものを収録できたのかなって。

同じ女の子とふたりで
ハワイに行くことってないな

──それでは、初公開される収録曲について。「FUTARIDAY」は、シングル「カリフォルニー」に続くリゾート感溢れるサウンドで、シンプルだけどちょっとセンチメンタルなラブソングですね。

RYOJI なかなか同じ女の子とふたりでハワイに行くことってないな、と思ったのがきっかけで完成した曲(笑)。リゾートにいる楽しさがあると同時に、例えば夕暮れどきにはその日々が終わってしまう切なさが沸き上がるじゃないですか。そういう気分を曲で表現できたらって。また、他メンバーも「カリフォルニー」のミュージック・ビデオ撮影でグアムに行っていて、似たような雰囲気を味わっているので、作りやすかったのかなって。今はまだ、リゾート行く余裕がない人もいるかもしれませんが、できるだけ遊びに行ったほうが、面白い大人になれる気がするんですよね。なるべく、そういう経験をしたほうがいいというメッセージも込めた楽曲です。

──「逆転の発魂」はDJ KOHNOさんがトラックを作られていますが。

DJ KOHNO 最初はEDMの明るい感じをイメージしていたんですけど、RYOJIくんがロックなイメージのボーカルを入れてくれて、そこからエレキギターを入れたりしたんです。結果、いい意味で想像を裏切る楽曲になりましたね。

RYOJI 僕にとってはエレクトロというよりも、ミクスチャー・ロックみたいなイメージが曲を聴いた瞬間に浮かんだんですよね。なので、崇拝する奥田民生さんみたいな楽曲を目指して作りました。ただ他のメンバーは、苦労していた様子でした。でも、大蔵が書いてきたものと、RYOさんが持ってきたフローを合わせたら、自分も想像していなかった面白さが出ましたね。90年代のデジタル・ロックを思わせる仕上がりになっていて、広いリスナーに好まれるのかなって。ライブで披露するのが、楽しみな1曲です。また、事務所の後輩である小林太郎くんがギターとコーラスで参加してくれました。

うちの父親はデジタル・ボーイ

──そして、本作のリード・トラック「親父のメール」。照れくさくも深い愛情を感じる、心に染み入る仕上がりになっています。

RYOJI 最初に曲を聴いた瞬間“そっちの暮らしは辛くないか?”という言葉が浮かんだんです。そうしたら、父親をテーマにした曲を作るしかないだろうと。

──メールでぎこちなくメッセージを送信する父親という設定も、ホロッとしますね。

RYOJI 年配の人が、一生懸命努力して何かをスタートさせている姿というのが、いいなって思ったんです。

大蔵 実際、僕の父親もたまにメールを送信してくれるんですけど、誤字・脱字が多かったり、文字変換もおかしかったりするんですけど、じっくり時間をかけて打っているんだろうなって。そういう姿を想像しながらも、一生懸命送ってくれたメールに、なかなか返信できない自分の照れくささも重ね合わせながら作った曲です。

RYO うちの父親はデジタル・ボーイなんで、すらすらとメール送ってきたりするんですよ。写真も貼付したりして。どちらかと言うと、母親のほうがぎこちないかもしれない。先日もスマホから、ガラケーに戻したくらいですから(笑)。

DJ KOHNO それぞれの親父像が、この曲では表現されているのかなと。でも、父親を思う気持ちは一緒なんですけどね。だから、聴く人によって感情移入できるポイントは異なるとは思いますが、最後には親父からのメッセージにはちゃんと応えていかないといけないという気持ちになるんじゃないでしょうか。

本物と……(苦笑)

──では、本作を完成させたことにより、ライブ・パフォーマンスに変化は起きますか?

DJ KOHNO 確実にあると思いますよ。この作品で、より音楽性が自由になった気がするんで、次のライブでは何を表現すればいのか? って悩むくらい。そのなかで、どうケツメイシらしさを伝えられるか? これからしっかり考えて、ライブに臨んでいきたいですね。

RYO もう、いろんなことをやっているので、残すはワイヤー・アクションくらいかなって。あと、大蔵と本物の虎を闘わせるとか?

大蔵 えっ!? 本物と……(苦笑)。

リリース情報

2014.07.23 ON SALE
ALBUM『KETSUNOPOLIS 9』
avex trax
140619-YM-2216[CD+DVD]¥3,800+税
[CD]¥3,000+税

詳細はこちら

ライブ情報

KTM FESTIVAL TRIP 2014
詳細はこちら

オフィシャルサイト

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