世界中が注目するボーカルユニット・Kalafinaの魅力に迫る!

TEXT BY 清水素子

 2008年のデビュー以来、数々の人気アニメ主題歌を担当し、昨年発表した4thアルバム『Consolation』はオリコン・ウィークリーチャートで3位を獲得。2010年には台北・上海・香港で海外ワンマン・ツアーを行い、今年7月には仏・パリで開催される “JAPAN EXPO 2014”に参加と、海外でも高い人気を誇るボーカルユニット・Kalafinaが、7月16日に初のベスト盤『THE BEST』“Red”/“Blue”を2枚同時発売した。それぞれに新曲を含む各15曲を収めた計30曲というフル・ボリュームには、彼女らの歴史と共に魅力も凝縮。果たして、それはいったい何なのか?

その1. 驚異的な歌唱力、そして磨き抜かれたボーカル・ワーク

物哀しい響きを備えたハイ・トーンが神々しいWakana。時に愛らしく、時にエモーショナルに情感を揺さぶるHikaru。二人の声を支えながら艶やかな低音で楽曲世界を包むKeiko。音域も個性も異なる3声は幻想的なハーモニーを聴かせつつ、曲ごとに重なり方を変えることで無限の情景を描き出し、高・中・低と巧みに交錯する「storia」(“Blue”収録)ではNHK「歴史秘話ヒストリア」の主題歌にピッタリの神秘的なスケール感を生み出す。

その2.荘厳にしてゴシックな独特の世界観

元々、伝奇小説を原作とする劇場版アニメ「空の境界」の主題歌プロジェクトとして、マルチ音楽コンポーザー・梶浦由記プロデュースのもと結成されたユニットだけあり、時空を超えたフィクション世界へと誘う手腕は超一流。シンフォニックなオーケストレーションからバンド・サウンド、シーケンス打ち込みまで駆使して、“Blue”収録の「Magia」では重低音リズムで邪悪なムードを醸し出しながら、エキゾチックなコーラスワークでミステリアスな妖しさを全開に。エンディング曲となったTVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の人気沸騰に大いに貢献した。

その3. 大仰な世界観を核に、さらに可能性を広げんとする進化のドラマ

デビュー当時ライブはおろかMVも撮らず、謎めいた存在だった彼女らだが、現在は盛んにライブを行い、「signal」(“Blue”収録)のようなデジタルビートのダンスチューンで新境地も開拓。等身大のポップ・チューン「胸の行方」(“Red”収録)等、日常的で身近な楽曲も発表し、神の住まう天上から人間の生きる地上へと、その領域を確実に広げている。

 結果、ファンタジーからリアルまで、幅を広げた今だからこそのバラエティが楽しめる2枚30曲の本ベスト。それぞれにライブの流れを意識した選曲順となっているため、聴き終えたときの爽快感と幸福感も極上だ。唯一無二の個性でアニソン・シーンの中でも異彩を放つ彼女らの最新曲は、“Blue”のラストを飾るシンフォニック&ロック・チューン「heavenly blue」。7月スタートのTVアニメ「アルドノア・ゼロ」のオープニングとしてオンエア中と、Kalafinaへの扉はすぐそこに開かれている。

リリース情報

2014.07.16 ON SALE
ALBUM『THE BEST “Red”』
SMEレコーズ

J-140627-BA-1514

[初回生産限定盤A/CD A+Blu-ray A]¥4,000+税
[通常盤/CD A]¥3,000+税

詳細はこちら


2014.07.16 ON SALE
ALBUM『THE BEST “Blue”』
SMEレコーズ

J-140627-BA-1516

[初回生産限定盤B/CD B+Blu-ray B]¥4,000+税
[通常盤B/CD B]¥3,000+税

詳細はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人