10年間、歌い続けてきたことに間違いはなかった”木村カエラ、自分自身への応援歌

10年間、歌い続けてきたことに間違いはなかった”木村カエラ、自分自身への応援歌

木村カエラ

「Level 42」でデビューし、今年10周年を迎えた木村カエラが、ニュー・シングルをリリース。彼女が歩み積み重ねてきた10年と、これからのあらたな未来を感じさせるような新曲「OLE!OH!」について聞いた。

INTERVIEW & TEXT BY 永堀アツオ


じゃあ10年、続けてやるよ!

──まず、6月23日にデビュー10周年を迎えた心境から聞かせてください。

木村カエラ あっという間でしたね。自分のことだから、「わーい!」という感じではないかな(笑)。ただ、デビューしたときに、10周年を迎えることをひとつの目標にしてたんですね。

──どうしてですか?

木村 デビューする前に、周りの大人たちから「女性のアーティストで10年間続けるのはほんとに大変だからね」って脅されて。「なに? もう、大人怖いよ」って思ったけど(笑)、同時に、「じゃあ10年、続けてやるよ!」とも思ってて。だから、デビュー・シングル「Level 42」でも、“10年後を見て”っていう言葉が英語の歌詞のなかに入ってて。

──確かに“See yourself in 10 years”と歌ってますね。しかも、“君のために歌いつづけるから”とも約束してて。

木村 そう。それが、自分のなかでの目標だったんです。

──そして、今、歌詞で歌っていた10年後の未来にいます。改めて、どんな思いですか?

木村 ほーらね、言ったでしょって思ってます(笑)。あと、当時の私は、絶対に自分の言葉で歌詞を書くこと、ジャケットやグッズ、アート周りは全部、絶対に自分でやるぞって思ってて。最近、あのときの自分をすっごい思い出すんですよね。今も、この歌詞を書いた瞬間を思い出すし、毎日のようにフラッシュバックしてて。結果、今、こうして10周年を迎えられたことで、「10年間、絶対に歌い続けるぞ」って思ってきたことが間違いじゃなかったって言えるし、自信にも繋がってますね。

──そして、11年目がスタートして、プライベート・レーベルからオリジナルとしては第1弾となるシングル「OLE!OH!」がリリースされました。

木村 まず、自分がどんな存在であったらいいのかっていうことを考えて。そこで、私はずっと“夢”について書いてきたなって。希望を持つということも、先のことを望むという意味では夢と同じだと思ってて。だから、私は、“夢”や“希望”について歌うべきなんじゃないかなって思ったんですね。

──自分ができることは何かを考えた答えが、夢や希望を歌うことだった?

木村 うん。やっぱり、人が聴いたときに元気になるものを出したいなって思いましたね。今、自分が大人になってから気づくのは、夢を持つことを忘れてしまうこともあるってこと。希望って言い換えてもいいけど、何かを望んだり、先のことを明るく想像するのは、生活していくなかでとても大事なことだなって思う。だから、シングルは3曲とも夢をテーマに書いたんですね。


私の世界は誰にもマネできないし、私も誰のこともマネしないっていう自信があるんですよね

──「OLE! OH!」は、どんな夢を歌ってるって言ったらいいですか?

木村 この曲を作ってるとき、自分が少し元気なかったんですよね(笑)。

──前述のデビュー曲「Level 42」や「happiness!!!」と同じく、自分に言い聞かせてる部分がありますね。

木村 そう。そこは基本的に変わってないです。なんだかんだ言っても、やっぱりネガティブな自分を勇気づけたいっていうのが根本にあるんですね。この曲は、曲を聴いた瞬間に、銀色のチアガールが浮かんで。だから、応援ソングではあるんだけれども、他人から応援されるのではなく、自分自身のなかのチアガールが自分で自分を盛り上げてるんですね。ダメなところやネガティブなところを、自分自身で勇気づける感じかな。この曲で大事なのは、“YUMEを愛しもちつづけたいの♡”っていう言葉。夢を持ち続けて、夢を愛することを忘れちゃうと、ほんとに夢って出てこなくなっちゃう気がしてて。とにかく夢を持って前に進んで欲しいっていうことを歌ってますね。

──タイトルにはどんな意味を込めたんですか?

木村 スペイン語で賞賛する言葉の“オレ”とかけ声の“オー”を合わせた造語ですね。「自分、よくやってるよ。大丈夫、頑張れ」っていう言葉と、「よし、やるぞ!」を付け加えた言葉っていうイメージですね。

──そして、2曲目の「MAKE THIS DREAM REAL」はサビでもあるタイトルがすべてを物語ってますよね。

木村 タイトルにもなってる“WE’RE GONNA MAKE THIS DREAM REAL”っていうフレーズを何度も繰り返してるでしょ。直訳すると“夢を現実に”っていう言葉で、すごくストレートで強い言葉じゃない? 英語で歌うとリズミカルで気持ちがいいし、何度も繰り返すことで心のなかに刷り込まれて、ほんとにそういう想いになったらいいなと思って。夢を叶えたいって頑張ってる人が、くじけそうになったときに聴いて「あぁ、もうちょっと頑張ろう」って感じてもらえたらいいなと思いますね。

──3曲目の「うさぎとお月様」は優しくあったかいバラード・ナンバーになってます。

木村 これは夢繋がりで、おやすみの夢のなか。私は寝るときに、いちばんいろんなことを考えるんですね。心のなかで現実に向き合いながら、大切な人を思って、当たり前のことをいう感じで書いたけど、いつか自分が聴いたときにも励まされるような言葉になるといいなと思ってましたね。絶望や悲しみに陥ったときって、希望の光が見えなくなってしまうこともあると思うけど、この3曲を通して、みんなに“夢”や“希望”を忘れないようにしてもらいたいなっていう思いが伝わるとうれしいですね。

──最後に、カエラさん自身の“夢”を教えてください。

木村 デビュー当時に掲げてた、10年間歌い続けるっていう目標を達成して、また、ここからがスタートだなって感じてて。もう1回、ゼロからのスタートっていう気持ちなんだけど、私の世界は誰にもマネできないし、私も誰のこともマネしないっていう自信があるんですよね。そのうえで、また新しいことにチャレンジできることにワクワクしてるし、すごく楽しみなんですね。これからも木村カエラという存在を通して、ポップで、カラフルで、元気な作品をみんなに届けていきたい。それが今の私の夢ですね。

リリース情報

2014.07.09 ON SALE
SINGLEOLE!OH!
ELA

J-140709-BA-1149

[初回限定盤]¥1,600+税(OLE!OH! KAELA ボタニカルアートチーフ付)
[通常盤]¥1,200+税

詳細はこちら
オフィシャルサイト

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