UVERworld -【後編】叶わなくても夢を見て、強く生きていくことに意味がある!

UVERworld - 【後編】叶わなくても夢を見て、強く生きていくことに意味がある!

UVERworld

“生きる”というメッセージが詰まった、ニュー・シングル「7日目の決意」。改めて、曲が生まれた経緯から、サウンド面でのこだわりなど6人の思いの丈を語ってくれた! そして、7月2日にニュー・アルバム『Ø CHOIR』をリリースし、7月5日には京セラドーム公演も控えた6人が思い描く、”UVERworldの未来”とは!?

INTERVIEW & TEXT BY 本間夕子


夢の中では学生がこの歌をうたってたんです

──カップリングにも収録されているボイスメモがこの「7日目の決意」の最初の断片なんですよね。

TAKUYA∞ はい。夢から覚めてすぐに何も考えずに録りました。 

──夢から曲が生まれることって今までにも?

TAKUYA∞ メロディが出てきたことは何回かあるんですけど、うまくいった試しがなかったんです。だから“今回もきっとあとで聴いたらたいしたことないんやろな”って起きた瞬間は思っていて。でも歌詞もメロディもあまりにはっきり覚え過ぎていたので、これは録っておこうって。焦って何回も復唱しながらギターで音を探して……普通、そう見つかるもんじゃないんですよ、コードとかキーとか。なのに探し始めてふたつ目のコードくらいで音がハマったんです。“ここかな? ここかな? あ、ここや!”みたいな。

──ちょっと奇跡的ですらありますね。

TAKUYA∞ こんなことってあるんや! と思いましたもん。で、とりあえず録り終わったあと洗面所で歯磨きしながら“面白いものができたな”って歌ったばっかりのメロディや歌詞の意味を思い返してたら、ライブでのMCとかも全部バシバシ浮かんできて。“うわ、うわ、うわ”って、どんどん心拍数が上がっていったっていう。

──そこから形に仕上がるのも早かった?

TAKUYA∞ 歌詞はいっさい悩まなかったです。バンドでのアレンジも若干の試行錯誤はしたけど、かなりスムーズで。基本、テンポとキーは絶対に変えたくなかったんですよ。変えたら夢で見たものとはまた別のものになってしまうから。正直、もう半音下げたほうが僕自身も楽に歌えるんですけどね。もう半音下げようってノドまででかかっていたのをなんとか踏みとどめて(笑)。

──夢の中の歌はそうではなかった、と。

TAKUYA∞ 夢の中では学生がこの歌をうたってたんです。すごい苦しそうに歌ってて、その感じをなくしたら絶対あかんと思って。普通、夢って2日後とかにはだいぶ忘れてたりするでしょ? でも僕はアレンジしている間、夢の中の彼はどんなふうに歌ってたかなって何回も何回も思い出してたので、今でもはっきりと覚えてるんですよ。

──ちなみにその彼はどんな人物なんですか。

TAKUYA∞ ちょっとトッポい感じで、黒い学生服の背中にパキッとカエルの刺繍をしてて。

──ジャケットにも描かれているカエルですね。

TAKUYA∞ カエルが向いてる方向もシルエットもまさにこのまんま。「向いてる方向、もうちょっと左斜めやねん」とか、夢のままを伝えて作ってもらったんです。

“何もかも自分次第”ってこと。とてつもなく夢が詰まっていると思うんです、この曲には

──今回のアンサンブル、TAKUYA∞さんの見た夢の世界と歌そのものを何より大事に演奏されているのが印象的で。

信人 それも狙ったとかではなく、出来上がってみたら自然とそうなってたっていう。

──まさに自然ですよね。変にトリッキーにしていないというのかな、とにかく素直に“いい曲”に仕上げようとされているのを音から感じたんです。

克哉 そうですね、変にひねるんじゃなくて、この歌と歌詞をいかによりよく聴かせようかな、と。TAKUYA∞がしてくれた夢の話も“地元のこういう坂で”とかすごく具体的にイメージできるものだったんでそれを思い浮かべつつ、歌の雰囲気は崩さずに、けど音でも感動できるものをって考えながらやってましたね。

──真太郎さんがドラムで意識していたことは?

真太郎 シングル用の音源を今年に入ってまた録り直したときに、それまでライブでやってたものより手数をかなり減らしたんですよ。クセでやっていた部分を極力なくしてシンプルに、それこそ歌の邪魔をしないように。そういうの、他の曲ではあんまりないんですけど、これはかなり丁寧にやっています。

──彰さんはいかがです?

 僕の場合は逆に曲に呼ばれて出てくるものがすごくありましたね。例えばサビの後半で単音のメロディを弾いているんですけど、そのメロディ、いちばん最初にデモを聴かせてもらってすぐにパーンと浮かんだんですよ。エンディングのフレーズも、元々入れるつもりがなかったのに、アコギのレコーディングをしていたらパッと浮かんできたんで、ちょっと録ってみよう、みたいな。これは珍しいパターンやなと思いましたね。やっぱりそういうパワーを持ってる曲なんやな、と。

誠果 これは僕、あとになって気づいたんですけど、なぜかこの曲に関してはサックスを入れようと思わなかったんですよ。みんなも誰ひとりとして“入れてみようや”って言わなくて。きっとTAKUYA∞の夢の中のイメージを大事にしようと思って、自然とそういう判断をしていたんでしょうね。それがちょっと面白いなって。

TAKUYA∞ でも……入れようや。

誠果 お。ライブで?

TAKUYA∞ うん、ラストサビが終わってからのところに入れたい。考えといて。

誠果 OK、わかった。

──うわ、ぜひ聴きたい! めっちゃ楽しみです。ではリスナーやファンにどう聴かれたいとかありますか。

TAKUYA∞ 俺がこの曲でいちばん言いたいのは“何もかも自分次第”ってことで。とてつもなく夢が詰まっていると思うんですよね、ここには。生きるというテーマの、ある種、すべてが詰まっているとも思うし。本気で生きていく楽しさもそう、夢を見て生きる幸せもそう。7日で死んでいく蝉が冬の夢を見てもいいじゃないですか、叶わなくても夢見て強く生きていくことに意味があるわけで、それは絶対にいいことなんです。少なくとも今の僕たちの正解はそう。そうやって生きている自分たちが今、すごく幸せなんですよ。そういう意味でこの曲には今の俺らがすべて詰まっているとも言えるし。ま、いろいろ言いましたけど、そのどれかひとつでも聴いてくれた人に伝われば最高だなって思います。

自分たちの歯車も、今、広がりつつあるものも絶対に止めない努力が必要

──「7日目〜」リリース後も、立て続けにニュー・アルバム『Ø CHOIR』が出ますし、一方でツアーのひとつハイライトというべき京セラドームも目前となりましたが、それを踏まえた上でこの先のUVERworldに思い描いていることは。

真太郎 もちろん今よりよくなっていたいし、楽しくやっていたいと思うんですけど……この曲については“やっと出るわ”というより“ついにやな”っていう気持ちがあるんですよ。

──満を持して、という。

真太郎 これを出してからのスケジュールも楽しみなことが多いし、ワクワクしてますね。

誠果 作品で言ったらこの「7日目〜」から6人じゃないですか。そういう意味でも別の意味でも、ここからまた新しい一面を見せていけたらと思いますし。

 僕にとってもこのシングルっていい人生の分岐点になったと思うんですよ。この曲ができて僕ももっとUVERworldが好きになったし、自分がUVERworldでギター弾いたり曲作ったりできるありがたみもすごく感じたし、もっと頑張ろうって思ったし。だから希望に満ちあふれている感じですね。

克哉 今、ちょうど京セラドーム用のセットリストを組んでるんですけど、そこで思うのは過去の曲に頼ってないなって。ホンマ、セットリストが強いんですよ。そこにすごく幸せを感じますね。「7日目〜」にしても『Ø CHOIR』にしても、今、新しく作っているものがいちばんだって胸を張って言えることに。

信人 笑われるかもしれないけど、この曲でもっとごっついとこまでいけたらなって。そうじゃないとおかしいぐらいのパワーを持っていると思うんで、まずは聴いてほしい。それだけです。

TAKUYA∞ 実際、とても素晴らしい状況やとは思うんですよ。でも、それを当たり前と思ったら絶対あかん。この状況を続けるためには自分たちの歯車も、今、広がりつつあるものも絶対に止めない努力が必要で。とにかくいい作品を作り続けて、自分たちの夢に向かって走っていくこと。それが今、僕のいちばん大事な目標ですね。

 インタビュー前編はこちら 

リリース情報

2014.06.18 ON SALE
SINGLE「7日目の決意」
ソニーミュージックレーベルズ 

J-140618-FY-0046

【写真:初回限定盤CD+DVD】¥1,500+税
【通常盤CD】¥1,204+税

詳細はこちら

ライブ情報

”UVERworld LIVE TOUR 2014”
詳細はこちら

オフィシャルサイト

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