1次リーグ3戦目!コロンビアは選手も音楽も多様な地域性が特徴!!

TEXT BY 大石 始

ブラジルに引けを取らない、南米大陸の音楽大国・コロンビア

初戦のギリシャ戦を難なく乗り切ったコロンビア。同じ南米大陸の出場国だけに自国からも大量のサポーターがブラジルへ駆けつけており、グループ・ステージ突破に向けさらに勢い付いている。日本にとっては最大の難関といってもいいだろう。

 ところで、“南米大陸の音楽大国”というとやはりブラジルがイメージされるのではないだろうか。だが、コロンビアも決して負けていない。ブラジルを象徴する音楽がサンバだとすれば、コロンビアにおいてサンバにあたるのがクンビアやマパレ、ポロ、ブジェレンゲといった伝統音楽。コロンビアは太平洋とカリブ海というふたつの大海に面しているが、クンビアなどの伝統音楽が盛んなのはカリブ海沿岸地域のほう。

 そして、そんなコロンビア伝統音楽の祭典が、カリブ海沿岸地域最大の都市バランキージャで毎年行われるカーニバルだ。筆者も3年前にこのカーニバルを体験したが、リオデジャネイロやサルヴァドールなどブラジル各都市で行われるカーニバルのような派手さはないものの、アフリカと先住民、ヨーロッパの文化が入り混じったコロンビア文化の魅力を楽しく伝えてくれるものだった。こちらは今年のカーニバルのテーマソング。コロンビアのカーニバルならではの素朴な魅力が全開!


シャキーラに並ぶ、コロンビアの大スター・フアネス

 こちらの記事にも書いたように、ワールドカップ代表チーム同様、選手層の厚さを誇るのが現代のコロンビア音楽界。南米随一のサルサ王国だけに北米~カリブ諸国でも人気を集めるサルサ・アーティストも少なくないし、シャキーラのような世界的なスーパースターも輩出している。

 そのシャキーラと並んで国際的に知られている大スターがフアネスだ。そのセクシーさで国外でも熱狂的人気を誇る彼だが、元々ハードロック出身だけに、大スターになった現在もロックの魂は失っていない。

センス光るポップスやロック、クラブ・ミュージックも人気

 伝統音楽やバジェナートなど大衆音楽が盛んなカリブ海沿岸地域に対し、アンデス山脈の盆地に位置する首都ボゴタではアーティスティックなセンスが光るポップス/ロックやクラブ・ミュージックも人気。ボゴタの先鋭的ミュージシャンによって構成されるバンド、メリディアン・ブラザーズのこちらのミュージック・ビデオにはボゴタならではのセンスがにじむ。

 太平洋とカリブ海に面し、国土をアンデス山脈が貫くコロンビアは多彩な魅力に溢れた国。ワールドカップ代表チームの出身地も様々で、コロンビアの国土のようにダイナミックで多彩なチームと言えるだろう。

 というわけで、これまで4回に渡って日本代表の対戦国の音楽を紹介してきたが、次回は特別編として開催国ブラジルの音楽に触れてみよう。

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