ブラジルW杯開会式、実はヒヤヒヤだった登場アーティストらの舞台裏を振り返る

2014.06.17

開会式をドタキャンしようとしてたジェニファー・ロペス

ついに2014 FIFAワールドカップが開幕。サッカー王国・ブラジルで開催される大会とあって、世界中のサッカー・ファンがアレーナ・デ・サンパウロで行われたオープニング・セレモニーを見守った。

中でもいちばんの盛り上がりを見せたのは、ピットブル、ジェニファー・ロペス、クラウディア・レイチの3人が大会公式ソング「We Are One(Ole Ola)」を披露した時。

ムッチムチの衣装に身を包んだ超絶セクシー・アーティストふたりに囲まれてラップを披露するピットブルに、世界中の男が嫉妬したのは言うまでもない。

パフォーマンスは大成功に終わったが、実は、ここに至るまで結構なゴタゴタがあったのだ。ひとつは開幕直前になって、ジェニファー・ロペスが開会式への参加を辞退するとぶち上げた件。結果として辞退を撤回してステージに上がったから良かったものの、あんな世界的に注目されるセレモニーをドタキャンなんかしたらどうなっていたことか。

地元のブラジル人を差し置いて、「なんでアイツが真ん中で歌ってんだよ」

さらに、公式ソングそのものにもケチがついていた。メインで歌うピットブルはキューバ系アメリカ人のラッパー。ブラジルでは知名度が低いため、「なんでアイツが真ん中で歌ってんだよ」という声が同国内では少なからずあるというのだ。また、ジェニファー・ロペスもプエルトリコ系アメリカ人。南米系(というより中南米系)というくくりで、ブラジル色を出そうとする無理筋さに、一部ブラジル人は憤慨。しかも、唯一、ブラジル人であるクラウディア・レイチは、同曲では出番が少なくどちらかというと“おまけ”。そんなことで、ブラジル人が「ブラジルの大会でキューバ系とプエルトリコ系のアメリカ人ばかり歌って、ブラジル人がいちばん脇役とは、どうなってんだ!」と怒っているのだ。

そんな事情もあってか、開幕セレモニー本番では、曲の冒頭部分にミュージック・ビデオにはなかったクラウディア・レイチのソロ・パートが用意された。英語の歌詞がよく聴き取れなかった人も、「ブラジル〜♪ ブラジル〜♪」と繰り返していたのが印象に残ったはず。

準備不足やストライキやデモといった社会的問題など、なにかとネガティブな話題も多いブラジルW杯。日本は初戦でコートジボワールに逆転負けしてテンションが落ちるが……。ゴタゴタがありながらも見事にセレモニーを成功させた3人のアーティストのように、日本代表の対ギリシア戦にも好成績を期待だ!

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