『テラスハウス』主題歌を歌うテイラー・スウィフトに学ぶ「失恋から立ち直る3つの方法」

TEXT BY 柴 那典

恋多きアーティストは、実体験を基にしたリアルな曲を歌う

来日公演も大盛況。人気番組『テラスハウス』主題歌となった「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」をきっかけに、今や日本でもお茶の間レベルの知名度を持つようになった歌姫、テイラー・スウィフト。たくさんの恋愛ソングを書いてきた彼女ですが、そのうちのかなりのものが自分自身の実体験を基にした曲だということが有名です。ジョナス・ブラザーズのジョー・ジョナスやワン・ダイレクションのハリー・スタイルズと付き合うなど恋多き女性としても知られる彼女だけに、かなりリアルな恋愛体験が歌われているのです。というわけで、今回は「洋楽アーティストの歌詞を勝手に訳して勝手に学んでしまおう」シリーズの第一弾。失恋の痛手を癒やす方法を、テイラー・スウィフトの楽曲から紐解いてみましょう。

01.過去の思い出にしてしまう

「We Are Never Ever Getting Back Together」

テイラー・スウィフトの失恋ソングといえば、まずはなんと言っても「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」。ケンカ別れしたくせに何度も「やっぱり愛してる」なんて言ってくる彼に最後通牒を突きつけるナンバーです。

秀逸なのが2番のAメロ。《きっと懐かしくなるんだろうな。あなたが喧嘩をふっかけてきて、私も応戦して「正しいのは私でしょ!」なんて叫んだりした。そしたらあなたは隠れて心を和ませてたよね。私の曲よりクールなインディーのレコードなんて聴きながら》

カントリー・ミュージックを歌う超売れっ子のテイラー自身が、彼氏が聴いてたであろうUSインディポップを「私の曲よりクールなレコード」なんて言っちゃうところが実にリアル。なんにせよ、ケンカしてたり仲直りしたりしていた記憶を、現在形の出来事ではなく、懐かしい「過去」にしてしまうのがポイントと言えそうです。

02.写真を燃やす

「Picture To Burn」

続いての方法は「ピクチャー・トゥー・バーン」。つまり、写真を燃やす、ということ。この曲の歌詞、かなりすごいことになってます。曲名からわかる通り、マッチをすって、付き合ってた頃のふたりの写真に火を点けちゃおう、あなたなんてしょせんは燃やされる写真なんだから、と歌ってる歌詞なんですが、それだけじゃない。あなたなんて田舎者、あなたのバカげた古くさいトラックが大嫌いなの! とさんざん罵って、《あなたがゲイって友達に言いふらしてやる》とか《あなたの親友全員と付き合ってみようかしら》とか、かなりエグい復讐プランを歌ってる。男からしたらたまったもんじゃないですが、イヤな恋愛を忘れるためにはこれくらい激しくストレス解消したほうがいいのかも。

03.新しい恋を見つける

「Begin Again」

悲しんだり、怒ったり、後悔したり、失恋はいろんな感情の荒波をもたらすけれど、その痛みを癒すなによりの良薬は「ビギン・アゲイン」。つまり新しい恋を見つけること。テイラー・スウィフトの失恋ソングの中でも最もポジティブなのがこの曲です。《まるで小さな男の子みたいに頭をそらせて大笑いする》と、恋する彼への愛しい思いを綴ったこの曲。《この8ヵ月、ずっと恋なんてもうコリゴリって思ってたけど、水曜日、カフェであなたの姿を見た時に、また恋が始まったって気付いたんだ》と、やわらかなメロディにのせて歌う優しいバラードです。グッとくるのが2分半からの展開。《車を停めてある場所に話しながら歩いていったんだ》と、新しい彼にムカつく元カレの話をしようと思ったら、彼は毎年クリスマスに家族で観る映画の話を聞かせてくれて、そうしたら昔のことなんてどうでもよくなっちゃった、と歌うのです。失恋の痛みを忘れさせてくれるのは、新しい恋の幸せ。そんなことに気付かせてもらえる一曲です。

6月15日に行われるシンガポール公演で、アルバム『Red』を引っさげてのワールド・ツアーも終了。いよいよニュー・アルバムの制作に入るというテイラー・スウィフト。ハリー・スタイルズと2013年1月に破局してからは恋の噂もないようですが、果たして次のアルバムにはどんな恋愛が描かれるのか? 次なる名曲の到着に期待しましょう。

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