W杯ブラジル大会をより盛り上げてくれる、椎名林檎のこの一曲!

TEXT BY 恒川めぐみ

彼女の特徴的なブレスも、選手たちの息づかいとシンクロしているよう

“にわかサッカーファン”という言葉がある。どうやら、普段Jリーグは見ないのに、ワールドカップなどの国際戦になると徹夜してまでテレビにかじりついて、世間の盛り上がりに乗じる人のことを総称するらしい。実は筆者もそのひとりだったりする(汗)。だって、国内リーグでは敵同士だったトップクラスの選手たちが同じブルーのユニフォームを着て、サッカー最大の大会に立ち、世界のテッペンを目指す。その一致団結した姿にものすごいドラマがあったりするから。もちろん、この間のなでしこジャパンのW杯予選にも歓喜した。えぇ、えぇ。完全に“にわかサッカーファン”っぷりを発揮しましたよ。

 その選手たちの勇姿にピタリとハマる曲があった。ピーン! と強く張った、まるでギター音のような甲高いパワフルな声……椎名林檎だ。ニュー・シングル「NIPPON」が2014年NHKサッカー放送のテーマ・ソングなのだ。彼女にしては珍しくダイレクトな応援ソングだなぁと感動していたら、どうやらNHKの依頼を受けて書き下ろした曲なのだそう。これから訪れる“勝負の時”に挑む、熱く強固な意志を指し示したダイナミックなアンセム。イントロのけたたましいホイッスル音からスタートし、ザクザク刻むリズムが、観戦する者のハートをグイッと戦地へ誘っていく。分厚く豪華に織り重なるストリングスに後押しされるように、一直線にゴールを目指す力強い歌詞と歌声も痛快。ストレートな疾走ロック・チューンだ。しかも、音の末に聞こえる彼女の特徴的なブレスも、選手たちの息づかいとシンクロしているように思えて、いっそうの高揚感を生む。こんな椎名林檎もイイもんだ。

椎名林檎に、私たちが本来備えている闘争本能を刺激しまくってもらおう

 このシングルよりひと足先にリリースされたセルフ・カバーアルバム『逆輸入 〜港湾局〜』も話題の椎名林檎。これまで彼女が作家として、広末涼子、ともさかりえ、TOKIO、PUFFY、栗山千明、SMAP、真木よう子、野田秀樹へ提供した曲を、気鋭のアレンジャーたちによる大胆なリアレンジで、椎名林檎ワールドがたっぷりと堪能できるカバー・アルバム。この作品と共に、シングル「NIPPON」の人気もテンション高く日本中に沸き上がりそうな予感。

 にわかファンでも大いに結構! 椎名林檎に、私たちが本来備えている闘争本能を刺激しまくってもらって、ブラジルW杯に挑むなでしこ&サムライたちを応援しようじゃないか。

リリース情報

2014.06.11 ON SALE
SINGLE「NIPPON
Virgin Music

J-140606-FY-2251

【通常盤CD】¥1,000+税

詳細はこちら

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