”もち政宗””旗本ひろし”……えっ?この人たちは一体誰なの!?

2014.06.09

TEXT BY 柴 那典

音楽で学ぶ日本の“レキシ”

 学校の授業やテレビの時代劇で誰もが聞いたことのある日本史ネタが、極上のポップ・ソングに! キャッチーなメロディに乗せて思わずニヤリとさせられる言葉を歌う、ユーモアたっぷりの音楽プロジェクト。それが、池田貴史によるソロ・ユニット、その名も「レキシ」です。SUPER BUTTER DOGや100sのメンバーを経てさまざまなアーティストのバック・バンドを努める彼。2007年にソロ・デビューしてからは楽曲とライブの面白さが評判を呼び人気が徐々に拡大、6月4日に4枚目のアルバム『レシキ』をリリースし、8月にはなんと日本武道館でのワンマン・ライブも決定しました。

アーティストたちからも注目大の「レキシネーム」とは?

 毎回、池田と親交の深い豪華アーティストのゲスト参加が話題を読んでいるレキシなのですが、客演のときに用いられる「レキシネーム」(池田がゲストに命名するアーティスト名)も注目の的。本名をもじったり、本人のキャラを活かしたり、単なる思いつきだったり、その場のノリで自由につけられるレキシネーム。アーティスト側からの注目も高く「レキシネームをつけてほしい」と池田に話を持ちかけられたりすることもあったりするとか。

ニュー・アルバム『レシキ』

 これまで3枚のアルバム『レキシ』『レキツ』『レキミ』をリリース、縄文時代から江戸時代まで様々な日本史ネタをファンキーに歌い上げてきたレキシ。Deyonna(椎名林檎)、齋藤摩羅衛門(斉藤和義)、田ンボマスター(山口隆/サンボマスター)などこれまでも豪華なゲスト陣を迎えてきましたが、だが、新作『レシキ』では、もち政宗(持田香織from Every Little Thing)、旗本ひろし(秦基博)、北のパイセン問屋(怒髪天)らが初参加。初期からの参加メンツである足軽先生(いとうせいこう)やシャカッチ(ハナレグミ)など、親交の深い敏腕ミュージシャンたちが集結しています。

 新作は、今回も日本史ネタが満載。“今夜こそ私を捕まえてね 他の誰かじゃダメなのよ”と、捕物帖と恋の駆け引きをからめた「キャッチミー岡っ引きさん feat. もち政宗」、ラップと歌の掛け合いで農民のストレートな思いを奏でる「年貢for you feat.旗本ひろし、足軽先生」など、タイトルから独特な全10曲が収録されています。“大塩平八郎”と“大石内蔵助”の名前を連呼する「salt & stone」、“♪基本的にただ好きな城の名を叫んでいるだけ”という「ドゥ・ザ・キャッスル feat. 北のパイセン問屋」など、熱くエネルギッシュで無意味なナンバーに思わず吹き出してしまう人も続出するはず。特にニセレキシ(U-zhaan)のタブラに乗せて“織田に負けた武田の気持ち”を即興で語る「Takeda’ feat. ニセレキシ」は爆笑必至です。

レキシの最大の魅力って……?

 単なるおふざけのようにも思えるけれど、ファンクを土台に古今東西の歌謡曲やヒット・ナンバーに通じる音楽的なクオリティも抜群。実力も人気もあるミュージシャンたちが集まっていたって大真面目に遊んでいるのがレキシの最大の魅力カラオケで歌っても盛り上がること間違いなしですよ!

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