発車ベルがカッコいい「溜池山王駅」。なぜ、ほかの駅と違う?

ネットで「カッコいい」と話題に 溜池山王駅の発車ベル

 電車の発車ベルといえば、駅に合わせたご当地ソングを採用していることが多い。例えば、JR蒲田駅なら映画『蒲田行進曲』のテーマ曲だし、JR水道橋駅では巨人軍の応援歌「闘魂こめて」が流れる、といった具合。

 そんななか、東京メトロ銀座線・溜池山王駅の発車ベルが「カッコいい」と話題になっている、との噂が……。ネット上では、次のようなコメントを見つけられた。

「溜池山王発車メロディ。普通発車ベルでこんなカッコいいコード進行使わないだろw」
「溜池山王駅の発車ベルのこの久保田利伸のバラードのイントロみたいな感じの曲はいったいなんなんだろう。街のイメージなのかしら。。」
「いつも聴いてたやつだけど、改めて聴くとカッコいいなw」

 ネット上にアップされているものを聴いてみると、たしかに都会的な印象を受ける溜池山王駅の発車ベル。でも、なぜこんなメロディになったのか? 実際に、溜池山王駅に聞いてみた。

DAILY MUSICライター(以下、DM)「溜池山王駅の発車ベルって、ほかの駅と違いますよね?」
駅員さん「はい、そうですね」
DM「なんで、ああいうメロディになったんですか?」

 駅員さんが話してくれた内容を要約すると、東京メトロは随時、駅の改装を実施しているそう。その一環として、銀座線の発車ベルを各駅違うものにしようとの案が出た、とのこと。手始めに、溜池山王、浅草、上野、そして渋谷の発車ベルが変更され、例えば上野駅なら上野公園の桜から森山直太朗の「さくら(独唱)」、銀座駅は「銀座カンカン娘」が採用された。ただ、溜池山王駅は官庁や大企業のオフィスなどが集まることから、街をイメージした「オリジナル曲」が作られたのだとか。

作曲者は鉄道界の超有名人だった!?

 ところで、こんなカッコいいメロディをどんな人が作ったのだろう?

駅員さん「作曲者は塩塚博さんです」
DM「塩塚博さん?」
駅員さん「ええ。いろいろな鉄道メロディを作曲されてる方で、鉄道の世界では有名ですね」

 質問を終えた後、塩塚博氏について調べてみると、東京メトロだけでなく、JR東日本や京浜急行、さらには山陽電鉄など、首都圏を中心に各地の鉄道メロディを手がけている人物だった。また、鉄道以外にもフジテレビ『報道2001』のテーマなどテレビ・ラジオ関連の仕事もしている。

 もし、溜池山王駅を降りる機会があれば、一度、発車ベルにも耳を傾けてみてほしい。

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