みみめめMIMI -田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)がプロデュースした話題曲!

みみめめMIMI - 田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)がプロデュースした話題曲!

みみめめMIMI

シンガー・ソングライターのユカとイラストレーターのちゃもーいによる新世代視聴覚ユニット、みみめめMIMIがニュー・シングル「サヨナラ嘘ツキ」をリリース!アニメ『ブレイドアンドソウル』のオープニング・テーマとしてオンエア中の今作について、ユカが語ってくれた。

INTERVIEW & TEXT BY 永堀アツオ


13枚分の暗い言葉がある中で、希望をもって前に向かおうとしてる言葉が1枚になった

──ニュー・シングル「サヨナラ嘘ツキ」は新機軸となるピアノロック・ナンバーになってますね。いつ頃に書いた曲なんですか?

ユカ 去年の夏の終わりに、さいたまスーパーアリーナで行われたアニサマを観に行ったんですけど、2万人以上のお客さんの盛り上がりやサイリウムの一致団結感にすごく感動して。いつか、みみめめMIMIがライブをするときに、こんな風に盛り上がる曲が欲しいなと思って、その日の深夜に書いた曲なんですね。

──プロデューサーにはUNISON SQUARE GARDENの田淵智也さんを迎えてます。

ユカ 田淵さんがいたこらこそ今のような最高の形になったっていうくらい生まれ変わってて。まず、私的にピアノで盛り上がる曲が書きたいと思っていたので、いつもよりテンポを速くしていたんですね。でも、デモテープを渡したら、さらに20くらいBPMが上がって返ってきて(笑)。

──新しい引き出しを開けてもらった?

ユカ ほんとに、引き出してもらったっていう言葉が抜群に合うんですけど、私の新しい引き出しを12段くらい、パカパカ開けられたなっていう感覚があって。例えば歌詞に関しても、かなり細かくアドバイスしてくれたんですね。きっと、魂のないプロデューサーさんだったら、“ここの言葉、音乗りが悪いからもっといいのない?”っていう問いかけに対して、私がひとつ返したら終わると思うんですね。でも、田淵さんは3つくらい返しても、「まだいいのが出るはず」って粘ってくれて。事務所の会議室で5時間くらい、ほんとに生徒と教師のように直しに付き合ってくれてことがいちばんうれしかったですね。

──歌詞はどういう思いで書かれました? 自分自身に嘘をつく自分にさよならしたいと歌っていますが。

ユカ すごく先の未来のことや、過ぎ去ったことを悔やんでばかりで、今の自分を見れていないなって感じたんですよね。今の自分自身と向き合ってないということは、ある意味、自分をごまかしているというか、自分に嘘をついているんじゃないかっていう感覚に陥って。そこで、自分が今、何を感じて、どんなことを考えているのか、とことん自分自身と向き合ってみようって掘り出した結果が、この歌詞になっていて。自分自身と向きあえば向き合うほど、自分の嫌いなとこや、ダメな部分ばかりが見えてきて。これ、今は歌詞としてまとまっているんですけど、実際はA4で13枚分くらいあったんですよ。頭痛がするくらいしんどくなったし、自分と向き合うのって、こんなにつらいことなんだって思いましたね(苦笑)。

──A4で13枚ってすごいですね。何が書かれていました?

ユカ もう愚痴のような、マイナスの言葉ばかり書いてたんですけど、そうやって、自分の嫌いなところばかりを見つけてしまう自分が嫌だなって思って。でも、そんな自分のことを素直に嫌いだなって思えたからこそ、次は“変わりたい”っていう気持ちが芽生えてきて。自分はダメだとか、嫌いだって思わないと、変わりたいとか、こうなりたいとも考えないので、すごくいいことなんじゃないかと思えて。もちろん、そんなにすぐに変われるわけじゃないし、今もまだ葛藤中ではあるんですけど、13枚分の暗い言葉がある中で、希望をもって前に向かおうとしてる言葉が1枚になった感覚がありますね。

努力を自信に変えて、今のユカのままで大きなステージに行きたい

──自分と向き合うなかで、ご自身の過去、現在、未来に関しては、それぞれどう見えました?

ユカ 過去を振り返って思ったのは……曲を書き始めた中学生の頃から今まで、自分としては一生懸命にやってきたつもりだけど、放り出してた時期もあったなって思って。地元でライブをしている頃に、ライブを観に来たり応援してくださる方がいたんですけど、私がみみめめMIMIとしてデビューする前に亡くなってしまって。今も、もっと活躍して恩返ししたい人もいるけど、すでに返せない人もいて……。もっと頑張っていれば、間に合ったんじゃないかって思ったり。これはひとつの例なんですけど、小さい後悔がいろいろ思い浮かんできて。後悔している時期は、自分自身と向き合わずに逃げてたときだなって思いましたね。

──では、“今、現在”はどうするべきだと?

ユカ みみめめMIMIのユカとして何ができるんだろう? っていうことを考えたし、何を求められてるんだろうとも考えましたね。自分の存在意義というか、なんのために自分はいるんだろうっていうことまで考えたので、ほんとに苦しかったんですけど(笑)。そこで、感じたのは、今までの私は自分自身の中で解消できないことを曲にしたり、自分のために書くことが多かったなってことで。この先は、自分を応援してくれている人や、自分を信じてくれている人のために書きたいなって思いましたね。

──弱い自分と別れを告げた先の未来像は?

ユカ 小さなプライドとか意味のない理想像を捨てて、このままの自分でいたいなと思いましたね。私、自信をもってキラキラしている人に憧れるんですけど、私は自分に自信がもてなくて。コンプレックスもたくさんあるんですけど、自分をよく見せようとせず、努力を自信に変えて、今のユカのままで大きなステージに行きたいって思うようになって。

──特別な声を持っているのに、自信が持てないんですね。

ユカ 元々声に個性がないって思ってたんですよ。それも、自分とはかけ離れた、MISIAさんのようにハスキーで太い声に憧れていたからで。無理をして太い声で歌っていた時期もあったんですけど、そういう部分を削って、ありのままに歌うようになったら褒めてもらえるようになって。

──セリフの部分も印象的でした。2本の声に、ハーモニーも重なった3声で不思議な響きを構築していて。

ユカ いつも声で面白いことがしたいなって思ってるので、今回はセリフにチャレンジして。歌詞カードには恥ずかしくて表記しないんですけど、A4で13枚も書いたから、言いたいことがまだまだあったので、セリフの部分に詰め込ませてもらいました(笑)。自分自身と向き合っている歌詞なので、ふたりの自分がセリフを言ってるような感じにしてますね。

初めてお客さんに見られるっていうことで、みんながどんな反応をするのかドキドキ

──そして、近い未来として、6月22日に赤坂BLITZで、1stライブが開催されます。

ユカ 率直にいうと、ドキドキしてます。そのドキドキには2種類あって。ひとつは楽しみですね。音楽と映像で、シンガーソング・ライターとイラストレーターのふたりだからこそ生み出せるライブを作ろうと思ってて。それを直接、お客さんに伝えられるっていうことにワクワクしてるし、お客さんの顔を見られるってことも楽しみですね。もうひとつは、初めて学校に行くときのような緊張感ですね。初めてお客さんの顔を見られるっていうことは、初めてお客さんに見られるっていうことでもあるので、みんながどんな反応をするのか——。ドキドキとはこういうことを言うんだっていうのを実感している最中ですけど(笑)、絶対に忘れられない一日にしようと持っているので、期待して欲しいですね。

リリース情報

2014.05.28 ON SALE
SINGLE「サヨナラ嘘ツキ
Astro Voice

J-140526-FY-2200

【写真:初回盤 CD+CD+DVD】¥1,556+税
【通常盤CD】¥1,000+税

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