大東駿介 – Part.4 役者としての目標

大東駿介 - Part.4 役者としての目標

M-140509-YS21大東駿介

生涯現役を貫いた音楽家・佐久間正英のドキュメンタリーに感化され、自身の役者としての将来を改めて見つめ直した大東駿介。感情が高まる一方で、役者では表現しきれない、とあるフラストレーションもあるんだとか……。

INTERVIEW & TEXT BY 恒川めぐみ
PHOTOGRAPHY BYキセキ
HAIR & MAKE BY佐藤健行(HAPPS)
STYLING BY石橋修一(STUTTGART)


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“こんな人生、最高やな”

──役者としてどんなことを目標にされていますか?

大東駿介 羞恥心のもっと先、自分のなかの誰にも見せずに死ぬまでとっておきたいものを、作品のたびに出していくことですね。墓場まで持っていきたいと思っていた自分の顔とか内面、心理みたいなものが“また出ちゃったよ〜”って、ひとつの作品ごとに表せたらどれだけ気持ちいいだろうと思います。そうやって“今がベストではない”と延々と思い続けて死ねたらいいですね。実は先日、GLAYやJUDY AND MARYなどをプロデュースされていた佐久間正英さんのドキュメンタリー番組を観たばかりなんですよ。それで、“こんな人生、最高やな”って思った。病院に自分の好きな仲間を集めて「Last Days」という曲を作るために、飯も食えない、水も飲めないってうなだれている状況なのに、ベースを持ったら一瞬で顔色が変わっていたんです。なんか……きっともう自分の人生に迷いがなかったんですよね。僕も役者としてそこまでいきたいなと思いました。呼吸するのと同じぐらい、芝居をしているのが当たり前な生き方になれれば、そこに最後まで自分の人生を置けたら素敵ですよね。佐久間さんの生き方を見て素敵だなぁと思いました。

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当たり前の日常なんて実はないんじゃないか

──もはや、音楽は仕事ではなかったんでしょうね。

大東 憧れますよね、そういう人の生き様には。1日1曲生むということは、1日中何かを感じて新しい何かを吸収して、その日に出すっていうこと。俺らの仕事もきっとそうで、当たり前の日常なんて実はないんじゃないかなって、そのドキュメンタリーが終わったあとにひとり反省会をしました(笑)。

──好きなものに対して人生を賭けていて、なおかつ純粋に無防備でいる姿は、今の大東さんの姿にも重なる気がします。

大東 ミュージシャンの知り合いも増えて、話しながらウズウズするなと思うのは、彼らは自分のなかに溜まった喜び、悲しみ、怒りとか全部を音に変えて生きているところ。僕の場合は台本、演出などが前提にあって、そのうえでステージを選ぶので、チャンスが舞い込んでこないと、自分から発信したいものはなかなかストレートには表現できないところがあるんですよね。持てるすべての感情や考え方を、迷いなく音楽に置き換えることができたら気持ちいいだろうなぁって思います。この間も出演しているトーク・バラエティ「心ゆさぶれ! 先輩ROCK YOU」という番組に音楽プロデューサーの島田昌典さんと蔦谷好位置さんがゲストで来てくださったんですけど、ふたりとも人の感情を音でコントロールしているところがあって。あぁ、すごいなって。そこまで器用になれる自分はまだいないので……まずは音楽をやろうと思いました(笑)。R-140509-YS22


◆今週の1曲

テーマ:カラオケでテンションMAXのときに歌いたい曲
尾崎 豊「路上のルール」

大東 これ、実際にカラオケに行って、テンションMAXになったときに歌ってます(笑)。尾崎 豊さんの他の曲はキーがなかなか合わないんですけど、この曲は僕のキーにぴったり合うので、歌っていてすごく気持ちいいですね。曲も歌詞も“気持ちを全部出しちゃいなよ!感”があるので、気分が解放されます。

尾崎 豊特別展 OZAKI20 オフィシャルサイト


INFORMATION

2014.06.07 ROAD SHOW
MOVIE
「女子ーズ」
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2014.08.30 ROAD SHOW
MOVIE
「TOKYO TRIBE」
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舞台
「カッコーの巣の上で」
[東京]2014.07.05〜08.03
[兵庫]2014.08.06〜08.17
詳細はこちら


CONTENTS

Part.1 カッコーの巣の上で
Part.2 影響を受けた音楽
Part.3 ターニング・ポイント
Part.4 役者としての目標

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