力士、プロ野球選手、プロレスラー、五輪メダリスト……アスリートが歌う名曲特集

2014.05.23

昭和のスーパー・アスリートは、CDも出していた!!

最近ではあまり見かけなくなったが、かつて一流アスリートがレコードやCD、(もしくはカセットテープ)をリリースすることが“普通”であった。また、『大相撲部屋別対抗歌合戦』とか『オールスタープロ野球12球団対抗歌合戦』といった味わい深いテレビ番組が人気コンテンツだった時代でもあった。

というわけで、今回はそんな時代もあったねと懐かしみつつ、競技別に一流アスリートが歌う名曲の数々をプレイバックしてみたい。

まず、プロ野球選手も名曲を数々残している。王貞治「白いボール」、野村克也「俺の花だよ月見草」、板東英二 「燃えよドラゴンズ」、 掛布雅之「掛布と31匹の虫」、落合博満「サムライ街道」「そんなふたりのラブソング」(信子夫人とのデュエット・ソング)、星野仙一「街の灯が揺れる」、新庄剛志「第Ⅱ章 ~True Love~」……など枚挙にいとまがない。その中でも、音楽ファンに知ってもらいたい曲No.1は佐々木主浩「Break new the ground」だ。こちらなんと小室哲哉が作曲・編曲、プロデュースを担当。ガッチガチの小室サウンドをバックに大魔神・佐々木が歌い上げるという、あの時代(2000年発売)の寵児ふたりがタッグを組んだ大作だ。

五輪メダリストも名曲、どころか名盤を残している。84年のロスアンゼルス五輪の男子体操金メダリストの森末慎二が1988年に発売したアルバム『Summer Rainbow』。なんと、バック演奏を務めるのは日本ビッグバンド・ジャズ界が誇る“東京ユニオン”だ(しかもアレンジは内堀勝と角田健一)。「Stand By Me」や「Moon River」などおなじみのスタンダード・ナンバーを中心に、森末が見事に歌い上げる。森末はこのアルバムが評価され、翌1989年には第5回日本ジャズヴォーカル賞奨励賞を受賞している。

80万枚を売り上げてたプロレスラーも!!

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プロレスラーも負けてはいない。特に女子プロではジャッキー佐藤とマキ上田の“ビューティーペア”のデビュー曲「かけめぐる青春」は80万枚を売上げたほど。また、長与千種&ライオネス飛鳥の“クラッシュギャル”もシングル「炎の聖書」で10万枚を売上げるなど女子プロレスにおいて絶大な人気を誇った。

男子プロレスラーではジャンボ鶴田を挙げておかねばなるまい。デビュー曲は一時期、入場テーマにもしていた「ローリング・ドリーマー」。フィリーサウンド風のアップテンポな曲調に、哀愁溢れる歌詞を乗せ歌うジャンボ鶴田。趣味のフォークギターとなんの親和性もないダンサブルな仕上がりとなっているあたりも見逃せない。

長州力の「明日の誓い」もかなりの佳曲だ。曲調をざっくり説明すると、少しハウンドドッグっぽい。何度も1曲をリピートして聴き続けると、長州力が大友康平に聞こえる瞬間があるほどだ。

長州力の永遠のライバル、藤波辰爾「マッチョ・ドラゴン」も捨てがたい……というかマストである。約38秒の長めのイントロから“稲妻が闇を裂いて〜”と藤波がカットインしてくる瞬間の破壊力。「イントロよ、お前が闇なら、オレは稲妻だ」と言わんばかりの裂きっぷり。ぜひ、皆さんにも聴いていただきたい神曲である。なお、カップリング曲の「ドラゴン体操」も併せてお聴きいただきたい。

このようにアスリートは数々の名曲を残している。皆さんも、そうした曲をたくさん発掘して楽しんでほしい。また、現役アスリートの方々は、遠慮せずにどんどん新たな音源をリリースしてもらいたい。

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