ファンキー加藤 -ラブソングじゃなくて応援歌を!

ファンキー加藤 - ラブソングじゃなくて応援歌を!

ファンキー加藤

夏にぴったりな爽快チューン「輝け」が誕生! 絶賛放映中の「カルピスソーダ」新CMで耳馴染みの方も多い同曲は、2013年11月から2014年2月末まで行われた“ファンキー加藤 インストアライブツアー ~原点回帰~”などで得たファンの声に奮い立たされたファンキー加藤の想いが凝縮している。

INTERVIEW & TEXT BY 宮本英夫


ひとりってこういうことか

──新曲の話をする前に。去年から今年にかけてやっていた“ファンキー加藤 インストアライブツアー ~原点回帰~”を振り返りましょうか。

ファンキー加藤 インストアライブツアーはよかったですね。力になりました、いろんな意味で。自分自身のステージングの勉強もできたし、応援してくれるファンの皆さんの存在も改めて感じることができたし。すごくいい旅でした。

──記憶に残るエピソードは?

加藤 どこだったっけ? 一瞬、体調を崩しかけたんですよ。喉の痛みがあって、背中がゾクゾクして、これはヤバイと。インフルエンザじゃなくて、ただの風邪だったからどうにか乗り越えられたけど、そこは怖かったです。今までだったら、3人いてひとり風邪を引くぐらいだったら、他のふたりでカバーできたんですよ。モンちゃん(モン吉)が風邪を引いたら、俺が中心になって歌うとか、(DJ)ケミカルがモンちゃんの代わりに動きでカバーしてくれたりとか。その逆もしかり。でも、インストアライブツアーで風邪を引いたときに“ひとりってこういうことか”と思いました。風邪も引けないんだと。それは今後の教訓になりましたね。体調管理も含めて、もっと意識を高めていかないとソロではやっていけないぞと。

不安や迷いはだいぶ吹っ切れましたね

──お客さんは?

加藤 そうですね、来てくれる人たちは……夢の続きというか、今までの続きを託してくれてるような気はしました。FUNKY MONKEY BABYS(以下ファンモン)が解散したことで一旦止まってしまった、皆さんの愛情というものを僕に託して、すごく期待してくれてるというか。最初はソロ活動ということに対して、賛否両論があったし、どちらかと言うと否のほうが目についたりもしたんだけど、インストアライブツアーを回ることによって、まだ迷っていた人たち自身もすごく……ブログやTwitterへの書き込みを真に受けていいならば、“ソロになってくれたことに感謝します”とか、そういう言葉がすごく多かったんですよ。そして、会場に昔のBABYS(※ファンモンファンの通称)の仲間たちが集結して、共に音楽を聴いて来た仲間たちともう一度出会わせてくれたことに対して、“ありがとう”という言葉をたくさんもらいましたね。

──それは本当いい話だよ。

加藤 僕は、それも音楽のひとつの大切な役割だと思うんですよ。ファンモンは単純に部屋で聴くだけの音楽ではなかったと思うし、ライブ会場でみんなでひとつになって、そこで友達と出会うとか、さらに発展して恋愛になったりとか、そういうところまで広げて行けるのが音楽のなせる技だなと思っているので。音楽は、日常にちょっとした彩りを与えることができるんですよ。俺自身もソロを始めてよかったと思えたし、ファンの皆さんもそう言ってくれたので。不安や迷いはだいぶ吹っ切れましたね。

“僕”の歌から“僕ら”の歌に

──しかも、デビュー・シングル「My VOICE」がオリコンチャート3位。トップ3入りは初めてと聞いて“あれ? そうだっけ?”と。

加藤 そうなんですよ! ファンモンのシングルは4位が最高だったので。ソロの第一歩で3位という数字はうれしかったですね。

──そして、それに続く2ndシングル「輝け」。この曲はどんなふうに?

加藤 「My VOICE」とのいちばん大きな変化は“僕”の歌から“僕ら”の歌になったこと。特に1番のAメロは、インストアライブツアーの握手会で、お客さんと言葉をかわすじゃないですか? そこでのみんなの顔だったり、かけてくれた言葉が、この曲の大きな軸になってるんですよね。なかには、日常ですごく大変なことがあってなかなか前に進めないので、“これからも応援歌を作ってください”と言ってくれる人もたくさんいて。そのとき交わした言葉、そのときの光景が、この曲を作っているときにずっと頭にあったんですね。

──“溜め息まじり君の声”“君の話を聞かせて”とか。

加藤 そうそう。ぶっちゃけ、2ndシングルの選択としてラブソングがいいとか、バラードを出すのもいいねとか、そういう話もあったんですけど。俺のモードが、インストアライブツアーと握手会で再会できた人たちと、新しく出会えた人たちに向けて歌いたくなったんですよ。ラブソングじゃなくて応援歌を。

みんなの存在に救われたことも間違いない

──そういう人の声に対して、“僕もそう”“一人じゃどこにも踏み出せなかった”と同じ目線で歌うのが加藤さんらしいなと。

加藤 僕自身、皆さんの存在に救われた体験があったので。そこで“頑張れ”というと、若干上から目線になるというか、それはそれで引っ張り上げるという感じになるからアリなんですけど。言葉のチョイスひとつで目線は変わってくるんですよ。この曲を作るにあたって、大きく脱線したり、悩むことはなかったんですけど、言葉のチョイスには気をつけましたね。僕自身もみんなと同じように紆余曲折あって、リセットして、再スタートを切ったことは間違いないし、そこでみんなの存在に救われたことも間違いない。“加藤さんが歌ってくれてよかったです”と言ってくれると同じか、それ以上に俺は“聴いてくれるあなたがいてくれてよかった”と思っているので。

──「My VOICE」が加藤さんからファンへの手紙で、それを受けて「輝け」は、リスナーとの対話になっていて。

加藤 そうですね。「My VOICE」はあのときしか書けなかった歌だし、「輝け」もそれを経てじゃないと書けなかった曲だと思うんですよ。今は、楽曲制作のうえで迷いはないです。

リリース情報

2014.05.14 ON SALE
SINGLE「輝け」
ドリーミュージック・

J-140514-YS1

[初回限定盤/CD+DVD]¥1,296+税
[通常盤/CD]¥1000+税

詳細はこちら

ライブ情報

ファンキー加藤「I LIVE YOU 2014」in 日本武道館
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