クリープハイプ -“40年後”のメンバーが写っているジャケット写真が話題のニュー・シングル!

クリープハイプ - “40年後”のメンバーが写っているジャケット写真が話題のニュー・シングル!

クリープハイプ

4月に日本武道館2デイズ公演を行ったクリープハイプが、レコード会社移籍後第一弾ニュー・シングル「寝癖」をリリースした。ボーカル・尾崎の“ストレートに勝負したい”という思いを乗せた今作から、クリープハイプはあらたなスタートを切る!

INTERVIEW & TEXT BY 森 朋之


男女の思いがズレていくという感じを客観的に歌っている

──2014年第1弾シングル「寝癖」がついにリリースされます。4月16日、17日に行われた初の日本武道館ライブでも披露していましたが、どんなテーマで作った曲なんですか?

尾崎世界観 まず、男女の関係を両方の立場から書きたいっていうことですね。お互いの思いがズレていくという感じを客観的に歌っているというか。

──とても普遍的なテーマだと思います。どんなコミュニケーションにおいても、必ずズレはありますからね。

尾崎 それがいいんですけどね。ズレてるからこそ、繋がっていたくなるんだろうし。元々こういうことを歌っていたんですよ、僕は。そこにもう1回戻って表現したいという気持ちもあって……。インディーズ時代の「左耳」という曲があるんですけど、その曲がクリープハイプが世に広がるきっかけになったんじゃないかと思っているんです。その後、いろんな曲を作ってきたけど、このタイミングでそこに戻ってみるのもいいんじゃないかな、と。

──「左耳」と「寝癖」を聴き比べてみるのも面白いかも。そこにクリープハイプの魅力が詰まっているというか。

尾崎 まあ、聴く人によって印象は違うでしょうけどね。例えば「社会の窓」で自分たちのことを知ってくれた人は「(クリープハイプの魅力は)コレじゃないでしょ?」って言われるかもしれないし(笑)。もちろん、いろんな捉え方があっていいと思うんだけど。

──シンプルなバンドサウンドと尾崎くんのボーカルをしっかり際立たせるアレンジも印象的でした。

長谷川カオナシ アレンジにはいろんな形があったんですけど、方向性を決定づけたのがサビのメロディだったんですね。どんな音をつけても、サビのメロディがちゃんと前に出てくる。だったら、それを後押しする作業をするべきじゃないか、と。その結果、シンプルと感じられるものになったのかもしれないですね。

“珍しく”というか、一人称の主人公が限りなく尾崎世界観本人だな

──2曲目の「ホテルのベッドに飛び込んだらもう一瞬で朝だ」はツアー中の情景、心情が描かれているナンバー。これってやっぱり、ツアー中に書いたんですか?

尾崎 えーと、去年のツアーの後かな。あ、違うな。ツアーのファイナル(12月5日に行われた全国ツアー“秋、零れる程のクリープハイプ”の最終公演、Zepp DiverCity TOKYOライブ)の前に少し間が空いたんですけど、そのときに書いたんだと思います。いつもは他人のことを歌っていたりするんですけど、この曲はポロッと出てきちゃったんですよね。

長谷川 “珍しく”というか、一人称の主人公が限りなく尾崎世界観本人だなという印象があって。“尾崎世界観、2013”を見た感じがしたし、生き生きしているなって思いました。

小川幸慈 ツアーの情景が浮かんでくるから、バンドでアレンジしてるときもエモーショナルになれて。

尾崎 え? アレンジしているときは、まだ歌詞はなかったでしょ?

小川 あ、そうだね。でも、歌っているときの(尾崎の)表情からも伝わってくるものがあったから。すごい表情で歌っていたので。

尾崎 へー。激しい感じ?

小川 そうそう。その雰囲気を汲み取って、感じたことを表現するっていう。

「ねがいり」は、今じゃないと完成させられなかった

──3曲目の「ねがいり」はかなり古い曲ですよね。

尾崎 作ったのは10年くらい前かな? 初めて出したCD(2006年に発売した6曲入り音源「ねがいり」)の曲なんですけど、今ならできそうだなって。あと、事務所の社長が「この曲を武道館でやりたい」ってずっと前から言ってて、それを叶えてあげたいと思っていたので…。

──夢が叶いましたね、本当に。

尾崎 そうですね。ただ、この曲を作ったときは今よりもモノを知らなかったし、経験も少なかったから、自分でも「背伸びしてる感じだな」って思ってたんですけどね。今じゃないと完成させられなかったんだなっていうか。

小泉拓 「ねがいり」はリアルタイムで知らなかったんですよ、俺は。だから原曲を忠実に再現するというより、新曲として自然に演奏できましたね。

小川 僕は10年前から知っていますけど、当時の尾崎くんはいつも何かに対して怒っていたような印象があって。

──例えば?

小川 えーと、なってないライブ・ハウスの店員とか。

小泉 それは俺も目撃したことある。「せっかくイベントを企画したのに、受付の人の対応が良くなくて、お客さんに申し訳ない」って。

──すごい。ちゃんとしてますね。

小泉 そう、ちゃんとしてるんですよ。

尾崎 何かしら怒りをぶつけるものを探しているだけかもしれないけど(笑)。

──4曲目の「目覚まし」も“あたし”と“僕”というふたつの視点から描かれている曲。絵に例えると、スケッチみたいな曲だな、と。

尾崎 すごく丁寧に色をつけていくというより、そのときに自分が見たものを鉛筆みたいなもので書いたっていうか。そういう感じが自分でも“いいな”と思ったんですよ。時間をかけすぎると逃しちゃうような気持ちを、その瞬間の感覚で捉えることができたかなって。

──今年最初のシングル、充実した作品になりましたね。

尾崎 そうですね。シングルでここまで“しっかり作り込めた”という実感を持てたことは、今までなかったので。レコーディングの時間は短かったんですけど、考える時間はたっぷりあったし。いいカタチになって良かったですよ、ホントに。

リリース情報

2014.05.07 ON SALE
SINGLE「寝癖
ユニバーサル シグマ

J-140502-FY-1735

【写真:初回限定盤CD+DVD】¥1,800+税
【通常盤CD】¥1,200+税

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