大東駿介 – Part.2 影響を受けた音楽

大東駿介 - Part.2 影響を受けた音楽

M-140508-YS1大東駿介

“音楽”という切り口で、ミュージシャン以外の著名人にインタビューを実施し、ふとした素の表情を届ける「meetMUSIC」。舞台、映画、ドラマなど様々な役柄を演じる俳優・大東駿介が生き方や考え方に影響を受けた音楽を探る!

INTERVIEW & TEXT BY 恒川めぐみ
PHOTOGRAPHY BYキセキ
HAIR & MAKE BY佐藤健行(HAPPS)
STYLING BY石橋修一(STUTTGART)


R-140508-YS3
何から何まで仲間で作った作品

──生き方や考え方に、大きく影響があった音楽やミュージシャンはいますか?

大東駿介 クリープハイプですね。昨年、映画「自分の事ばかりで情けなくなるよ」(クリープハイプの尾崎世界観の原案を元に、松居大悟が監督・脚本を手掛けた映画)を撮ったんですけど、僕が出演した物語に流れていた「言わなくても伝わると思ってたよ」は、今でもすごく大事にしている曲です。映画では、自分の感情がもっとも爆発するシーンのバックでかかっていました。僕が暴れるシーンはその曲から始まって、その曲で完結するんですけど、その役でいちばん気持ちを吐き出したシーンだったので、それを聴くと今でもめっちゃ苦しくなります。でも、そういう作品に関われたことと、何から何まで仲間で作った作品だったと思うと、この曲に出会えて本当によかったと心の底から思いますね。うれしかったです。

R-140508-YS2
生き方に無駄がない

──クリープハイプの「憂、燦々」「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」のミュージック・ビデオにも出演されていますよね。このバンドのいちばんの魅力はどんなところだと思いますか?

大東 やっぱり……“人ってそうやって生きていくべきじゃないの?”って思えるところですね。人間の本質だけを歌っていて、絶対にきれいごとで固めることはしないんです。必要のない社交辞令とか、思ってもいないことを口にするぐらいだったら、もっと本気で生きようよ、みたいなエネルギーを感じるんです。生き方に無駄がないんですよね。

R-140508-YS1
きっと尾崎さんは喜ばない

──ときに、背を向けたくなるような現実に真正面から立ち向かっている感じもします。

大東 しますね。人のペースに合わせて人と同じ生き方をして、人の顔色をうかがって……って生き方をしていると“その時間って自分の人生を消費しているだけで、何も身になってないんじゃないの?”って気づかせてくれます。結果、家に帰ってはぁ〜ってため息をついて明日もまた同じ日々やって思うんだったら、そんなことも考えられなくなるぐらい、傷つきながらでも生きてみろよ、って言われているような気がしちゃうんですよ。人間って汚いものだっていうことを最初から受け入れたうえで、それでもそこで生きていこうとする、逃げない姿勢は素敵です。

──人として、男として生々しいですよね。

大東 うん。やっぱり、それが人じゃない? って思うんですよね。人として本質をこちらに見せてくれるから、こっちも腹割って返そうと思えるバンドです。だから、クリープハイプと仕事をするときは結構ケンカするつもりで臨んでいました。こちらも本気でぶつかっていかないと、きっと尾崎さんは喜ばないと思うから。


◆今週の1曲

テーマ:タンスに足の小指をぶつけたときに聴きたい曲
マリリン・マンソン
「This Is The New Shit」

大東 中学校の修学旅行が沖縄だったんですよ。初めての沖縄だったので、めっちゃ楽しみで。その前日の夜に、家で心霊特集の番組を観ていたんですけど、あまりにも怖すぎたので、テレビから急いで離れようと思った瞬間に……ドアの角に小指をぶつけて骨折(笑)。沖縄に行ったのに海に入れなかったのを思い出しました。そんな自分に怒りを感じるときは、恐怖のマリリン・マンソン。怒りと悲しみを超越して無になれます(笑)。

マリリン・マンソン オフィシャルサイト


INFORMATION

2014.06.07 ROAD SHOW
MOVIE
「女子ーズ」
詳細はこちら

2014.08.30 ROAD SHOW
MOVIE
「TOKYO TRIBE」
詳細はこちら

舞台
「カッコーの巣の上で」
[東京]2014.07.05〜08.03
[兵庫]2014.08.06〜08.17
詳細はこちら


CONTENTS

Part.1 カッコーの巣の上で
Part.2 影響を受けた音楽
Part.3 ターニング・ポイント
Part.4 役者としての目標

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人