May J. -“元気になれた”っていう言葉は本当にうれしい

May J. - “元気になれた”っていう言葉は本当にうれしい

May J.

リスナーが勇気づけられる、元気になれる歌をセレクトしたカバー第2弾アルバム『Heartful Song Covers』。May J.の歌声の深みをいっそう感じることのできる、ハート・ウォーミングな作品に仕上がっている。

INTERVIEW & TEXT BY 武市尚子


元気にしたい。笑顔にしたい

──『Heartful Song Covers』は、2枚目のカバー・アルバムですが、May J.さんにとってカバーとはどういうものですか?

May J. 私がカバー・アルバムを出すきっかけとなったのはテレビ番組のカラオケ企画でいろんな方たちの歌をうたわせていただいたことで、テレビを観てくださっていた多くの方たちから“感動した”“ぜひ、カバー・アルバムを出してほしい”という要望をいただいたんです。やっぱり、そうやって求めてくださる方がいるというのはとてもうれしいことだし、それに応えるのが本当のシンガーなんじゃないか? と私は思うので、そういう皆さんのリクエストに応えるつもりで作ったのが、前作の『Summer Ballad Covers』でした。そこで、届けたかった人たちに届けたかったものをちゃんと届けられたという手応えがすごくあり、さらに“元気になれた”“また明日から頑張ろうって思えた”という言葉を聞いて本当にうれしくて……私は、歌をうたっているうえで、いちばん強く思うのは、“聴いてくれる人たちを元気にしたい。笑顔にしたい”というところなので、“元気になれた”っていう言葉は本当にうれしいんです。

自分の歌詞のように歌えるか

──オリジナル楽曲で自身の想いを提示することはもちろん、カバーもそこに並ぶくらいMay J.さんのなかでは大きな存在であるということですね。

May J. そうですね。本当にそうだと思います。でも、実際に歌うときは、オリジナル曲とカバー曲とではまた違いますね。オリジナル曲は、曲や歌詞を作っている段階から自分と向き合っているんですが、カバーの場合はすでにあるものと、まずはちゃんと向き合うところから始めるので。名曲といわれるものは、誰が歌っても素晴しいと思うんですが、歌詞をどう表現していくかで伝わり方が変わっていくと思うし、歌う人それぞれの意味が出てくると思うんです。なので、私は原曲をリスペクトしながらも、いかにその歌詞を自分の歌詞のように歌えるかということをいちばん大事にしていますね。とにかく歌詞を何度も読み返して理解して、自分の人生の出来事に重ねてみたりするんです。そうやって自分のなかに取り込んでから、そこに想いを重ねながら大切に歌っていくんです。むしろ、そのイメージの時間にいちばん時間をかけているといってもいいですね。特に今回は、歌詞がとても印象的で後々残る楽曲というのを意識してチョイスしていったので、本当にたくさんの歌詞を読みました。

歌詞も歌もすごく身近に感じる

──なるほど。今回も隣で自分だけに歌ってくれているような距離を感じました。

May J. ありがとうございます! 竹内まりやさんの「元気を出して」は、特にそこを意識しましたね。失恋した女の子を隣でそっと慰めるような気持ちで歌った1曲でした。あと、「Believe」は壮大なイメージで歌いました。この曲は、私が小学生だった頃に音楽の授業で歌っていた曲でもあるんです。昔は合唱っぽい歌い方をしていたこの曲を、今、May J.が歌ったらどんなふうに印象が変化するだろう? って、とても興味があって。

★実際に合唱時の発声での歌唱と普段のMay J.の歌唱とを実演。

──おぉ〜。全然違う印象になるね!

May J. そうなんですよ。合唱曲という記憶で終わらせてしまうのがもったいないなと思ったんです。なので、J-POPっぽいアレンジに変化させて、歌い方もいつものMay J.らしく抑揚をつけて、そこに思いっきり感情を乗せて、J-POPっぽく歌ってみたんです。そうすることによって、歌詞も歌もすごく身近に感じると思うので。

感情のままを歌にぶつけた

──なるほど。男性の曲も選曲していますが。

May J. 男性の曲をMay J.が歌ったら、また違った表現になるんじゃないかなと思って。聴いてくれる皆さんからも、男性の気持ちを歌った曲を女性である私が歌ったことで、すごく素直に、より深く男性の気持ちを理解することができたって感想をくださったりもして。

──歌って不思議ですね。今回のカバーを通して、自分のオリジナル曲では出せない魅力が出せた曲はありますか?

May J. 「やさしさに包まれたなら」は、自分のオリジナル曲にはない歌い方かなって思いますね。普段は歌わないようなラフ気持ちで歌ったんです。子供のような気持ちになって歌った1曲だったというか。普段の私の歌い方って、ドカーンって声を張るような曲が多いので、1曲通して柔らかく、優しく、滑らかに歌い切るというこの曲は本当に珍しかったと思います。初挑戦でしたね。レコーディングも最初に歌ったテイクがいちばんピュアだったこともあって、最初に歌ったテイクを使いました。あと、「Amazing Grace」は、ピアノを演奏してくださった方とふたりでライブ録音をしたんです。テンポも決めず、唸ったり、ためたり、声を張ったり……ただただ、そのときの感情のままを歌にぶつけた感じで歌いました。賛美歌だからこそ、歌う人の個性がすごく出るので、そんなところでもしっかりとMay J.を感じてもらえたらと思います。

リリース情報

2014.3.26 ON SALE
ALBUM『Heartful Song Covers』
rhythm zone

J-140325-YS1

[CD+DVD]¥3,500+税
[CD]¥2,800+税
詳細はこちら

ライブ情報

May J. Tour 2014 ~Message for Tomorrow~
詳細はこちら

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