EXILE ATSUSHI -音楽と真摯に向き合い、より深く追求することで生まれた『Music』

EXILE ATSUSHI - 音楽と真摯に向き合い、より深く追求することで生まれた『Music』

EXILE ATSUSHI

聴き手を優しく包み込む包容力、安心感が得られる温もり……EXILE ATSUSHIが紡ぐ音楽は聴き手に寄り添いながら、どこか足りなかった感情を満たしてくれる。幾分にも枝分かれするアプローチながら、その根本にある彼の想いは一途なものだった。

INTERVIEW & TEXT BY 森 朋之


まさに集大成だなと思います

──EXILE ATSUSHIの2ndアルバム『Music』がリリースされます。これまでのソロ活動の集大成とも言える作品だと思いますが、手応えはどうですか?

EXILE ATSUSHI やっぱりEXILEの活動をやりながらなので、“谷あり、谷あり”というか……結構大変でしたね。例えば、久石 譲さんとご一緒させていただいた「懺悔/EXILE ATSUSHI & 久石 譲」のミュージック・ビデオは、EXILEの関西でのコンサートが終わったあと、京都で撮って、そのまま次の公演に行ったんですよ。「道しるべ」のときも、名古屋公演を土日にやって、東京に戻った次の日の朝から撮影したり。もちろん、すべて一生懸命やりましたし、そういう意味ではまさに集大成だなと思いますけどね。

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“和風”“洋風”くらいの分け方

──“Music”というタイトルについては?

ATSUSHI 4月からツアーをやることが決まっていたので、まず、そのタイトルを考えたんですよね。EXILEは“エンターテインメントを通して、Happyを届ける”というニュアンスだと思うんですけど、ソロの場合は自分にとっての音楽を追求する、音楽の可能性に向かって挑戦するという意味合いが強いんじゃないかな、と。自分としてもそういう思いを持ちながらツアーに向かって盛り上がっていきたかったし。歌っている曲のジャンルも多様だし、それをひとつにまとめるにはやっぱり“Music”しかないかなって。アルバムの資料にも『楽曲に込められているのものは、すべてが“愛”である』と書いていただいてるんですけど、本当にそうだなって思うんですよね。根底にあるのは愛、ソウル、魂だし、それはどんな楽曲であっても変わらないので。自分のなかで“和風”“洋風”くらいの分け方はあるんですが、皆さんに届けるということは同じですからね。

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悩んでるんですよ、実は(笑)

──ATSUSHIさんのルーツである90年代R&Bテイストの楽曲はもちろん、「ALIVE」「LA LA 〜孤独な夜に〜」といった現代的なダンス・チューンから「ふるさと」「赤とんぼ」などの唱歌まで。これだけジャンルが違えば、曲によって歌い方も変わりますよね?

ATSUSHI そうですね。ピアノ1本とかオーケストラと一緒にやらせてもらうときは、ほぼ一発録りに近いんですよ。EDM系の曲のときは、まずサビのコーラスを録ってから、周りを固めていって……やり方は全然違いますよね。モードを切り替えるのはちょっと大変だし、それでちょっと悩んでるんですよ、実は(笑)。日本の心を歌うときは優しく、流れるような歌い方になっていくんですけど、ずっとそういう歌をうたってたら、だんだんエッジがなくなってきたような気がして。まあ、すぐ戻ってくると思うんですけどね。

──自分に厳しいというか、歌に対する追求心がめちゃくちゃ強いですよね。

ATSUSHI レコーディングのときもそうですけど、アルバムの収録曲を聴いていても、“ちょっと気になるなってところがあるんですよ、正直言って(笑)。この2年の間もちょっとずつ成長してると思うし……でも、楽曲はそのときの記録ですからね。歌い直して、全部今の感じになっても、それはそれで面白くないだろうし。でも、ヘタクソですよ(笑)。“もっとできるだろう、お前”って自分に思っちゃいますね。もっとボイトレしろよとか。

本能的にSHUNちゃんの声が欲しくなった

──初回生産限定豪華盤の【BONUS DISC】には、「Choo Choo Train」「Eternal…」など、EXILE第一章時代の楽曲のセルフ・カバーを収録されていますが。

ATSUSHI もともとはスタッフの方のアイデアなんです。EXILEの第一章から応援してくださっている方もたくさんいるし、その時期の曲を歌うことで、喜んでもらえるんじゃないかっていう意見があって。僕としても“いいアイデアだな”って思ったので、自分自身が思い入れのある曲を何曲かピックアップさせていただいて。まずはアレンジャーの方にリアレンジをお願いしたんですけど、「fallin’」のアレンジが上がってきたときに、“自分ひとりで歌うっていう感じじゃないな”と思って、本能的にSHUNちゃん(清木場俊介)の声が欲しくなったんですよね。その直前にたまたまSHUNちゃんとお酒を飲む機会があって、“一緒に何かやれたらいいね”っていう話もしてたし。あと、これは奇跡的だなって思うんですけど、彼もソロを始めて10周年で、ちょうどベスト・アルバムが出るタイミングだったんですよ。EXILEも第三章が終わって第四章が始まる次期だったし、“SHUNちゃんと一緒にやるなら今しかないな”と。

夢が醒めやらぬうちに聴いてもらいたかった

──久しぶりに清木場さんと一緒にレコーディングしてみて、どんなことを感じましたか?

ATSUSHI すごく刺激的でしたね。俺の歌が埋もれちゃうんじゃないか? と思うくらいのパワーなんですよ、SHUNちゃんは。あと、今回のコラボレーションで“隙間がやっと埋まったな”っていう感じがしたんですよね。SHUNちゃんが脱退した理由は音楽性の違いだったとは言え、ファンの方のなかではいろいろな憶測もあるわけで。ここでやっとお互いを思い合って別れたということが示せたんじゃないかな、と。お互いに燃え尽きてからやってもよかったんですけど、今回はまさに絶好のタイミングだったし、ファンの方々のなかで夢が醒めやらぬうちに聴いてもらいたかったし。僕自身、そうしたいと思ったんですよ。SHUNちゃんの存在は、僕の音楽人生で欠くことができないので。

リリース情報

2014.03.12 ON SALE
ALBUM『Music』
rhythm zone

J-140315-YS31

[初回生産限定豪華盤/2CD+2Blu-ray]¥6,500+税
[初回生産限定豪華盤/2CD+2DVD]¥5,500+税
[CD]¥2,800+税
詳細はこちら

ライブ情報

EXILE ATSUSHI LIVE TOUR 2014“Music”
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