ベスト・アルバムを紐解くと、見えてくる“唄い屋・清木場俊介”の軌跡。本音を吐露する。

ベスト・アルバムを紐解くと、見えてくる“唄い屋・清木場俊介”の軌跡。本音を吐露する。

清木場俊介

Part.4 アルバム解説と軌跡

ソロ10周年を記念してリリースされるベスト・アルバムは、全曲新録のスペシャル盤だ。さらに今、話題となっているEXILE ATSUSHIとのコラボレーション楽曲も収録され、豪華な一枚に。そこにかける想いとは? 彼の人物像とは? 5日間かけて清木場俊介を紐解く!

INTERVIEW BY 藤井徹貫 PHOTOGRAPHY BY 岡田貴之
TEXT BY 川島佳奈子(DAILY MUSIC編集部)


 ベスト盤ということで、楽曲をさらうと必然的に歩んできた軌跡をたどることになる。「いつか…」と「なにもできない」は、まだグループに在籍していた時にソロでデビューした作品に収録されていた曲たちだ。

「2曲とも、お世話になったグループを辞めるか、留まるかで悩んでいたときに書きました。そのときの感情が赤裸々に出ています。当時はまだ20代の前半でしたから、胸の中に溜まった思いを唄にして吐き出さないと、おかしくなってしまいそうでした。だから、僕を救ってくれた唄と言ってもいいと思います。そういう思い、どの曲に対してもそうですけど、唄への思いは作った当時と大きくは変わりません。どれも同じだけ大切です。ただし、唄を書いたときの感情、口惜しさだとか、悲しさだとかを、今はしっかり消化できていると思います。消化するとは認めるってこと」

 清木場俊介は唄に支えられながら生きてきた。

「昔の自分を客観的に見るように、唄も客観的に見られるようになったのかもしれないですね。だから、このベスト・アルバムを作るにあたり、ボーカルの技術的にこうしたい、ああしたいも、もちろんあったけど、その割合より、1曲1曲の唄そのものも、唄を作ったときの感情や置かれていた環境も消化できたってことを、どうやって表現するかのほうが大きかった気がします」

 もっとも彼が消化できた楽曲は、Part.1で紹介した「愛のかたち」だ。

「<愛のかたち>は、“ライブで唄って欲しい曲は?”というアンケートを取ると、つねに上位に入ります。というのは、以前は、あまり唄わなかったから。EXILE時代の匂いがする曲というか、あの頃を彷彿とさせる曲なので、ソロでそれを求められることに抵抗感が正直ありました。後戻りするみたいで。唄わないことがプライドだと思っていました。でも、それは勘違いだと、今はわかるようになったし、聴きたいと求めてもらえるなら、唄いたいと、素直に思えるようになりました」

 そうした葛藤を経て、マインドに良い変化が訪れ、今のコラボやフリーライブ=自信に繋がっているとしたら、やはりこの10年の道のりは決して間違っていなかったと誰もが認めるだろう。

 あらたな未来に向けて今、清木場俊介が思うことは……? Part.5では、これからのことについて聞く。

リリース情報

2014.03.05 ON SALE
ALBUM 『唄い屋・BEST Vol.1』
SPEEDSTAR RECORDS

J-140228-KK-2305

[初回盤]

J-140228-KK-2306

[通常盤]

【CD】

  1. ROLLING MY WAY
  2. Rockin’ the Door
  3. なにもできない
  4. いつか…
  5. 愛のかたち
  6. 唄い人
  7. again
  8. 最後の夜
  9. あのさ~
  10. Baby
  11. 今。
  12. 忘れないで
  13. そのままで…。
  14. 羽1/2

【DVD】

  1. ROLLING MY WAY
  2. いつか…
  3. 愛のかたち
  4. 今。
  5. 唄い人
  6. そのままで…。

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