新山詩織/“揺るぎない想い”が自分自身を変える。前へ進もうとしている人に向けた心温まる一曲

TEXT BY 清水素子

 昨春、デビューした現役女子高生シンガー・ソングライターの4thシングルは、旅立ちを迎えた人々にエールを贈るオーガニックなスロー・チューン。これまで自身の深奥と向き合い、えぐり出すようにして詞を紡いできた彼女の作品としては、まさに新機軸と言える一枚だ。

 真っ直ぐでフラットなボーカルとてらいのないストレートなリリック、そしてアコギとストリングスを交えたバンド・サウンドと、全方位においてシンプルな仕上がりが、聴き手それぞれに自らの想いを乗せる余白を残しているのがにくい。しかし、そこに溢れる説得力とポジティブなパワーは今春、彼女自身が高校卒業というあらたなる出発を控えているからなのだろう。恒例となっているカップリングでのカバーでは、The Birthdayの「ピアノ」にチャレンジ。敬愛するチバユウスケの楽曲ということで、歌声に漂う背筋が伸びるような緊張感にもひとかたならぬ気合いがうかがえる。

リリース情報

SINGLE
「今 ここにいる」
Being
2014.02.12 ON SALE

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