LITTLE -音楽業界がどうこう関係ねぇ!後悔せずに言いたいことをぶつけたアルバム

LITTLE - 音楽業界がどうこう関係ねぇ!後悔せずに言いたいことをぶつけたアルバム

LITTLE

約6年振りとなるオリジナル・アルバム『アカリタイトル1』を2月12日にリリースしたLITTLE。今までより本音で、よりストレートな思いを詞に乗せた楽曲が収録された今作。再始動した彼の進化形とは!?

INTERVIEW & TEXT BY 土屋恵介


CDが売れないとかって話になったりするけど、そんなのオレたち関係なくね

──約6年ぶりのソロ・アルバム『アカリタイトル1』は、LITTLEさんが今感じている思いを言葉やサウンドでダイレクトに表した作品といった印象を受けます。

LITTLE より本音に近いというか、友達と普段話しているトピックを反映している曲が多いですね。仕事だったり、立場や年齢が違っても、抱えている悩みや感じることは近いと思うから、聴いている人にストレートに伝わるかなと思いますね。

──リリックやラップも、すごく研ぎすまされているというのも感じます。以前と比べて、自分の中で変わってきたことは?

LITTLE ラップに関して言えば、無理矢理なトリッキー感はないですね。フロウやライミングも好きだけど、そこはトラックもらってからの反射神経で、自分が気持ちよければ良いって感じです。後悔したくないから、言いたいことは言いたいってほうが強いです。

──言いたいこと重視になったと。では、曲に触れながら話を進めていきましょう。アルバムは、ファンファーレが鳴り響く「all need is MUSIC」から始まります。気持ちもあらたに音楽で挑んで行く思いが込められた曲ですね。

LITTLE ミュージシャンで集まると、CDが売れないとか誰がどうしたとかって話になったりするけど、そんなのオレたち関係なくねって気持ちが今は強いんです。音楽業界がどうこう言うより、この曲カッコいいとか、こんなビートがヤバい、そっちのほうが全然楽しい。そういう気持ちが、まんま歌詞になってます。

──「FUNKY ウーロンハイ」は、SUPER BUTTER DOGの「FUNKY ウーロン茶」をリメイクしたナンバーです。

LITTLE これは瞬発力からできた曲です。「FUNKY ウーロン茶」良い曲だよな、オレ、ウーロンハイよく飲んでるな、よし曲作ろうって(笑)。レコーディングしているとき、とにかくラップしていて超気持ち良かった。最近みんなで酒飲むのが、パーティ感が強くなってきていて、その楽しさをラップしたんで、それで楽しいものになったっていう(笑)。

──すべてがいい方向に進んだと。「おれたちの進化論」は、まだまだ前に進んでいく気持ちが明確に込められたナンバーです。

LITTLE やっぱり、またスタートしたぞって感覚が今回のプロジェクト全体にあるんです。オレの中でジャケットとも連動している曲ですね。

──確かにジャケの過去から火を灯して歩き出しているイラストと曲が繋がります。

LITTLE 2年ぐらい前にフリーになって、また音楽いっぱいやるぞってときにできた曲なんです。オレの中では、この曲から生まれ変わったくらいの思いが詰まってますね。

アゲアゲなのにすげー切ないラブ・ソングをやってみたかったんです(笑)

──そして、浜崎貴司さんをフィーチャーした「おれたちのイマジン」は、現実味のある希望感が歌われた曲です。

LITTLE 元々は、あるCMで“天の川のながれる新宿”“想像できるものはかなう”ってフレーズを聞いたときに、真っ正面にそうだなと全然思えなかったんです。いやいや、全然ままならないことのほうが多いぞって。でも、行くしかない。これもジャケと繋がるけど、煌煌とした光じゃなく、灯りくらいの明るさでオレは進んで行くよってことですね。

──思ったことがすべてかなうならほんとに素晴らしいですけど、世の中そう簡単にはいかないですし。だからこそ、LITTLEさんのスタンスで発せられた歌詞がリアルに響くんだと思います。「and you…」は、突き抜けるような爽快なメロディのEDMサウンドですが、歌詞が切ないラブ・ソングというギャップに驚きました。

LITTLE EDMを日本語でラップでやるとパーティ感に持っていくものが多いけど、オレは普通のストーリーもの、言葉の多いラップをぶつけてみようって思ったんです。その上で、アゲアゲなのにすげー切ないラブ・ソングをやってみたかったんです(笑)。これって、日本人の作るEDMのアプローチの中に、ひとつあってもいいような気がして。みんな歌詞聴くの好きじゃないですか。

愛はあるけど金はない、それでいいって気持ちもあるけど葛藤もある

──確かに。EDMへの日本流の回答のひとつというのは納得できますね。そして「愛はある」は、恋愛の中で生じる葛藤を歌ったメロウ・チューンです。

LITTLE これは昔から作っていた曲で、歌詞とメロディが同時にできて、それに合わせてトラックを作ったんです。愛はあるけど金はない、それでいいって気持ちもあるけど葛藤もある。好きだ好きだ好きだ、でもそれでいいのか? って。こういうことって誰もが抱えてることだと思うんです。

──きれいごとでヘンに結論づけてないからこそ、曲の中にある感情が刺さるように思います。ほんと『アカリタイトル1』全体通してグッとくるものがありました。

LITTLE 聴いてくれた人から、エモい、気持ちが入ってる、普段のオレっぽいとか言われますね(笑)。ほんと、本音で言いたいことバーッと言えたし。でも言い切ったぜってより、まだ次に行ける感のある、いいものができたと思います。タイトルに“1”とつけたからには、この勢いを止めずに“2”に行きたいですね。これからも、楽しんで、ヘンなこと考えず、言いたいことを言って行きたいです。

リリース情報

2014.02.12 ON SALE
ALBUM『アカリタイトル1
徳間ジャパンコミュニケーションズ 

J-140211-FY-0127

¥2,095+税

  1. all need is MUSIC
  2. FUNKY ウーロンハイ
  3. おれたちの進化論
  4. おれたちのイマジン feat. 浜崎貴司
  5. いったいぜんたい
  6. Don’t worry Be happy Go lucky
  7. and you…
  8. ゲリラ豪雨 feat. SHUN
  9. 愛はある

[Bonus Track]
D.R.E.A.M

ライブ情報

FILTER88 早春スペシャル
03/07(金)大阪・club joule
※詳細はこちらまで

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