ただの“まとめ”じゃない、現在進行形のNICO Touches the Wallsを伝えるベストアルバムが完成!

NICO Touches the Walls

初のベスト・アルバム『ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ ベスト』を2月5日(ニコの日)にリリース。 インディーズ時代の人気曲から、ヒット・シングル、さらに新曲2作を収めたライブを意識した1枚だ。

INTERVIEW & TEXT BY 平山雄一


このベスト盤は、これから先に出会う人たちに向けてっていう意味が大きい

──どんなベストにしようと思ったの?

光村龍哉 みんなに共通してたのは「2枚組にはしたくない」ってこと。豪華なベスト盤を出すほどのキャリアでもないし、シングル・コレクションは今のご時世ではダサい気もするし。だから俺らのライブに初めて来る人でも、これさえ聴いておけば盛り上がりどころがわかるっていう基準で選びましたね。ライブは2014年、今まで以上に大きな要素になってくる。そこにもっとたくさん人を巻き込みたいって思っているから。

対馬祥太郎 ベストっていうのは、俺らをその1枚でさらっとさらえるようなアルバムっていう印象なんですよ。聴いたらそのままライブに来てほしいなって思ってた。だからライブで毎回定番で盛り上がる曲を率先して入れたかったんで、見事にそういう形になりましたね。

光村 そもそも俺らのファンの子たちって、シングルとかアルバムに関係なく曲を愛してくれる。だから今回のベスト盤は、これから先に出会う人たちに向けてっていう意味が大きいです。

坂倉心悟 2014年のことをみんなで話したとき、武道館をいっぱいにするのを目指すっていうのはいいなって思った。その途中にベスト・アルバムを出そうっていう話が出て。ベストがあったら武道館をやるのにもいいねっていう。シングルだけ集めるのもいいのかなと思ったけど、NICOの歴史を見ていくと、シングルになっていない曲なのにライブで盛り上がる曲がある。友達も「その曲好きだよ」って言ってくれるのが、「あれ、それシングルになってないんだけど」っていうことがあったりして。結果、そういう曲を集めたベストになりました。

──そういう意味では自分たちとファンが選んだベストだね。

光村 そうかもしれない。ファンと俺らが、ライブで築き上げてきたものっていうか。

“こんなんじゃ終わらねえぞ”っていうノンフィクションな気持ちで書いた曲

──でも、ベストの中に新曲が2曲も入ってるってちょっと変だよね(笑)。

古村大介 確かに変ですね(笑)。今回のベストは、いわゆる“まとめ”っていうんじゃなくて、現在進行形の何か、今の感じっていうのをちゃんと伝えなきゃいけないと思ってたんです。それを伝えるために作った新曲でもあるんですよ。前の曲を新しく録り直したものもあるし、今までの曲のマスタリングもそれぞれ違ったりするから、余計に普通のベストとは違うんじゃないかなと思いますね。

光村 ベストを出すにあたって、新曲を入れるっていうのが俺らにとって重要だった。新しいものを作っていかないと転がらない。ベストっていう区切りに、力試しをしたかった。培ってきたものの評価を問うには、やっぱり新曲。それがベスト盤に入ることによって、ここから先まだまだ新しいものをいっぱい出して行くんだぞって宣言したかった。新曲の「ローハイド」は、このバンドが始まってからの歩みであり、もがきであり、かつ“こんなんじゃ終わらねえぞ”っていうノンフィクションな気持ちで書いた曲です。

──もなんで「ローハイド」だったの? これって古い西部劇でしょ。

光村 小さい頃から映画『ブルース・ブラザーズ』のローハイドのシーンがすごく好きだったから、ずっと刷り込みの中にあったんでしょうね。それがバンドの今の景色と重なった。俺らは音楽の旅をしているんだなっていうことに、逆に気づかされた。その瞬間、ベストにこの曲を入れたい、この曲で走りだすべきだなと思って。

坂倉 メンバーでじっくり話し合って、バンドとしてこの先こういうふうに行きたいっていう意思確認を形にしたものなので、その思いがいちばんこもっているなっていう気がします。これをベストの1曲目に入れられて、本当によかったです。

このタイミングで出す最新の曲がバンド名義になっているっていうのが、すごくNICOらしい

──もうひとつの新曲「パンドーラ」は?

光村 今回何曲か作った新曲のうち「パンドーラ」を気に入ってくれて、映画のイメージ・ソングに使いたいといううれしいサプライズがあった。今の俺らの非常にホットな部分が反映出来た曲だったんで、ひと足早く“次のモード”が見せられたって感じです。

古村 「パンドーラ」は、初めて作詞作曲のクレジットがバンド名になってます。“NICO Touches the Walls”名義は初めてです。今このタイミングで出す最新の曲がバンド名義になっているっていうのが、すごくNICOらしいんじゃないかなって思います。だって夢中で作ってて、気がついたらメンバーみんなで詞と曲を作ってたから。

──最後に、8月に行われる2度目の日本武道館公演に向けての意気込みを。

対馬 俺は武道館に勝ちたいですね(笑)。前回は武道館独特の雰囲気に飲まれた部分がすごいあった。そこをぶち破りたいっていう気持ちが強い。

古村 前回は緊張して記憶が飛び飛び。だから素敵な武道館のステージを、最初から最後まで実感して気持ちいいって思えるようにいろいろ準備していこうと思ってます。

坂倉 前に武道館でやったときに、親戚のおじさんから「お前らにじゃなくて、お客さんがお前らを大好きなことに感動した」って言われて悔しかった。今度は、こっちが盛り上げる番だと思ってます。

光村 武道館を楽しむこと。それが俺らにとって、新しい曲を作るエネルギーの原点になっていくと思います。


プロフィール

ニコ・タッチズ・ザ・ウォールズ/光村龍哉(vo、g)、古村大介(g)、坂倉心悟(b)、対馬祥太郎(ds)。2007年にミニアルバム『How are you?』でメジャーデビュー。

オフィシャルサイト


ライブ情報

ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ ヒミツキチ「カベ ニ ミミ」
02/01(土)東京・カベ ニ ミミ DAY1 「N」
02/02(日)東京・カベ ニ ミミ DAY2 Primitive-Night「I」
02/03(月)東京・カベ ニ ミミ DAY3 「I」
02/05(水)東京・カベ ニ ミミ DAY4 「C」
02/06(木)東京・カベ ニ ミミ DAY5 「B面 モ ヤットカナイト」
02/08(土)東京・カベ ニ ミミ DAY6 「門限 ハ マモラナイト」※10代限定公演
02/09(日)東京・カベ ニ ミミ DAY7 「O」
02/10(月)東京・カベ ニ ミミ DAY8 「BLUE MONDAY ヲ フットバサナイト」※社会人限定公演
02/12(水)東京・カベ ニ ミミ DAY9 「N」
02/13(木)東京・カベ ニ ミミ DAY10 「I」
02/15(土)東京・カベ ニ ミミ DAY11 「ヤケッパチナイト」※男性限定公演
02/16(日)東京・カベ ニ ミミ DAY12 「C」
02/17(月)東京・カベ ニ ミミ DAY13 「O」
02/19(水)東京・カベ ニ ミミ DAY14 「N」
02/20(木)東京・カベ ニ ミミ DAY15 「I」※auスマートパス会員限定公演
02/22(土)東京・カベ ニ ミミ DAY16 Primitive-Night「A」
02/23(日)東京・カベ ニ ミミ DAY17 「C」
02/24(月)東京・カベ ニ ミミ DAY18 「女子シカイナイト・・・」※女性限定公演
02/26(水)東京・カベ ニ ミミ DAY19 「リクエスト ニ 応エナイト」
02/27(木)東京・カベ ニ ミミ DAY20 「O」

NICO Touches the Walls LIVE 2014
05/31(土)大阪・Zepp Namba
06/01(日)大阪・Zepp Namba
06/03(火)愛知・Zepp Nagoya
06/14(土)東京・Zepp Tokyo
06/15(日)東京・Zepp Tokyo

日本武道館ワンマン・ライブ
08/19(火) 東京・日本武道館


リリース情報

2014.02.05 ON SALE
ALBUM『ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ ベスト』
キューンミュージック

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