chay -人気番組「テラスハウス」出演から生まれた、“さらけだし”ソング

chay - 人気番組「テラスハウス」出演から生まれた、“さらけだし”ソング

chay

人気番組「テラスハウス」に出演中の“まいまい”ことchayが、新曲「I am」をリリースした。番組出演で注目を浴びる一方、とまどいや葛藤を抱え込んだ時期も……。そんな日々を経て、chayが見つけた“私”とは?

TEXT BY 廿楽玲子


結構自分を見失うことが多いんですけど、そんなときはいつも歌に励まされてきた

──chayさんがシンガーを目指すようになったのはいつ頃なんですか

chay 両親の影響で1980年代の洋楽を聴いて育って、幼稚園の頃にはシンガーになりたいと思ってました。シンディ・ローパーを観て、“なんて楽しそうに歌うんだろう、こんな人になりたい!”と憧れて。小学生の時にはピアノで曲を作って、音楽の先生や友達に聴いてもらってました。

──ギターを始めたのは?

chay 大学に入ってからです。高校卒業と同時に音楽塾ヴォイス(YUIや絢香、家入レオらを輩出したミュージックスクール)に入って、大学の授業が終わると塾にこもって、毎日7時間くらい特訓してました。

──7時間も!

chay その頃、自分の個性ってなんだろうと考えていた時期でもあったんです。私はワンピースやヒールが大好きなんですけど、「その格好にギターは似合わない」と言われたりもして。だったらそのギャップを個性として活かしたい、そのためには誰よりもギターを弾けるようにならなきゃ! って、めっちゃ練習しました。もう夢中で、弾きながらヨダレが垂れてるのも気付かないくらい(笑)。

──それはすごい(笑)。そのモチベーションはどこから生まれたんでしょう。

chay 私、結構自分を見失うことが多いんですけど、そんなときはいつも歌に励まされてきたんです。例えばシンディ・ローパーの「トゥルー・カラーズ」を聴いて、“私の色ってなんだろう”って考えるきっかけや元気をもらったり。そのうちに今度は私が歌を届けたい、シンガー・ソングライターになりたいと思うようになりました。「トゥルー・カラーズ」は今も大切な曲で、ライブではいつも弾き語りしてるんですよ。

──自分を見失うようなときに、曲を書くこともあるんですか。

chay 今回の新曲「I am」を書いたときは、まさに自分を見失ってました(笑)。

──ということは、つい最近?

chay はい。私は2012年にメジャー・デビューしたんですけど、ずっと鳴かず飛ばずで。このままでは(メジャー)契約が切れてしまう、と焦っている時期に「テラスハウス」の入居者募集を見つけて、オーディションを受けて番組に出ることになったんです。出演後は想像をはるかに超える反響があって。例えば何気なく言った言葉ひとつで大勢の人に「嫌い!」って言われたり、いわゆる“大炎上”になっちゃって……。

いつも言葉を濁して曖昧な態度を取っていたら、テラスハウスのメンバーたちと壁ができてしまった

──日々の生活がテレビに映って、それを観たいろんな人の意見がネット上で拡散される。その矢面に立つっていうのは、大変なことだと思います。

chay しかも私は、もともと人に嫌われたくないっていう気持ちが人一倍強い性格で。“これを言ったら叩かれる”とか思ったら、何も言えなくなって……。いつも言葉を濁して曖昧な態度を取っていたら、テラスハウスで同居してるメンバーたちと壁ができてしまって。「まいまい(chay)は何を考えてるかわからないし、嘘くさい」と言われて、悔しくて……。でも、ここで言い返したらまた嫌われちゃうと思って、結局何も言えずに女子部屋に戻って、思ったことを書いたのが「I am」という曲なんです。

──曲を書いてみて、気持ちに変化はありました?

chay それが、自分の書いた曲に気付かされるっていう感じで。“君を思い遣ったふりをして”“結局のところはずっと傷つくのが怖かったんだ”っていう歌詞がまさにそうなんですけど、今までは、これを言ったら傷つくと思って言葉を濁すことで、人を思いやったつもりだったんです。“優しさなのに”と思ってた。でもみんなに「嘘くさい」とズタボロに言われて、それって結局自分を守ってるだけだったんだなって気付かされたんですよね。

──それに気付くのって、しんどいことですよね。

chay あまりにつらくて、痩せて、お肌もブツブツで……。でも、それを乗り越えられたのは、「この経験を歌にしよう」と思ったから。同居してるみんなにそう思われたのは事実なんだから、受け入れることにしよう、それに対して自分はどうするか考えようと。

シンガー・ソングライター、ミュージシャンとして、自分をさらけ出せるようになりたい

──音楽があったから踏んばれた。

chay そうなんです。だから本当に音楽を続けてよかった。今までは私、ありのままの自分でいたら嫌われると思ってたんです。私ってどうも、KYな性格らしくて(笑)。でもテラスハウスのみんなが「日常生活で垣間見える素のまいまいが好き」って言ってくれて、そんなことを言われたのは初めてで。

──それはうれしい言葉ですね。

chay 本当にそうで、最近は放送されちゃうとかあんまり気にせずにふるまってたら、テレビを観てる方たちも「最近好きになってきました」って言ってくれたりとか、どんどん環境が変わってきて。私はシンガー・ソングライター、ミュージシャンとして、自分をさらけ出せるようになりたいという思いもあって「テラスハウス」への入居を決めたので、今回「I am」が、その第一歩になった気がします。

──ミュージシャンとして、ここから始まるんですね。

chay はい。私にとって再スタートをきるシングルなので、“テラスハウスのまいまい”として私を知っていただいた人に、chayってこういう人なんだと知ってもらえたら。これからは歌を届けることで、“まいまい”から“chay”へ自然と変換してもらえたらいいなと思っています。

リリース情報

2014.01.29 ON SALE
SINGLE「I am」
ワーナーミュージック・ジャパン

J-20140203-MK-1751[初回限定盤CD+DVD]¥1,500+税
J-20140203-MK-1752

[通常盤/CD]¥1,200+税

  1. I am
  2. You tell me
  3. Just on my way

【初回限定盤/DVD】

  1. I am(MUSIC VIDEO)
  2. I am(LIVE)chay 1st free live @原宿クエストホール
  3. OFF SHOT

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