AKB48にリトグリ、BEGINと桐谷健太、氣志團も登場。1月の「Mステ」を音楽ブロガーが定点観測!

音楽ブロガー・レジーが、「ミュージックステーション」の放送内容を基に最新のJ-POP事情についてお届けする連載「月刊 レジーのMステ定点観測」。

2016年1月のMステは15日の2時間スペシャル「ラブソング王は誰だ!?ランキング」に加えて、22日と29日に通常放送がありました。3回のMステでのトピックについて、今月は前後編でお送りいたします。

まずはMステの定番出演者でもあるこの人たちの話題からどうぞ。

 

AKB48、Little Glee Monster:アイドルマーケットの先へ

29日の放送に出演したAKB48。NHKの朝ドラ「あさが来た」の主題歌でもあり、紅白でも披露された(その際にはNMB48名義でしたが)「365日の紙飛行機」をパフォーマンスしました。

朝ドラ主題歌ということもあってロングセールスを続けているこの曲について、トークパートでは「おじいちゃんがこの曲のCDを買おうとしたとき、店員がAKB48のCDを差し出したら“私が買いたいのはこれじゃない、だまされないぞ”と言った」なんていうエピソードが語られていました。

秋元康は以前「僕らの音楽」にて「漁村にある港のスピーカーで聴いても良いと思えるものがメジャーだ」みたいな話をしていましたが(ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文との対談でした)、素朴なメロディとシンプルなアレンジで構成されるこの曲はまさにそういうことを志向した曲なのかなと思いました。

ちなみに、昨年で総監督の座を退いた高橋みなみがいない布陣はこのグループの新章を想起させるものでもありましたが、後列に大ベテランの宮崎美穂がいたのはちょっと驚きました。期待の若手はたくさんいるのですが、このタイミングでなぜこの人選だったのでしょうか。ふとした瞬間にチャンスが巡ってくるのも48グループの面白さだったりします(4年半ぶりのMステ出演だったようです)。

同じく29日の放送にトップバッターとして登場したのがLittle Glee Monster(リトグリ)。ゴスペラーズのヒット曲「永遠に」をアカペラでカバーした後、昨年リリースのシングル曲「好きだ。」を披露しました。

「歌うま」というキャッチコピーが付いた女の子6人組ということで以前Mステに出演した際には「歌唱力をひけらかすような歌い方」がかなり気になったのですが、今回はナチュラルなパフォーマンスで好感を持ちました。

「好きだ。」は王道アイドルソング的な華やかさに少し懐かしい味付けがなされており、そこに6人のコーラスが乗ることでなかなかオリジナリティのある感触に仕上がっています。

この曲のコンポーザーの丸谷マナブは、AKB48の「ラブラドール・レトリバー」などを作ったヒットメーカー。リトグリが「アイドルど真ん中」の手法を取り入れながら表現の幅を広げていることがよくわかる人選です。

「女の子が集まって歌って踊れば売れる」というような市況になってから早数年が経ちますが、徐々にその波も沈静化の兆しを見せつつあります。今回この2グループが見せた歌にこだわる姿勢は、「アイドルだろうが何だろうが、楽曲と歌こそ何よりも大事」というあまりにも当たり前のことを改めて思い起こさせてくれるものでした。

 

BEGINと桐谷健太、氣志團:芸達者たちのMステ

22日の放送に出演したBEGINと桐谷健太。auのCMソングとして話題になっている「海の声」を披露しました。普段は歌手活動をしているわけではない桐谷健太にとって、この日のMステが初出演。

オープニングでは「今まで観ていただけだったけど、まさか出る側になるとは。華やかでテンションが上がっています」、トークパートでは「下手したら泣いてしまうかもしれない」と初々しいコメントを残していましたが、いざ歌が始まると三線を弾きながらの堂々とした歌を響かせていました。

映画「ソラニン」ではドラマーを、「BECK」ではラッパーを演じるなど音楽との関わりが密接なだけあって、ステージ上での立ち振る舞いはお手のものと言ったところでしょうか。この日の反響が大きかったようで、2月5日のMステへも再出演が決まっています。

29日の放送に出演したのが氣志團。「仮面ライダーゴースト」の主題歌でもある「我ら思う、故に我ら在り」を披露しました。

この日のハイライトは演奏前。この楽曲についてタモリとトークを始めた綾小路翔……かと思いきや、声色がだいぶ違う。スタジオ中が「あれ?」という感じの空気になるなか、別の場所から綾小路翔本人が登場。よく見ると、タモリの隣に座っていたのは綾小路翔の恰好をしたさまぁ~ずの大竹一樹でした。

これには後ろに座っていたAKB48のメンバーもびっくり! オープニングには本物が登場してその後そっと入れ替わったのことですが、これにはタモリも「気がつかなかった。急に太ったのかなと……」と驚きを隠せませんでした。

以前から「似てる」という声があったらしく、そんな縁で氣志團のニューアルバム『不良品』のジャケット写真にも大竹が登場しています。一流のエンターテイナーでもある彼ららしいサプライズでした。

[前編]はここまで。[後編]では1月のMステに出演したロックバンドと男性シンガーについてお届けします。2月5日(金)の配信をお待ちください!

 

【2016年1月15日放送分 出演アーティスト】
miwa「ヒカリヘ」
ゆず「かける」
NEWS「Touch」
ゲスの極み乙女。「ロマンスがありあまる」
槇原敬之「もう恋なんてしない」「No.1」
back number「ヒロイン」
平井 堅「僕は君に恋をする」「ON AIR」

【2016年1月22日放送分 出演アーティスト】
E-girls「ごめんなさいのKissing You」「Follow Me」
NEWS「ヒカリノシズク」
BLUE ENCOUNT「はじまり」
BEGINと桐谷健太「海の声」
ゲスの極み乙女。「両成敗でいいじゃない」
indigo la End「心雨」

【2016年1月29日放送分 出演アーティスト】
Little Glee Monster「永遠に」「好きだ。」
氣志團「我ら思う、故に我ら在り」
AKB48「365日の紙飛行機」
flumpool「夜は眠れるかい?」
勝利&健人 with ジャニーズJr.「Cha-Cha-Cha チャンピオン」「HiHi JET」
スガ シカオ「真夜中の虹」

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