時代は彼らが変える?平成生まれの宅録アーティストのハイレベルさを知る

1995年、小山田圭吾のソロプロジェクト、コーネリアスが2ndアルバム『69/96』をDTMを導入して制作したことが話題になった。

小山田圭吾の片腕的存在であるエンジニアの美島豊明が、まだ日本で浸透していなかったPro Toolsを取り入れて世間にDTM(デスクトップミュージック)が認知されていったわけなのだが、当時小学生くらいだった世代からしたらDTMがない時代のことなど想像もできないだろう。

彼らが高校1年生くらいになる2006年にはMacBookが登場し、金銭の問題はあるにせよプリセットで搭載されている各種エフェクターを使いこなして自宅でいくらでも音源制作が可能になったわけだ。

そんな時代に生まれてきた彼らはやはりデジタルに強い。ベテランも唸る平成初期生まれの宅録アーティストを紹介しよう。

 

Nohtenkigengo

動画はコチラ
平成元年生まれの花枝 明によるドリームポップソロユニット「Nohtenkigengo」。
作曲から録音までをひとりで手掛け、昨年10月にリリースした1stアルバム『Never』ではファイナルミックスとマスタリングをceroやザ・なつやすみバンドなどを手掛ける得能直也が担当している。トクマルシューゴや森は生きているも賛辞を寄せたという注目のアーティストだ。

 

OK?NO!!


大学のサークル内で結成したという渋谷系宅録ユニット「OK?NO!!」。サウンドクラウドに発表したtofubeats「水星」のカバーが4万回以上再生され注目される。

今年3月に行われた3rdアルバム『Rhapsody』のリリースパーティを最後に解散しているが、それぞれ音楽活動は続けている。

ちなみに、中心メンバーである上野 翔らが生まれたのが渋谷系の代名詞、フリッパーズ・ギターが解散した1991年なんだとか。時代を感じる……。

 

SACOYAN


平成元年生まれの宅録シンガーソングライター「SACOYAN」。ニコ生を中心にブレイクしネットレーベル「同窓会」からミニアルバムをリリースしている。

雑誌「SWICH」のインタビューで神聖かまってちゃんのボーカルギター、の子に語られたこともあるそうで、知る人ぞ知る実力派アーティストだ。

 

今の子たちって宅録でこんなすごいことができてしまうのか。「ものごころつく頃からITを親しんでいる世代」という意味の「デジタルネイティブ」に対して、スマホや動画を使いこなす1996年以降に生まれた世代を指す「ネオデジタルネイティブ」なんて言葉もある。

1996年生まれの初代ネオデジタルネイティブは現在19歳。6秒動画Vineでビートをループさせ曲を投稿する猛者も出てくるなど、新しい世代が作る音楽には驚かされるばかりだ。

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