オバマ大統領、キャメロン首相……大物政治家がなぜMVに!?

コールドプレイの新曲に、オバマ大統領が“参加”したことが話題になっている。オバマ大統領が参加したアルバム収録曲「Kaleidoscope」には、2015年6月にサウスカロライナ州で起きた銃乱射事件の犠牲者の追悼式で、オバマ大統領が歌った「アメイジング・グレイス」の音源が一部使用されているのだ。

コールドプレイによる斬新な取り組みとホワイトハウスの寛容さが話題になっているが、その他のアーティストのミュージックビデオにはアメリカ合衆国大統領のような大物政治家が登場しているものがあるので紹介しよう。

 

イギリス首相はノリノリで出演


まずはイギリスの人気ボーイズグループ、ワン・ダイレクションの「One Way or Another (Teenage Kicks)」。この曲のミュージックビデオには、イギリスのキャメロン首相が出演している。

「One Way or Another (Teenage Kicks)」は2013年にチャリティー団体「コミック・リリーフ」が主催するイベントのために制作されたチャリティ・ソング。2013年当時、現役の首相であったキャメロン首相は、家の前で踊るワン・ダイレクションに苦い顔をするおじさんの役をこなし、撮影後にワン・ダイレクションと撮った記念写真をツイートするなど、国民的スターとの共演を楽しんだ。

※その際のツイートはこちら


「現役首相なのにサービス精神がすごい」と思われるかもしれないが、実はコミック・リリーフに関わるのはイギリス首相にとって恒例行事。これまでにトニー・ブレアやゴードン・ブラウンら歴代首相もコミック・リリーフの番組に出演しているのだ。

 

オバマ大統領も就任直後に登場


次は、アメリカを代表するロックバンド、ボン・ジョヴィの「We Weren’t Born To Follow」。2009年にリリースされたこの曲のミュージックビデオに、就任したばかりのオバマ大統領が登場している。

「We Weren’t Born To Follow」はリーマンショックがもたらした世界的な不況のなか、暗い世相を激励するために作られた楽曲。「ポジティブな気持ちで、変化を目指して立ち上がろう」というこの曲のテーマに、黒人として初めて大統領に就任したばかりのオバマ大統領は適役であった。

だが、このミュージックビデオにオバマ大統領は「登場」しているが「出演」はしていない。ベルリンの壁の崩壊やスペースシャトルの打ち上げなどの変革を成し遂げてきた瞬間の映像のひとつとして、オバマ大統領の就任演説の模様が使われている。

 

全米をお騒がせ!あのMVに大統領選出馬前の姿が映り込み?


そして、「若かりし頃のオバマ大統領が出演している」と話題になったミュージックビデオも存在する。それはアトランタのヒップホップユニット、Doodge & Viper feat. Tag Teamによる1993年のヒット曲「Whoomp!」のミュージックビデオだ。

「キャップとサングラスで携帯電話を持った男性がオバマ大統領ではないか?」という噂がネット上で拡散され、最終的にはCNNなどでもニュースとして取り上げられ、大変な話題となった。しかし、ホワイトハウスの女性報道官が「ミュージックビデオに映っている男性はオバマ大統領ではない」と異例の発表を行った。

 

日本と違い、欧米では政治と音楽シーンの距離は意外と近い。コールドプレイもぜひとも「Kaleidoscope」のミュージックビデオを制作して、オバマ大統領と共演してほしい。

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