怖い!キモい!閲覧注意な日仏米のホラー系ミュージックビデオ

2015.12.07

映画「リング」や「呪怨」がハリウッドでリメイクされることで世界を席巻した“ジャパニーズホラー”。ミュージックビデオの世界でも、テレビから出てくる長髪女性や4足で高速で地を這う人間といったお約束を取り入れたジャパニーズホラー風のものは多い。

今回は、ジャパニーズホラー的な要素を多分に感じつつ、型にはまることなく新しい怖さを追求しているミュージックビデオを紹介しよう。

 

早熟10代ラッパーたちが生み出す新世代の怖さ


女子高生ラッパーとして名高いDAOKO が、「閃光ライオット」グランプリのPAGE、高校生ラップ選手権の異才GOMESSといった10代ラッパーと共に作り上げた「メギツネ」。

終始不穏なビートで展開される本曲。狐面や能面、透けて見える障子、死装束によって「伝統的な怖さ」が演出され、さらにばらまかれた錠剤や異常にリアルなボディペインティングが現代的なヤバさを醸し出している。まさに「夜にひとりでは絶対に観たくない」ジャパニーズホラー風な作品だ。

 

フランス版「リア充爆発しろ!」なエログロ映像


次はフランスのエレクトロミュージシャンDyEの「Fantasy」。こちらはジャパニメーション風の作画で展開されるホラーなアニメ作品だ。作画はフランス人アニメーター、ジェレミー・ペリンによるもの。

ビデオは男女4人組のティーンエイジャーが真夜中にプールに侵入するところから始まる。プールに飛び込み、水をかけあって遊び、ブールサイドではお酒を飲んでイチャイチャし始めるというリア充ぶりが描かれている。

しかし後半は一転、モンスターに変貌したティーンたちによるエログロな惨殺活劇が展開され、最後は異次元にワープ……。フランス人アニメーターによる「リア充爆発しろ!」なミュージックビデオである。

 

美少女ゲーム風ヤバ映像? 醸し出される圧倒的アングラ感


アメリカのエレクトロユニットMEISHI SMILEの「TEARS」は、日本のレトロな美少女ゲームのモチーフを巧みに取り入れている。

次々と登場するノイズのかかった美少女と、つぶやきのような不気味な文字が怖過ぎる。特に夜道にたたずむ顔の見えない美少女は、動画の再生を止めたくなるほど怖いので必見だ。

ポップではあるが、ノイズの効いたサウンドと相まって、「ヤバいものを観ている」と思わせるアングラな作品となっている。

 

これら3 本のミュージックビデオには、日本的なものが巧みに取り入れられたうえで、独特の怖さが表現されている。元々はオリジナルビデオから始まったジャパニーズホラーは、音楽に、世界に影響を及ぼしているのだ。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事を書いた人