松本潤がPerfumeにアドバイス?音楽ブロガーが11月の「Mステ」を定点観測!

Mステの放送内容を基に最新のJ-POP事情についてお届けする連載「月刊レジーのMステ定点観測」。

11月のMステは3回の通常放送がありました(13日、20日、27日)。11月26日には紅白歌合戦の出演者も発表されるなどいよいよ年末モードになってきましたが、[前編]はその紅白出場組についての話題をどうぞ。

 

紅白前哨戦:星野 源、Superfly、大原櫻子

27日の放送に出演していた星野 源。今年5月のシングル「SUN」のヒット以降はドラマやバラエティ番組でもその名前を聞くことが多くなり、ついには紅白歌合戦の初出場も決めるなどまさに乗りに乗っている状態です。

この日披露したのは12月2日リリースのニューアルバム『YELLOW DANCER』の収録曲であり、めざましテレビ(土曜日)のオープニング曲としても流れている「Week End」。

パフォーマンス前に本人も「ブラックミュージックを真似するのではなく、日本人としてのいろいろな要素を織り交ぜたい。ブラックミュージックというよりイエローミュージック」と発言していましたが、「Week End」はその言葉通り、スティーヴィー・ワンダーやアース・ウィンド&ファイアーとも地続きな「黒い要素」をしっかりJ-POPのフォーマットに落とし込んだ素晴らしい楽曲です。

ちなみにこの日の演奏時には、SAKEROCKでも星野 源とタッグを組んでいた伊藤大地がバックバンドのドラマーとして出演。ロックフェスにおいては同じ日の複数のステージに登場するなど「見ないときはない」と言う感じの彼ですが、Mステで姿を見るのは非常に新鮮でした。

 

最近恒例となっている出演アーティストの紹介VTRで「星野 源が今一目置くソウルフルな歌声のアーティスト」と紹介されていたのが、同じく27日に出演していた(そして同じく紅白初出場の)Superfly。

ヒット曲の数やこれまでのCDセールス数などではSuperflyのほうが実績はあるはずなので不思議な紹介の仕方だなと思っていたら、星野 源も「一目置くとか滅相もございません、大先輩」と恐縮しっぱなしでした。

この日披露された「黒い雫」は、ギターのリフが印象的なロック色の強いナンバー。モノクロの衣装で顔を隠したダンサーとシンクロするパフォーマンスはYUKIの「JOY」を彷彿とさせるものになっています。

この演出はミュージックビデオと同じものですが、先日のサカナクション「新宝島」や7月のSEKAI NO OWARI「ANTI-HERO」など、ミュージックビデオと連動したステージセットはMステにおいてすっかり定番となってきましたね。

アーティストとしても自らの伝えたいことをしっかり表現できるので、パフォーマンスのし甲斐があるのではないかと思います。

 

13日に出演していたのが、こちらも紅白初出場となる大原櫻子。先日は「タモリ倶楽部」にも出演するなど活動の幅を広げている彼女ですが(アマチュア無線というマニアックな話題にひたすら困惑する姿がかわいかったです)、この日は「映画ちびまるこちゃん イタリアから来た少年」の挿入歌となっている「キミを忘れないよ」を披露しました。

作詞は「ちびまるこちゃん」の作者でもあるさくらももこ、作曲は大原櫻子作品ではお馴染みの亀田誠治という豪華なタッグで作られたバラードを切々と歌い上げる姿は素敵でしたが、個人的にはそろそろこの歌唱力をもうちょっとクセのある楽曲で聴いてみたいという思いが強くなってきています(以前も一度書きましたが)。

「しっとりバラード」「さわやかポップソング」ではない曲を歌えば、彼女の新しい魅力が開花するのではないでしょうか……。

 

節目の新境地:Perfume、いきものがかり

13日に出演していたPerfumeは、昨年のワールドツアーに密着したドキュメンタリー映画「WE ARE Perfume WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」のために書き下ろされた新曲「STAR TRAIN」を披露。

ゆったりとしたテンポで進む大らかなメロディやシングアロングを意識したようなフレーズなど、デビュー15周年+メジャーデビュー10周年という節目を経て新しい世界に踏み出そうというグループの気概が感じられるあらたなトライが多数ある楽曲に仕上がっています。

この日はこれまでのMステの出演時において印象に残っているパフォーマンスベスト3を発表する企画がありましたが、1位は「Magic of Love」での「画面3分割でひとりずつが映る場面で、細長い画面に振付がちゃんとすべて収まるように動きを小さくした」というもの。

これはその日のリハーサル時に嵐の松本 潤からアドバイスを受けたとのことですが、その流れで「松本 潤は関ジャニ∞のライブについて構成に関する意見をくれることが多い」という話も出ていました。

ついでに言うとPerfumeが以前「ひみつの嵐ちゃん」に出演した際にも、「テレビで放送されていたPerfumeのライブを観た松本から“フリが揃っていなかった”とダメ出しをされた」というエピソードが披露されていました。至るところで自分の意見を伝える松本潤の「エンターテインメントに対する真剣な姿勢」が伝わってきますね。

 

同じく13日に出演していたいきものがかりが披露したのは新曲「ラブとピース」。ソウルミュージックテイストのアレンジは、彼らには珍しく「時流を意識したもの」のように思えました。

来年3月にはデビュー10周年、ここ数年は「国民的」というポジションを維持している彼らですが、そんななかでも自らの表現を微妙にチューニングしながら日々新しいものを生み出そうとしているのだなというのを今回の曲からは実感しました。この路線の楽曲ももうちょっと聴いてみたいです。

前編は以上になります。[後編]では48グループそれぞれの動きや懐かしいあの曲について取り上げたいと思いますので12月4日(金)の[後編]をお待ちください!

 

【2015年11月13日放送分 出演アーティスト】
NMB48「Must be now」
back number「クリスマスソング」
いきものがかり「ラブとピース!」
大原櫻子「キミを忘れないよ」
関ジャニ∞「言ったじゃないか」「勝手に仕上がれ」
Perfume「STAR TRAIN」

【2015年11月20分 出演アーティスト】
AI 「Story」
カーリー・レイ・ジェプセン「I Really Like You」
HKT48 feat.氣志團「しぇからしか!」
aiko「プラマイ」
JUJU「What You Want」
KinKi Kids「夢を見れば傷つくこともある」

【2015年11月27分 出演アーティスト】
ラブ・クレッシェンド(SKE48)「コップの中の木漏れ日」
星野 源「Week End」
Superfly「黒い雫」
SHISHAMO「君とゲレンデ」
My Little Lover「Hello, Again 〜昔からある場所〜」
近藤真彦「大人の流儀」

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